キャロリン・サンプソン&ジョゼフ・ミドルトン
~ロベルト&クララ・シューマンの歌曲集から8つの情景~
2023年5月11日(木) 19:00開演
全席指定 7,000円
ロベルト&クララ・シューマン
プロローグ
ロベルト:子供のためのアルバム Op.68 第2部「大きな子供のために」 第21曲 *ピアノ・ソロ
クララ:あなたが美しさゆえに愛するのなら(「3つのリート」 Op.12)
Ⅰ. あの人に出会ってから
ロベルト:あの人に出会ってから(「女の愛と生涯」 Op.42-1)
クララ:おお、喜び、喜びよ(「ユクンデによる6つの歌」 Op.23-6)
ロベルト:小さな民謡(「リートと歌」 第2集 Op.51-2)
クララ:愛の魔法(「6つの歌」 Op.13-3)
Ⅱ. 彼は誰よりも素晴らしい人
ロベルト:彼は誰よりも素晴らしい人(「女の愛と生涯」 Op.42‐2)
クララ:ある明るい朝に(「ユクンデによる6つの歌」 Op.23-2)
:他の人に尋ねるの(「3つのリート」 Op.12-3)
Ⅲ. 私にはわからない
ロベルト:私にはわからない(「女の愛と生涯」 Op.42-3)
:裏切られた恋(「5つのリート」 Op.40-5)
クララ:しとやかな蓮の花(「6つのリート」 Op.13-6)
Ⅳ. わたしの指の指輪よ
ロベルト:わたしの指の指輪よ(「女の愛と生涯」 Op.42-4)
クララ:月は静かに昇った(「6つのリート」 Op.13-4)
ロベルト:花嫁の歌1(「ミルテの花」 Op.25-11)
:花嫁の歌2(「ミルテの花」 Op.25-12)
:満足(「子供の情景」 Op.15-5) *ピアノ・ソロ
********** 休憩 **********
Ⅴ あたしを手伝って、妹たち
ロベルト:あたしを手伝って、妹たち(「女の愛と生涯」 Op.42-5)
:蓮の花(「ミルテの花」 Op.25-7)
:嵐の夜のきらめき(「12の詩」 Op.35-1)
Ⅵ. やさしい人、あなたは見つめる
ロベルト:やさしい人、あなたは見つめる(「女の愛と生涯」 Op.42-6)
:ハイランド地方の人びとの子守歌(「ミルテの花」 Op.25-14)
:眠りの精(「子供のための歌のアルバム」 Op.79-12)
:眠りにつく子ども(「子供の情景」 Op.15-12)
Ⅶ. わたしの心に、わたしの胸に
ロベルト:わたしの心に、わたしの胸に(「女の愛と生涯」 Op.42-7)
:木馬の騎士(「子供の情景」 Op.15-9) *ピアノ・ソロ
:あなたの顔は、愛おしく美しい(「5つのリートと歌」 Op.127-2)
:おとめの憂い(「4つの詩」 Op.142-3)
Ⅷ. 今、あなたは初めてわたしを悲しませる
ロベルト:今、あなたは初めてわたしを悲しませる(「女の愛と生涯」 Op.42-8)
:レクイエム(「6つの詩とレクイエム」 Op.90-7)
後奏
ロベルト:冬の季節Ⅰ(子供のためのアルバム 第2部「大きな子供のために」 Op.68-38) *ピアノ・ソロ
(c)Marco Borggreve |
キャロリン・サンプソン(ソプラノ) コンサートとオペラの両面で才能を発揮しているキャロリン・サンプソンは、イギリス、ヨーロッパ、アメリカで輝かしい成功を収めている。イングリッシュ・ナショナル・オペラでは、「セメレ」のタイトルロール、グラインドボーン音楽祭ではパーセルの「妖精の女王」等様々な役で出演。またパリオペラ座等に登場する一方、ボストン古楽祭ではリュリ「プシュケ」のタイトルロールを演じる。イギリスでは数え切れないくらいの演奏会に出演、BBCプロムスにはレギュラーで登場し、またジ・エイジ・オブ・エンライトメント、イングリッシュ・コンソート等と頻繁に共演。ヨーロッパでは、ロイヤル・コンセルトヘボウ、バイエルン放送響、ライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管等と共演、アメリカでは、ボストン響、フィラデルフィア管等と共演している。これまでフィリップ・ヘレヴェッヘ、リッカルド・シャイー、ウィリアム・クリスティ、鈴木雅明等、著名指揮者と共演。非常に有能なリサイタリストとして、ウィグモア・ホールに定期的に出演、またオールドバラ音楽祭、アムステルダム・コンセルトヘボウで数多くリサイタルを行う。キャロリンは、近年ピアニストのジョゼフ・ミドルトンとパートナーシップを組み、歌曲のデビューCD「フルール」を録音、またCD「フランス・バロック・ディーヴァ」は、2015年グラモフォン・アワードのリサイタル部門で栄冠を勝ち取った。21/22シーズンのハイライトは、BBCフィルハーモニックとデュティユーの「コレスポンダンス」を、ボストンのヘンデル・ハイドン・ソサイエティでは、シンフォニーホールでヘンデルの「メサイア」を演奏。またミネソタ管とマーラーの交響曲第8番を録音、さらにボストン古楽祭で、クリスティアン・ベザイデンホウトとリサイタルを行う。最新の録音は、ジョゼフ・ミドルトン、テノールのアラン・クレイトンによるヴォルフの「イタリア歌曲集」(22年8月)。 |
(c)Sussie Ahlburg |
ジョゼフ・ミドルトン(ピアノ) ピアニスト、ジョゼフ・ミドルトンは歌曲伴奏者として、また室内楽奏者としてこれらの分野で高く評価されている。英BBCミュージックマガジンで、”歌曲の世界では輝かしいスターの一人”と表現され、また英タイムス紙では「新世代の精鋭」、Opera Nowでは、「完璧なアカンパニスト」と称賛されている。これまで、トーマス・アレン、イアン・ボストリッジ、フェリシティ・ロット、サラ・コノリー、マーク・パドモア、キャロリン・サンプソン、ヴォルフガング・ホルツマイヤー、クリストファー・マルトマン、ジョン・マーク・エインスリー、アン・マレー等国際的に名声を確立した歌手とリサイタルを行っている。ウィグモア・ホール、ロイヤル・オペラハウス、ロイヤル・フェスティバルホール、ウィーンのコンツェルトハウス、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ケルン・フィルハーモニー、ベルリンのブーレーズ・ザール、パリのオルセー美術館、チューリッヒのトーンハレ、ルクセンブルク・フィルハーモニー、ブリュッセルのパレ・デ・ボザール、東京の王子ホール、ニューヨークのアリス・タリ-・ホール等著名会場で演奏会を行っている。キャロリン・サンプソンと録音した「フルール」は、高く評価され、英グラモフォン誌でエディター・チョイスに選ばれた。ウィグモア・ホールの国際歌曲の伴奏賞、キャスリン・フェリアー賞、ジェフリー・パーソン賞等を受賞。ドイツでは、国際シューベルトコンクール・リート・デュオで“ベスト・リート・ピアニスト賞”受賞。現在、イギリスで芸術歌曲の分野でもっとも情熱があり、将来にわたって影響力のある音楽祭の一つである“リーズ・リーダー”のディレクター、ケンブリッジ大学ペンブロック・カレッジのレジデント・ミュージシャン、母校の王立音楽院の教授兼フェロー。2017年ロイヤル・フィルハーモニック協会のヤング・アーティスト・オブ・ザ・イヤー受賞。
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