クァルテット・インテグラ Vol.1
~シューベルトとウェーベルンⅠ~
2024年9月25日(水) 19:00開演
全席指定 5,500円
2022年7月、transitシリーズで王子ホールに初登場したクァルテット・インテグラ。近年希少価値と言える常設のクァルテットとして大注目されている彼らのシリーズが始まります。先ず、2回に亘ってウィーンの作曲家シューベルトとウェーベルンを取り上げて、19世紀のロマン派の音楽と20世紀の前衛的な音楽を極めます。
シューベルト:弦楽四重奏曲 第9番 ト短調 D173
ウェーベルン:弦楽四重奏のための5楽章 Op.5
********** 休憩 **********
シューベルト:弦楽四重奏曲 第13番 イ短調 Op.29, D804 「ロザムンデ」
クァルテット・インテグラ 2015年桐朋学園に在学中に結成。第71回ミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門第2位&聴衆賞受賞。バルトーク国際コンクール弦楽四重奏部門第1位。第8回秋吉台音楽コンクール弦楽四重奏部門第1位、ベートーヴェン賞、山口県知事賞(グランプリ)を受賞。国内ではサントリーホール、王子ホール、フィリアホール、サルビアホール、宗次ホール等各地でリサイタルを行い、今年1月から第一生命ホールにてベートーヴェン、バルトーク、ブラームスを取り上げたリサイタルシリーズが始まった。21年より毎年大晦日に東京文化会館にて行われるベートーヴェン弦楽四重奏曲9曲演奏会に出演している。国外では今年度にアメリカのニューヨークとサンディエゴ、イタリアのナポリとシエナ、ドイツのフランクフルトとバート・テルツでのリサイタルが予定されている。これまでに、磯村和英、堤 剛、練木繁夫、山崎伸子、エルサレム弦楽四重奏団と共演し好評を博す。NHK「クラシック倶楽部」、「リサイタル・パッシオ」、「ららら♪クラシック」等に出演。キジアーナ音楽院夏期マスタークラスにて、最も優秀な弦楽四重奏団に贈られる“Banca Monte dei Paschi di Siena” Prizeを二度に渡り受賞。第41回霧島国際音楽祭に出演し、堤 剛音楽監督賞、霧島国際音楽祭賞を受賞。松尾学術振興財団より助成を受けている。磯村和英、山崎伸子、マーティン・ビーヴァー、クライヴ・グリーンスミスに師事。桐朋学園を経て、18年から4年間サントリーホール室内楽アカデミーに在籍し、現在ロサンゼルスのコルバーン・スクールにレジデンス・アーティストとして在籍。 |
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三澤響果(第1ヴァイオリン) 第14回洗足学園ジュニア音楽コンクール最優秀賞およびグランプリ受賞。第66回全日本学生音楽コンクール東京大会第2位、全国大会第3位。第16回チェコ音楽コンクール第1位。これまでに佐々木 歩、原田幸一郎に師事。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コースを経て、現在、コルバーン・スクールにてマーティン・ビーヴァーに師事。使用楽器は日本ヴァイオリンから特別貸与された1728年製Alexander Gagliano。 |
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菊野凛太郎(第2ヴァイオリン) 第66回全日本学生音楽コンクール東京大会第1位。2017年度青山音楽財団奨学生、19・20年明治安田クオリティオブライフ文化財団音楽学生奨学生。これまで向山敦子、森川ちひろ、辰巳明子に師事、桐朋学園大学に特待生として入学し、同大学を首席で卒業。現在、コルバーン・スクールにてマーティン・ビーヴァーに師事。 |
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山本一輝(ヴィオラ) 毎年ピアニストの松田 龍とリサイタルを行い、石島正博『無伴奏ヴィオラの為のソナタ』を世界初演するなど、新曲の初演に意欲的に取り組んでいる。また作曲家として、『二胡とヴィオラの為のショートショート』(2021)、『無伴奏ヴィオラの為の奏鳴曲』(2023)が初演されている。ヴィオラを佐々木 亮、Tatjana Masurenkoに、作曲を石島正博に師事。桐朋学園大学を卒業し、現在コルバーン・スクールに在籍。 |
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パク・イェウン(チェロ) 12歳の時に韓国のクムホ神童コンサート・シリーズでデビュー。5歳からチェロを学び始め、イェオン・アーツ・スクールにてオ・ジヒョンに学んだ。14歳でコルバーン・スクールに進み、クライヴ・グリーンスミスに師事、学士課程の現在まで至る。韓国の複数の主要なコンクールで優勝し、22年のエリザベート王妃国際音楽コンクールでは最年少の出場者であった。室内音楽奏者としてもジャン=イヴ・ティボーデ、オリオン・ワイス、クライヴ・グリーンスミス、レイ・チェン、アンディ・アキホ、ドーヴァー弦楽四重奏団と共演している。 |