森谷真理 Spirit of Language -言霊- Vol.2
~Harawii 愛と死の歌~
2025年6月13日(金) 19:00開演
全席指定 6,000円
舞台女優のようなオーラを放ち、多彩な声音で聴く人を魅了するソプラノの森谷真理。オペラで脚光を浴びる一方で学生時代から大切にしてきた、言葉と音楽が密接に結びついた歌の数々を言霊“言葉に宿るもの”にしてお届けする歌曲のシリーズの2回目。今回は、ベルクの『初期の7つの歌』を前半に置き、フランスの現代音楽の作曲家メシアンが1945年に作曲・作詞した連作歌曲。『ハラウィ―愛と死の歌』全12曲です。名ピアニスト山田武彦と共に繰り広げるドラマをご堪能ください。
アルバン・ベルク:初期の7つの歌(1907)
1. 夜
2. 葦の歌
3. ナイチンゲール
4. 夢にみた栄光
5. 室内にて
6. 愛の頌歌
7. 夏の日
********** 休憩 **********
メシアン:ハラウィ 愛と死の歌
1. 眠っていた町、おまえ
2. おはよう、緑の鳩よ
3. 山々
4. ドゥンドゥ・チル
5. ピルーチャの愛
6. 惑星の周期運動
7. 告別
8. シラブル
9. 階段は太陽の姿を繰り返し語る
10. 愛する星の鳥
11. 星になったカチカチ
12. 闇の中に
(c)TAKUMI JUN | 森谷真理(ソプラノ) 今最も注目を集めるソプラノの1人。武蔵野音楽大学、同大学院卒業後、ニューヨークのマネス音楽院修了。世界各地のコンクールにて優勝、受賞。欧米ではメトロポリタン歌劇場にて2006年に《魔笛》夜の女王で大成功を収めたのをはじめ、リンツ州立劇場の専属歌手を務め、ウィーン・フォルクスオーパーなど多数の歌劇場で活躍。22年にはザクセン州立歌劇場で《蝶々夫人》を主演し、注目を集めた。国内では、兵庫県立芸術文化センター《夏の夜の夢》、日生劇場《ランメルモールのルチア》、二期会《蝶々夫人》《サロメ》《ルル》表題役、新国立劇場《カルメン》《蝶々夫人》《ジュリオ・チェーザレ》等に出演。びわ湖ホールプロデュースオペラには《リゴレット》《魔笛》《ラインの黄金》《ワルキューレ》《神々の黄昏》《ローエングリン》《ニュルンベルクのマイスタージンガー》に出演を重ね、24年《ばらの騎士》では絶賛、25年には《死の都》に出演。24/25の年末年始にはドイツのズールとライプツィヒでデニス・ラッセル・デイヴィス指揮MDR交響楽団とフィリップ・グラスの「The Voyage」を共演。コンサートレパートリーもバロックから近現代曲と幅広く、近年ではプーランク《人間の声》、ベルク『ヴォツェックより3つの断章』、R.シュトラウス『4つの最後の歌』では高評された。名古屋音楽大学准教授、東京藝術大学講師、洗足学園音楽大学講師。 |
(c)井村重人 | 山田武彦(ピアノ) 東京藝術大学大学院作曲専攻修了。1993年フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院ピアノ伴奏科に入学、同クラスの7種類の卒業公開試験を、審査員の満場一致により首席で一等賞(プルミエ・プリ)を得て卒業。フランスの演奏団体である2e2m、L'itineraire、Triton2等でソリストとして演奏し、現代音楽の紹介を務める。またフランス北部のランス市において大戦後50周年記念式典のために、ヘブライ語による委嘱作品を発表。帰国後はピアニストとして数多くの演奏者と共演、的確でおおらかなアンサンブル、色彩豊かな音色などが好評を博し、コンサート、録音、放送等の際のソリストのパートナーとして厚い信頼を得る。最近では、三浦一馬キンテート、東京グランド・ソロイスツ(TGS)などユニークなコンサートの企画にも参加している。東京藝術大学招聘教授を経て現在同大学ソルフェージュ分野主任、洗足学園音楽大学客員教授。全日本ピアノ指導者協会正会員、日本ソルフェージュ研究協議会理事、日本ピアノ教育連盟会員。 |