フランチェスコ・トリスターノ
2025年7月2日(水) 19:00開演
全席指定 7,000円
バッハとテクノ音楽の世界をしなやかに行き来するフランチェスコ・トリスターノ。王子ホールでは、彼のバッハ道を共に歩んでいます。2013年から今日まで「ブクステフーデ&バッハ」「フランス組曲」「パルティータ」「ゴルトベルク変奏曲」、コロナ禍を経ての「イギリス組曲」。そして今回は「トッカータ」。バッハに影響を与えたブクステフーデのトッカータを序奏に据え、様々な要素が混ざり合った万華鏡のような全7曲を、トリスターノは自由な発想で演奏します。新しい音楽の可能性を提示してくれるに違いありません。
ブクステフーデ:トッカータ ト長調 BuxWV165
J.S.バッハ:トッカータ 全7曲
嬰ヘ短調 BWV910
ハ短調 BWV911
ニ長調 BWV912
********** 休憩 **********
ニ短調 BWV913
ホ短調 BWV914
ト短調 BWV915
ト長調 BWV916
(c)Ryuya Amao |
フランチェスコ・トリスターノ(ピアノ) 1981年ルクセンブルク生まれ。バロック音楽、現代音楽、テクノ音楽、自作のレパートリーで世界中を駆け巡り、またJ.S.バッハのピアノ作品全録音という意欲的なプロジェクトを続けながら、一方で電子音楽レーベルにダンス・アルバムの録音活動をしている。2004年のオルレアン(フランス)20世紀音楽国際ピアノコンクールで優勝、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ・フェスティバル、ルール・ピアノ・フェスティバル等著名な音楽祭に招待される。01年の初レコーディングではバッハの「ゴルトベルク変奏曲」を録音。10年3月、ユニバーサル・クラシック&ジャズ(ドイツ)と専属契約を結び、翌年3月ドイツ・グラモフォンから「bachCage」をリリース。12年3月、京都コンサートホールでドイツ・グラモフォンCD第2弾「Long Walk」を録音、9月にリリース。14年6月、アリス=紗良・オットとのピアノ・デュオのアルバル「スキャンダル」をリリース。16年3月、ライプツィッヒで自作のピアノ協奏曲「Island Nation」をクリスチャン・ヤルヴィ指揮MDR交響楽団と世界初演、17年11月すみだトリフォニーホールで、同曲をクリスチャン・ヤルヴィ指揮新日本フィルハーモニー交響楽団と日本初演する。さらに同12月には、坂本龍一の招きでグレン・グールド生誕85周年「Glenn Gould Gathering」プロジェクト(会場:草月ホール)に参加、グレン・グールドが作曲した曲等を演奏する。17年、ソニー・クラシカルと録音契約を結び、「ピアノ・サークル・ソングス」(2017)、「東京ストーリーズ」(2019)、「オン・アーリー・ミュージック」(2022)をリリース。23年10月、フランチェスコ・トリスターノの録音を出版するために新しく設立されたレーベル“intothefuture”からバッハの「イギリス組曲」を、24年6月にバッハの「フランス組曲」をリリースする。22年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の番組終わりの大河紀行で、フランチェスコ・トリスターノのピアノ演奏が流れた。 |