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Concert  コンサート情報

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transit Vol.21
ボーダン・ルーツ

2025年118日(土) 15:00開演
全席指定 4,500

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ボーダン・ルーツ(ヴァイオリン)
田村 響(ピアノ)

若い才能や未知のアーティストをご紹介するtransitシリーズの21回目は、2023年ロン=ティボー国際コンクール第1位、ウクライナ出身のボーダン・ルーツの初来日コンサート。17歳で国際コンクールに優勝して以来数々の賞を受賞し、現在スイスのミュンヘン音楽アカデミーで学んでいます。今回のプログラムは持ち味の伸びやかで艶のある美音を十二分に発揮するもの。支えるピアノは、盤石な田村 響。奇しくも世代を越えたロン=ティボー1位同士の期待の共演となります。
プログラム

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004より 「シャコンヌ」
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ短調 Op.45

 

********** 休憩 **********

 

ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 Op.27-3 「バラード」
サン=サーンス/イザイ:ヴァイオリンとピアノのためのワルツ形式の練習曲 Op.52-6

プロフィール

ボーダン・ルーツ(ヴァイオリン)

2023年ロン=ティボー国際コンクールのヴァイオリン部門で第1位を獲得し、併せて聴衆者賞、評論家賞、オーケストラ賞を受賞した。04年ウクライナのリヴィウに生まれ、キーウ州立音楽学校を経て現在はスイスにあるミュンヘン音楽アカデミーに学んでいる。これまでにスロヴァキア国際コンクールにて第1位、第17回コチアン国際ヴァイオリン・コンクール第2位、第10回アルテュール・グリュミオー国際ヴァイオリン・コンクール第3位、22年17歳でカール・ニールセン国際コンクール第1位を受賞。ヨーロッパ各国でのリサイタルに加え、メニューイン音楽祭やフランスのヴェルビエ音楽祭にも出場している。指揮者はミシェル・プラッソン、アンナ=マリア・ヘルシング、ヤロスラフ・シュメット、ユレク・ディバウ、ジャン=ジャック・カントロフ他をはじめコペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団、デンマークのオーデンセ交響楽団、リヴィウ国立フィルハーモニー交響楽団など多数のオーケストラや室内アンサンブルと共演を果たしている。25年2月に山田和樹指揮モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団とのデビューコンサートで大成功を収め、5月にはマリー・ジャコー指揮トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団にデビュー予定。CDはゴルカ・レコーズよりJ.S.バッハの作品がリリースされている。使用楽器はWalter Fischli氏より貸与されている“カルロ・アントニオ・テストーレ”。


(c)武藤 章

田村 響(ピアノ)

2007年ロン=ティボー国際コンクールにおいて弱冠20歳で第1位に輝き、一躍世界に注目されるに至った。09年ビシュコフ指揮ケルン放送交響楽団の定期演奏会デビューと日本ツアーを行った他、これまでに、N響、読響、都響、新日本フィル、日本フィル、名古屋フィル、京響、大阪フィル、日本センチュリー響、東京シティ・フィル、神奈川フィル、仙台フィル、群響などと共演。日本各地でリサイタルを行う。室内楽活動にも力を入れており、アントニオ・メネセス、宮田 大、神尾真由子、三浦文彰等と共演を重ねる他、同世代のアーティストとも多数共演する。また、19年にはマニュエル・ルグリがプロデュースするバレエ作品にも出演。1986年愛知県安城市生まれ。3歳よりピアノを始める。18歳でザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学に留学。15年大阪音楽大学大学院修了。深谷直仁、清水皇樹、クラウディオ・ソアレス、クリストフ・リースケに師事。これまでに4枚のソロCDをリリース。06年第16回出光音楽賞、15年第70回文化庁芸術祭音楽部門新人賞等、受賞多数。現在、京都市立芸術大学准教授として後進の指導にも力を入れている。