クンウー・パイク ~ゴイェスカス~ 
2022年10月27日(木) 19:00開演
全席指定 8,000円

グラナドス:ピアノ組曲「ゴイェスカス」−恋をするマホたち
第1部
愛の言葉
窓辺の語らい
ともしびのファンダンゴ
嘆き、またはマハとナイチンゲール
第2部
愛と死(バラード)
エピローグ「幽霊のセレナード」
わら人形
![]() (c)SeongJin Oh |
クンウー・パイク(ピアノ) ソウル生まれ。弱冠10歳で韓国国立オーケストラとの共演でデビュー。15歳でニューヨークに渡り、ジュリアード音楽院にてロジナ・レヴィーンに師事。さらにイローナ・カボス、グイド・アゴスティ、ヴィルヘルム・ケンプのもとでも研鑽を積んだ。1969年ブゾーニ国際ピアノ・コンクールで金賞、71年ナウムバーグ国際コンクールで優勝。ニューヨークのリンカーン・センターでリサイタル、カーネギーホールでオーケストラ・デビューを果たし、国際的な演奏活動を開始した。これまでに指揮者ではロリン・マゼール、マリス・ヤンソンス、ウォルフガング・サヴァリッシュ、ドミトリ・キタエンコ、エリアフ・インバル、ユーリ・テミルカーノフ、アントニ・ヴィット、オーケストラではニューヨーク・フィル、サンクトペテルブルク・フィル、ロンドン響、BBC響、パリ管、ベルリン響、ワルシャワ・ フィル、イギリス室内管等と共演。また韓国や中国でベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会を今までに4回おこない、とりわけ2020年12月に台湾の台中国家歌劇院において連続8日間で行ったベートーヴェン・サイクルでは、さらに円熟し、高みを極めた演奏で聴衆を熱狂させた。録音も数多く、「プロコフィエフ:ピアノ協奏曲全曲」は93年に年間最優秀ディアパゾン金賞およびフランスのヌーヴェル・アカデミー・ドゥ・ディスク賞を受賞。その後デッカ・レーベルの専属アーティストとして、バッハ/ブゾーニとフォーレのピアノ作品を録音し、いずれも高い評価を得た。05年~07年に渡り、デッカ・レーベルに録音したベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲の録音は「パイクのドラマを組み立てていくセンス、ウィット、絶妙なニュアンス、考え抜かれた和音のコントロール、敏速な指が織り成す超絶技巧…その全てが素晴らしい」(インディペンデント紙)等と絶賛されている。最近ではドイツ・グラモフォン・レーベルでショパンのノクターン全集(19年)、シューマン作品集(20年)を発表している。また、22年3月に録音した「グラナドス:ゴイエスカス」のCDが夏に発売予定。現在、パリ在住。93年から14年までフランス・ディナールのエメラルド・コースト音楽祭の芸術監督を務める。00年フランス政府より芸術文化勲章シュヴァリエ章を受章。
|