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Concert  コンサート情報

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波多野睦美 歌曲の変容シリーズ 第16回
愛の歌集 〜ギターと声の夜~

2025年1118日(火) 19:00開演
全席指定 5,500

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波多野睦美(メゾ・ソプラノ)
大萩康司(ギター)

時代を超えた歌曲の魅力を波多野睦美の歌で再発見する「歌曲の変容シリーズ」第16回。初共演から10数年を重ね、アンサンブルとレパートリーを深めてきた波多野睦美&大萩康司のデュオ。ギターと声との決定版とも言える魅力的なプログラムをお届けします。

 

Message from the Artist

 

舞台で奏でられている楽器が消えてしまうことがあります。
弾いている奏者の体に楽器が溶けるときです。
その楽器と共にあることが自然である奏者を見るとき。
大萩康司さんの演奏をはじめて聴いたときも、ギターは消えてなくなりました。
その音の純度に驚きながら、彼自身がギターなのだ、と思えたのです。
それ以来、たくさんの機会と音楽を共有してきました。
大萩さんと共に編んできた時と音が、このコンサートの余白を豊かに彩ってくれるでしょう。
秋の空気の中、ギターと歌の音楽をゆったりとお楽しみいただければ幸いです。

 

波多野睦美

プログラム

ダウランド:流れよ わが涙 
シューベルト:アヴェ・マリア
ブリテン編:秋の風 
ファリャ編:7つのスペイン民謡 
ブローウェル:愛の歌集
高橋悠治:時
グレネ/ブローウェル編:キューバの子守唄 (ギター・ソロ)

プロフィール

(c)Toshiyuki Kohno

波多野睦美(メゾ・ソプラノ)

英国トリニティ音楽大学声楽専攻科修了。シェイクスピア時代のリュートソングでデビュー後、「マタイ受難曲」他の宗教曲、ヘンデルのオラトリオ、「オルフェーオ」「ポッペアの戴冠」(モンテヴェルディ)などのオペラのソリストとして数々のバロックオーケストラ、指揮者と共演。近現代の作品にも積極的に取り組み、「歌曲の変容」と題したシリーズを2005年から王子ホールで続け、古楽から現代にいたる独自の歌曲プログラムを探求。現代の音楽では、作曲家の深い信頼を得て間宮芳生作品のアメリカでの世界初演、オペラ「ポポイ」、サイトウキネンフェスティバル(現OMF)「武満 徹メモリアルコンサート」、水戸芸術館「高橋悠治の肖像」、サントリーホール「作曲家の個展2013権代敦彦」「サマーフェスティバル2016 ジャック・ボディ/死と欲望のダンス」他。CDは「イタリア歌曲集」「悲しみよとどまれ」他の古楽器との共演の他、高橋悠治(作曲/ピアノ)との「ねむれない夜」「猫の歌」、シューベルト「冬の旅」、栃尾克樹(バリトンサックス)とのトリオ「風ぐるま」、大萩康司(ギター)との「コーリング・ユー」「プラテーロとわたし」、北村 聡(バンドネオン)との「想いの届く日」他多数。NHK「ニューイヤーオペラコンサート」「名曲アルバム」「BSクラシック倶楽部」、テレビ朝日「題名のない音楽会」等に出演。今秋、大萩康司との新作CDをリリース予定。


(c)Simon Sekiya

大萩康司(ギター)

パリのエコール・ノルマル音楽院、パリ国立高等音楽院で学ぶ。1998年ハバナ国際ギター・コンクール第2位、併せて審査員特別賞「レオ・ブローウェル賞」受賞。その後イタリアのキジアーナ音楽院でオスカー・ギリアに師事し、4年連続最優秀ディプロマを取得。ギターを萩原 博、中野義久、福田進一、キャレル・アルムス、アルベルト・ポンセ、オリヴィエ・シャッサンに、ソルフェージュを山田順之介、リュート、テオルボ、バロック・ギターをエリック・ベロックに、室内楽をラスロ・アダディに師事。近年では2019年に井上道義指揮/NHK交響楽団と《アランフェス協奏曲》を演奏し好評を博した他、ラ・フォル・ジュルネTOKYO、セイジ・オザワ松本フェスティバル、霧島国際音楽祭、宮崎国際音楽祭等の代表的な音楽祭に定期的に招かれている。また、モスクワ、コロンビア、キューバ、台湾等での国際フェスティバルにもソリストおよびマスタークラス講師として招かれている。NHK「ららら♪クラシック」「クラシック倶楽部」、MBS「情熱大陸」、テレビ朝日「題名のない音楽会」等メディアへの出演多数。第6回ホテルオークラ音楽賞、第18回出光音楽賞受賞。現在、洗足学園音楽大学、大阪音楽大学各客員教授。デビュー以来、18枚のCD、2枚のDVDをリリース。20年にはC=テデスコの傑作「プラテーロとわたし」全28曲を波多野睦美の朗読で録音。