河村尚子が贈る音楽の旅 Vol.2
Nos Dames - 我らの女性
2025年4月25日(金)19:00 開演
全席指定 6,500円
充実の時を迎えている国際派ピアニスト、河村尚子が贈る音楽の旅。親密な空間だからこそ詳らかに表現できる密やかな曲を織り交ぜながら、一人一人の心に彩を添える音楽の旅をお届けします。今回は、女性が社会で活躍することが困難であった19世紀から20世紀にかけて、作品を創り続けた3人の才気ある女性作曲家、イギリスのレベッカ・クラーク、ドイツのクララ・シューマン、スウェーデンのアマンダ・レントヘン=マイエルに焦点を当てて、仲間と共にデュオから四重奏まで現代にも通ずる時代を旅します。
レベッカ・クラーク
:ピアノ三重奏曲
:ヴィオラ・ソナタ
********** 休憩 **********
クララ・シューマン: 3つのロマンス Op.22
アマンダ・レントヘン=マイエル:ピアノ四重奏曲 ホ短調
(c)Marco Borggreve |
河村尚子(ピアノ) ミュンヘン国際コンクール第2位、クララ・ハスキル国際コンクール優勝。ドイツを拠点に、ウィーン響、バイエルン放送響などにソリストして迎えられ、室内楽でもカーネギー・ホールなどで演奏。日本ではP.ヤルヴィ指揮NHK響など国内主要オーケストラと共演を重ねる傍ら、ヤノフスキ指揮ベルリン放送響、ビエロフラーヴェク指揮チェコ・フィル等の日本ツアーに参加。文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞ほか、2020年には第32回ミュージック・ペンクラブ音楽賞独奏・独唱部門賞、第12回CDショップ大賞2020・クラシック賞、第51回サントリー音楽賞を受賞。主なCDに、19年10月リリースの、「熱情」「ワルトシュタイン」を含むベートーヴェンのピアノ・ソナタ集、「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番&チェロ・ソナタ」など(RCA Red Seal)。24年はデビュー20周年を迎え、9月に記念のツアーを行い、新しいアルバム「20-Twenty」を発売。現在、ドイツのフォルクヴァング芸術大学教授。 |
(c)Yuji Ueno |
岡本誠司(ヴァイオリン) 2014年第19回J.S.バッハ国際コンクール、21年ARDミュンヘン国際音楽コンクールヴァイオリン部門でそれぞれ第1位など受賞歴多数の実力派。現在はドイツを拠点に、コンチェルト・ソリストや室内楽など精力的な演奏活動を行いつつ、ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンでは後進の指導も行う。これまでにベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、MDRライプツィヒ放送交響楽団、ウィーン室内管弦楽団、NHK交響楽団等国内外のオーケストラとの共演多数。22年文化庁長官より表彰。第31回出光音楽賞を受賞。ヴァイオリンはNPO法人イエロー・エンジェルよりM.ゴフリラー(1702年)の貸与を受け、(株)日本ヴァイオリンより名器貸与特別助成を受けている。 |
(c)Lyodoh Kaneko |
赤坂智子(ヴィオラ) ジュネーヴ音楽院にて今井信子に師事の傍、同校助教授を経た後、ライプツィヒ、デュッセルドルフ音楽大学にて後進の指導に当たり、現在ミュンスター音楽大学教授。桐朋学園大学在学中より、セイジ・オザワ松本フェスティバル、NHK名曲アルバム等に出演。海外では、スイス・ルツェルン、ヴェルビエ音楽祭、オーストリア・ザルツブルク音楽祭等に常時招かれ、コンサートではベルリン・フィルハーモニーホール、ウィーン・ムジークフェラインなどのホールにてリサイタルに出演。第53回ミュンヘン国際音楽コンクール第3位授賞。ペンデレトン財団よりミュージシャン・オブ・ザ・イヤー授賞。 |
(c)Ryusei Kojima |
伊藤悠貴(チェロ) ブラームス国際コンクール第1位、ウィンザー祝祭国際弦楽コンクール第1位、齋藤秀雄メモリアル基金賞など受賞歴多数。フィルハーモニア管弦楽団との共演デビュー以来、ウィグモア・ホール、ロイヤル・フェスティバル・ホール、ツァンカル・ホール、サントリーホール、テジョン芸術文化センターなど国際舞台でリサイタルやオーケストラとの共演を重ねる。世界的作曲家・指揮者ヨハン・デ・メイからの信頼も厚く、チェロと管弦楽のための委嘱作品『エレジーとスケルツォ:ラフマニノフへのオマージュ』を献呈される他、ワールドワイド全集CD『カサノヴァ』録音など多数共演。2026年4月4日横浜みなとみらいホールにて、バッハ無伴奏チェロ組曲全曲演奏会を開催予定。著書に学術単行本『ラフマニノフ考』。 |