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Concert  コンサート情報

カルテット・アマービレ
ベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏会 Vol.4(全6回)

2025年228日(金) 19:00開演
全席指定 5,500

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篠原悠那(第1ヴァイオリン)
北田千尋(第2ヴァイオリン)
中 恵菜(ヴィオラ)
笹沼 樹(チェロ)

カルテット・アマービレのベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏会の4回目。彼らのチクルスも折り返し地点です。プログラムは初期と後期から。聴覚の障害や女性との別れ…。若くして成功を手にしながら不安や悩みと葛藤するベートーヴェンの心の叫びを聴くかのようなハ短調が象徴的な第4番。続く第16番は生涯最後の弦楽四重奏曲。死を前に朗らかさと重さが交錯する不思議な曲。第12番は前作から14年のブランクを経て最初に着手した弦楽四重奏曲で、スケールの大きさ、内なる声の深さから成る晩年の心境を物語ったとされる最高の作品群の1曲。あらゆる技巧を超越した幽玄さを求められる作品に再始動の彼らが立ち向かいます。
プログラム

ベートーヴェン
  :弦楽四重奏曲 第4番 ハ短調 Op.18-4
  :弦楽四重奏曲 第16番 ヘ長調 Op.135

 

********** 休憩 **********

 

  :弦楽四重奏曲 第12番 変ホ長調 Op.127

プロフィール

(c)MIHO KAKUTA

カルテット・アマービレ(弦楽四重奏)

2016年9月難関で知られる第65回ARDミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門第3位に入賞、あわせて特別賞(コンクール委嘱作品の最優秀解釈賞)を受賞。19年には、ニューヨークで行われたヤングコンサートアーティスト国際オーディションで第1位を獲得。磯村和英、山崎伸子に師事。21年ホテルオークラ音楽賞受賞。20年よりハクジュホール“BRAHMS Plus”シリーズ、21年より王子ホール“ベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏会”シリーズに取り組んでいる。マルタ・アルゲリッチ、クシシュトフ・ヤブウォンスキ、ダン・タイ・ソン、ポール・メイエらと共演するなど、今後の活躍が期待されるカルテットである。


(c)MIHO KAKUTA

篠原悠那 (ヴァイオリン)

2023年第17回岩城宏之音楽賞受賞。第80回日本音楽コンクール第2位、並びに岩谷賞(聴衆賞)受賞。フジテレビ系アニメ「四月は君の嘘」ヒロイン役モデルアーティスト。16年EPIC SONYよりCD「Estreno」をリリース。桐朋女子高等学校音楽科を首席で卒業、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コース修了、スイス・国際メニューイン音楽アカデミー修了、桐朋学園大学大学院修士課程修了。山下金彌、辰巳明子、マキシム・ヴェンゲーロフ、篠崎史紀に師事。室内楽を藤井一興、徳永二男、磯村和英他に師事。24年1月より日本センチュリー交響楽団客員コンサートマスターに就任。使用楽器は1832年製G.F.プレッセンダex Carl Flesch(宗次コレクション)。


(c)MIHO KAKUTA

北田千尋(ヴァイオリン)

第7回仙台国際音楽コンクール第4位。第65回全日本学生音楽コンクール全国大会中学生の部第1位。いしかわミュージックアカデミーIMA奨励賞受賞。ミュージックアカデミーinみやざき優秀賞受賞。霧島国際音楽祭賞受賞。東京・春・音楽祭、宮崎国際音楽祭、霧島国際音楽祭、別府アルゲリッチ音楽祭等に出演。これまでに、日本フィル、仙台フィル、スロヴァキア放送響など国内外のオーケストラと共演。ヴァイオリンを川本義幸、小室瑛子、村上直子、篠﨑功子、堀米ゆず子に師事。桐朋学園大学音楽部、同大学院修士課程卒業後、ブリュッセル王立音楽院にて研鑽を積む。2024年7月より広島交響楽団コンサートマスターに就任。


(c)MIHO KAKUTA

中 恵菜(ヴィオラ)

4歳よりヴァイオリンを始め、21歳でヴィオラに転向。桐朋学園大学音楽学部を卒業後、ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンマスター課程修了。テレビ朝日「題名のない音楽会」、NHK-FM「リサイタル・パッシオ」、東京・春・音楽祭、ヴィオラスペース、B→C、宮崎国際音楽祭、霧島国際音楽祭、北九州国際音楽祭、他多数出演。「第5回 次代へ伝えたい名曲 今井信子ヴィオラ・リサイタル」にて、今井信子と共演。これまでに、ヴァイオリンを久保良治、ヴィオラを佐々木 亮、ヴァルター・キュスナーに師事。元新日本フィルハーモニー交響楽団首席ヴィオラ奏者。使用楽器は1722年製D.モンタニャーナ(宗次コレクション)。


(c)Kei Uesugi

笹沼 樹(チェロ)

ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール、東京音楽コンクール、日本音楽コンクールなどで優勝、入賞。学習院大学ドイツ語圏文化学科卒業、桐朋学園大学院修士課程修了。堤 剛、アンリ・ドゥマルケットに師事。ソリストとして新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、プラハ国民劇場オーケストラ、東京都交響楽団、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団他と共演する他、国内外の音楽祭で著名な演奏家との室内楽演奏も盛んに行う。パリエコールノルマル音楽院エリート課程を経て、現在ベルギーエリザベート王妃音楽大学にてアーティストインレジデンス在籍中。2022年第20回齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。東京交響楽団客演首席奏者。使用楽器は1771年製C.F.ランドルフィ(宗次コレクション)。