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Concert  コンサート情報

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カルテット・アマービレ
ベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏会 Vol.4(全6回)

2024年121日(日) 14:00開演
【公演延期】
アーティストの事情により2024年度(2024年4月~2025年3月)に変更となります。日程等の詳細は決まり次第発表します。尚、カルテットのメンバー及び所属事務所よりメッセージが届いております。どうぞご理解くださいますよう、お願い申し上げます。

篠原悠那(第1ヴァイオリン)
北田千尋(第2ヴァイオリン)
中 恵菜(ヴィオラ)
笹沼 樹(チェロ)

カルテット・アマービレのベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏会の4回目。彼らのチクルスも折り返し地点です。プログラムは初期と後期から。聴覚の障害や女性との別れ…。若くして成功を手にしながら不安や悩みと葛藤するベートーヴェンの心の叫びを聴くかのようなハ短調が象徴的な第4番。続く第16番は生涯最後の弦楽四重奏曲。死を前に朗らかさと重さが交錯する不思議な曲。第12番は前作から14年のブランクを経て最初に着手した弦楽四重奏曲で、スケールの大きさ、内なる声の深さから成る晩年の心境を物語ったとされる最高の作品群の1曲。あらゆる技巧を超越した幽玄さを求められる作品に若い彼らが立ち向かう。

 

Message from the Artist

 

日頃よりカルテット・アマービレを応援していただき、ありがとうございます。
カルテット・アマービレが室内楽の殿堂王子ホールにて、重要なレパートリーの一つであります「ベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏会」に出演をさせていただいております。
メンバーそれぞれが音楽家としてのキャリアを形成していく過程で様々な環境が変わり、今後の活動をどう発展させていくかという課題に真摯に向き合いました。
その結果、更に充分な時間をかけた音楽づくりを重ねる事が重要と考え、2024年1月の公演を延期をさせていただくことになりました。
次回の公演ではメンバーそれぞれがアーティストとして成長し、進化したカルテット・アマービレをお届けしたいと考えております。

カルテット・アマービレ
株式会社ジャパン・アーツ

プログラム
 ベートーヴェン
   :弦楽四重奏曲 第4番 ハ短調 Op.18-4
   :弦楽四重奏曲 第16番 ヘ長調 Op.135
   :弦楽四重奏曲 第12番 変ホ長調 Op.127
プロフィール

カルテット・アマービレ(弦楽四重奏)

2016年9月難関で知られる第65回ARDミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門第3位に入賞、あわせて特別賞(コンクール委嘱作品の最優秀解釈賞)を受賞。19年11月、ニューヨークで行われたヤングコンサートアーティスト国際オーディションで第1位を獲得。15年桐朋学園大学在籍中の篠原悠那、北田千尋、中 恵菜、笹沼 樹により結成される。山崎伸子、磯村和英に師事。第10回横浜国際音楽コンクール第1位及び全部門グランプリ、第12回ルーマニア国際音楽コンクール第1位、第4回宗次ホール弦楽四重奏コンクール第1位、聴衆賞受賞。第12回ミュージックアカデミーinみやざき講師特別賞、第26回リゾナーレ室内楽セミナー奨励賞、第37回霧島国際音楽祭賞、 堤 剛音楽監督賞を受賞。松尾学術振興財団より第26~28回、第30回松尾音楽助成・奨励を受ける。プロジェクトQ第13章に出演し、カルミナ四重奏団、今井信子らのマスタークラスを受講。NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」、NHK BSプレミアム「クラシック倶楽部」に出演。第57回レコード・アカデミー賞現代曲部門受賞した藤倉 大のアルバム「ざわざわ」で福川伸陽とのゆらゆら~ホルンと弦楽四重奏のための~がリリースされている。マルタ・アルゲリッチ、ダン・タイ・ソン他とも共演、高い評価を得る。20年よりハクジュホール”BRAHMS Plus”シリーズ、21年より王子ホール”ベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏会”シリーズ始動。21年3月ホテルオークラ音楽賞受賞。今後の活躍が期待されているカルテットである。

