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Concert  コンサート情報

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2023年ジュネーヴ国際音楽コンクール弦楽四重奏部門第1位

transit Vol.20
NOVOカルテット

2025年1023日(木) 19:00開演
全席指定 4,500

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加藤ミュラー香耶(第1ヴァイオリン)
ニコライ・ヴァシリ・ネデルガード(第2ヴァイオリン)
ダニエル・シュレジンスキ(ヴィオラ)
シーネ・エブストラップ・ビッチェ(チェロ)

若い才能や未知のアーティストをご紹介するtransitシリーズの20回目は、2023年ジュネーヴ国際音楽コンクール弦楽四重奏部門第1位を受賞したデンマークのカルテットが登場します。若いながら懐が深い豊かな音楽性で時に力強く重厚に、優しく軽やかに語りかけてくる4人の音楽がとても素敵。プログラムは、厳粛なる「セリオーソ」から、彼らがこの曲に込められた深いメッセージを伝えたいであろうショスタコーヴィチの第8番、そして堂々たる名曲「ラズモフスキー第3番」で真価を問います。
プログラム

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調 Op.95 「セリオーソ」
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第8番 ハ短調 Op.110

 

********** 休憩 **********

 

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第9番 ハ長調 Op.59-3 「ラズモフスキー第3番」

プロフィール

(c)Maya-Matsuura

NOVOカルテット(弦楽四重奏)

2023年ジュネーヴ国際音楽コンクール弦楽四重奏部門で第1位及び4つの特別賞を受賞、続くハイデルベルクのアイリーン・スティールズ・ヴィルシング国際弦楽四重奏コンクールやカール・ニールセン国際室内楽コンクール、トロンハイム国際室内楽コンクールで第1位と上位入賞を果たしている。デンマーク芸術財団の「ヤング・アーティスティック・エリートプログラム2024-26」に選ばれ今後ワールドワイドな活動が約束されており、今年1月に行われたウィグモア・ホールでのコンサートはチケット完売、スタンディングオベーションを受けての大成功に終わった。彼らはデンマーク王立音楽院のティム・フレデリクセンに4年間師事後、ウィーン国立音楽大学に留学。さらに、パリ高等音楽院でアルフレッド・コルトーのエリートプログラムに参加し研鑽を積んだ。デンマークの現代作曲家の作品にも取り組んでおり、25年秋にはCDもリリースされる。


(c)Hein-Photograph

加藤ミュラー香耶(第1ヴァイオリン)

デンマーク系日本人。8歳でデンマーク国立交響楽団にてデビュー。以後カーネギー・ホールやウィーン楽友協会をはじめ世界各地で公演を行っている。2020年には「レオニー・ソニング音楽賞」および「ヤコブ・ゲーゼ奨学金」などデンマーク最大の賞を受賞。デンマーク王立音楽院ディプロマコースを首席で卒業。ピンカス・ズーカーマンやニコライ・ズナイダーなどのマスタークラスに参加。使用楽器はアウグスティヌス財団から貸与された1800年製ジョヴァンニ・バッティスタ・グァダニーニ。


(c)Hein-Photograph

ニコライ・ヴァシリ・ネデルガード(第2ヴァイオリン)

ストックホルム国際ヴァイオリン ・コンクールで第2位を獲得し、同時にスウェーデンの作品に対して特別賞として最優秀解釈賞を受賞した。さらにクロアチアのダレキ・アコルディ・コンクール第1位を獲得。ミラン・ヴィテックやセルゲイ・クラフチェンコなどの著名な音楽家のマスタークラスにも参加している。使用楽器はアウグスティヌス財団から貸与された1706年製デイヴィッド・テッヒラーのヴァイオリン。


(c)Hein-Photograph

ダニエル・シュレジンスキ(ヴィオラ)

デンマーク王立交響楽団、デンマーク国立交響楽団、オールボー交響楽団、フェロー諸島交響楽団などのオーケストラと定期的に共演。これまでにピンカス・ズーカーマン、ローレンス・パワー、ピーター・ヘレスタール、カタジナ・ブドニックなどの著名な演奏家のマスタークラスに参加。使用楽器はアウグスティヌス財団から貸与された2021年製ノエミー・ヴィオー。


(c)Hein-Photograph

シーネ・エブストラップ・ビッチェ(チェロ)

デンマーク王立音楽院にて修士号を取得し、ニューヨーク、マンハッタン音楽院でデビッド・ゲーバーに師事。スロヴェニアで行われた国際コンクールのファイナリストやデンマークの新聞社主催のコンクールで優勝、併せて優秀賞を受賞している。さらに、ヤコブ・ゲーゼ音楽賞を3年続けて受賞している。使用楽器は自身が所有するヴォイチエフ・トパのモダン・チェロ。