ユーハン・ダーレネ（ヴァイオリン）

2000年生まれ。4歳でヴァイオリンを始め、その3年後にはコンチェルト・デビュー。16年ヴェルビエ音楽祭アカデミーに参加。18年にはノルウェーの音楽家育成プログラム〈クレッシェンド〉でジャニーヌ・ヤンセン、レイフ・オヴェ・アンスネス、ギドン・クレーメルの指導を受けた。19年カール・ニールセン国際コンクールで優勝。19-22年のBBCニュー・ジェネレーション・アーティスト、21-22年シーズンのECHOライジング・スターに選出され、ハンブルク・エルプフィルハーモニー、ロンドン・バービカンセンター、ウィーン・コンツェルトハウス、フィルハーモニー・ド・パリ、アムステルダム・コンセルトヘボウを含むヨーロッパの主要コンサートホールで公演を行う。すでに数多くの著名オーケストラと共演しており、22-23年の予定にはBBC響との共演によるBBCプロムス出演、オラモ指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ビシュコフ指揮チェコ・フィル、サロネン指揮サンフランシスコ響、ダウスゴー指揮ルツェルン響ほかとの初共演、ブロムシュテット指揮スウェーデン放送響、ロウヴァリ指揮エーテボリ響を含むオーケストラとの再共演が含まれる。BISレコードと専属契約を結び、19年「チャイコフスキー＆バーバー：ヴァイオリン協奏曲」でCDデビュー。21年には「北欧ラプソディ」（ピアノ：C.I.ハドラン）をリリースし、22年にリリースされた「ニールセン＆シベリウス：ヴァイオリン協奏曲」では3度目となるグラモフォン誌の“エディターズ・チョイス”に選出された。現在ストックホルム音楽大学でペール・エノクソンに師事するほかジャニーヌ・ヤンセンの指導を受けている。スウェーデン王立音楽アカデミー奨学金、デンマークのイングリッド王妃名誉奨学金、エクイノール・クラシック音楽賞、ノルウェー・ソリスト賞をはじめとする様々な奨学金および賞を授受。22年にはグラモフォン誌の「ヤング・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。使用楽器はアンデシュ・スヴェオース公益基金より貸与されている1736年製ストラディヴァリウス。

小井土文哉（ピアノ）

1995年生まれ。岩手県釜石市出身。盛岡第一高等学校を経て、桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻に特待生として入学、同大学を首席で卒業。2017年、第21回浜松国際ピアノアカデミーコンクール第1位。第2回コインブラ・ワールドピアノミーティング（ポルトガル）第1位。18年、第87回日本音楽コンクール第1位。19年、第15回ヘイスティングス国際ピアノ協奏曲コンクール（イギリス）第1位。これまでに英ロイヤル・フィル、読響、東京フィル、東響、日本フィル、東京シティ・フィル、仙台フィル等と共演。16、17年度公益財団法人青山財団奨学生。第37回霧島国際音楽祭賞受賞。19年度ロームミュージックファンデーション奨学生。シャネル・ピグマリオン・デイズ2019 アーティスト。22年5月には、英ロイヤル・フィルのソリストとして英国ツアーを行い好評を博した。また、BBCラジオ3に出演。桐朋学園ソリストディプロマコースを経て、イタリア・イモラ音楽院を修了。現在同音楽院ポスト・ディプロマコースに在学中。ボリス・ペトルシャンスキー、須田眞美子に師事。