篠原悠那 (ヴァイオリン)

第80回日本音楽コンクール第2位、並びに岩谷賞(聴衆賞)受賞。フジテレビ系アニメ「四月は君の嘘」ヒロイン役モデルアーティスト。シャネル・ピグマリオン・デイズアーティスト。2016年EPIC SONYより、CD「Estreno」をリリース。桐朋女子高等学校音楽科を首席で卒業、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コース(特待生)修了、スイス・国際メニューイン音楽アカデミーを修了しディプロマを取得、桐朋学園大学大学院修士課程修了。山下金彌、辰巳明子、マキシム・ヴェンゲーロフ、篠崎史紀に師事。室内楽を藤井一興、徳永二男、磯村和英他に師事。ヤマハ音楽支援制度、明治安田クオリティオブライフ文化財団、ロームミュージックファンデーション奨学生。使用楽器は1832年製G.F.プレッセンダ ex“カール・フレッシュ” (宗次コレクション)。

北田千尋(ヴァイオリン)

3才よりヴァイオリンをはじめる。第7回仙台国際音楽コンクール第4位受賞。第65回全日本学生音楽コンクール全国大会中学生の部第1位併せて東儀賞、兎束賞、音楽奨励賞、ANA賞受賞。いしかわミュージックアカデミーIMA奨励賞受賞。ミュージックアカデミーinみやざき優秀賞受賞。霧島国際音楽祭賞受賞。東京・春・音楽祭、宮崎国際音楽祭、霧島国際音楽祭、別府アルゲリッチ音楽祭等に出演。これまでに、日本フィルハーモニー交響楽団、桐朋学園オーケストラ、仙台フィルハーモニー管弦楽団と共演。ヴァイオリンを川本義幸、小室瑛子、村上直子、篠﨑功子に師事。室内楽を佐々木 亮、銅銀久弥、徳永二男、磯村和英、山崎伸子、練木繁夫、原田幸一郎、池田菊衛に師事。桐朋学園大学音楽学部卒業、同大学院修士課程修了。現在、ブリュッセル音楽院修士課程在籍。

中 恵菜(ヴィオラ)

4歳よりヴァイオリンを始め、21歳でヴィオラに転向。2005年全日本学生音楽コンクール名古屋大会小学校の部入選。桐朋学園女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部を卒業。ハンス・アイスラー音楽大学ベルリン マスター課程修了。テレビ朝日「題名のない音楽会」、NHK-FM 「リサイタル・パッシオ」、東京・春・音楽祭、ヴィオラスペース、宮崎国際音楽祭、霧島国際音楽祭、北九州国際音楽祭、その他多数出演。第5回 次代へ伝えたい名曲 今井信子ヴィオラ・リサイタルにて、今井信子と共演。 CHANEL Pygmalion Days室内楽アーティスト、及びMusic Dialogueアーティスト。これまでに、ヴァイオリンを久保良治、ヴィオラを佐々木 亮、ヴァルター・キュスナーに師事。使用楽器は宗次コレクションより特別に貸与されたD.モンタニャーナ。現在、新日本フィルハーモニー交響楽団契約首席ヴィオラ奏者。

笹沼 樹(チェロ)

全日本学生音楽コンクールチェロ部門高校の部、ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール、東京音楽コンクール、日本音楽コンクールなどで優勝、入賞。桐朋女子高等学校音楽科チェロ科を首席卒業後、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コース、並びに学習院大学文学部ドイツ語圏文化学科卒業。2017年学習院文化活動賞を受賞し、同校で天皇皇后両陛下をお迎えしての天覧公演となったリサイタルシリーズは毎年開催されている。シャネル・ピグマリオン・デイズアーティスト。日本コロムビアよりリリースされたデビューアルバム「親愛の言葉」はレコード芸術特選版を獲得するなど話題を呼んでいる。桐朋学園大学大学院修士修了後履修生在籍中。堤 剛に師事。使用楽器は1771年製C.F.ランドルフィi(宗次コレクション)。