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Concert  コンサート情報

銀座ぶらっとコンサート #169
西山まりえの歴女楽 Vol.8
~女王クレオパトラの愛と美~

2022年48日(金) 13:30開演
全席指定 3,200

公演終了

西山まりえ(チェンバロ/バロック・ハープ)
松井亜希(ソプラノ)
大江 馨(ヴァイオリン)
常味裕司(ウード)
濱元智行(レク)

協賛:株式会社ヨックモック

平日の昼下がり、銀座でのお買い物のついでに、お友達との銀ぶらの途中に立ち寄れる気軽なコンサート、『銀座ぶらっとコンサート』第169回は、クラシック音楽界きっての(?)歴女、西山まりえが歴史上のヒーロー、ヒロインの物語をチェンバロやハープで綴っていくシリーズの第8回。今回のヒロインは絶世の美女、古代エジプトの女王クレオパトラです。かの有名なジュリアス・シーザーの愛人となるべく巧妙に仕掛けた誘惑、権力、そして絶望と毒…。愛に生きた激動の史実を語りつつ、その魅力溢れる彼女からインスピレーションを受けたバロック時代の作曲家ヘンデルのオペラ「エジプトのジュリアス・シーザー」より、クレオパトラの名アリアや、二人の恋のBGMだったかも?オリエンタルな曲も奏でます。さらにクレオパトラの美の秘訣など、アンチエイジング方法やオシャレの逸話も合わせて、どうぞお楽しみに!

 

>>「楓Vol.7」のインタビューを読む

プログラム

ヘンデル:ハープシコード組曲 第1集 第1組曲より「前奏曲」
ムハンマド・アブドゥルワッハーブ:永遠なるナイル
リアド・ソンバティ:ロンガ・ファラッファザ
ヘンデル
 :ハープシコード又はスピネット独奏の序曲集より ジュリアス・シーザーの序曲
 :オペラ「エジプトのジュリアス・シーザー」HWV17 クレオパトラのアリアより 「嵐で船が難破しても」
 :ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ 第1番 イ長調 HWV361より 第1楽章
 :オペラ「エジプトのジュリアス・シーザー」HWV17 クレオパトラのアリアより
 「美しきヴィーナスへ」/「我が運命を嘆く」

プロフィール

西山まりえ(チェンバロ/バロック・ハープ)

チェンバロとヒストリカル・ハープ2種の古楽器を自在に操る希有なプレーヤーとして世界的に知られ、数多くのコンサート、音楽祭や録音に参加。ルネ・ヤーコプス、カルロス・ヌニェス、ミカラ・ペトリ、山下洋輔、波多野睦美、藤原道山、森山開次など幅広いジャンルのアーティストと共演。国内外レーベルでの録音はその多くが「レコード芸術」誌特選盤や朝日新聞推薦盤に選ばれるなど高く評価されている。2019年リリースの「J.S.バッハ:トッカータ集」は、令和元年度文化庁芸術祭参加作品、朝日新聞推薦盤、「レコード芸術誌」特選盤に選ばれた他、様々な雑誌で採り上げられている。東京音楽大学ピアノ科卒業、同大学研究科修了後、ミラノ市立音楽院、バーゼル・スコラ・カントールムに留学。第11回山梨古楽コンクール・チェンバロ部門第1位(第23回同コンクール審査員)および栃木[蔵の街]音楽祭賞受賞。古楽ワークショップ「信州アーリーミュージック村」芸術監督。武蔵野音楽大学非常勤講師。

http://marienishiyama.com/

松井亜希(ソプラノ)

東京芸術大学大学院博士課程修了。F.プーランクの歌曲作品を研究し、博士号取得。在学中アカンサス音楽賞、同声会賞、三菱地所賞受賞。日仏声楽コンクール優勝、日本ドイツリートコンクール優勝・文部科学大臣奨励賞・日本R.シュトラウス協会賞受賞、日本音楽コンクール(歌曲部門)入選。東京室内歌劇場のバロックオペラ「カリスト」でオペラデビュー。世界で活躍するバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)のソリストとして国内公演の他、鈴木優人主宰アンサンブル・ジェネシスのメンバーとしてヴィヴァルディやヒンデミット、フェルドマン、新垣 隆の新作を演奏、またドイツのブレーメン音楽祭やバッハ音楽祭、スペインのカナリア諸島音楽祭等でソロを務める。東京オペラシティ財団主催ソロリサイタル「B→C」や日本現代音楽協会主催公演にてG.リゲティの作品を上演するなど、多彩な活動を行っている。2020年より松井亜希アフタヌーン・コンサート・シリーズ主宰。東京藝術大学非常勤講師。


(c)Shigeto Imura

大江 馨(ヴァイオリン)

仙台市出身。桐朋学園大学ソリストディプロマコースに特待生として入学。同時に慶應義塾大学法学部にて学び、卒業後、ドイツ・クロンベルクアカデミーを修了。2019年レオポルトモーツァルト国際ヴァイオリンコンクール第3位ならびに委嘱作品賞受賞、19年アントン・ルービンシュタイン国際コンクール第2位、13年日本音楽コンクール第1位、併せて増沢賞他全賞受賞等国内外にて数々の受賞。これまでに尾高忠明、山下一史、山田和樹、川瀬賢太郎等の指揮でNHK交響楽団、ミュンヘン放送管弦楽団、東京フィル、神奈川フィル、新日本フィル、東京交響楽団など数多くのオーケストラと共演を重ねる。渋谷由美子、堀 正文、漆原啓子、堀米ゆず子、クリスチャン・テツラフに師事。20年2月にはデビューCD「ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲」(オクタヴィア)をリリース。使用楽器は株式会社文京楽器より、G.Cappaを貸与されている。

常味裕司(ウード)

日本では数少ないウード演奏家。スーダンのウード奏者ハムザ・エル=ディンのもとで演奏法を学び、1989年よりチュニジアへ渡りアラブ世界を代表するウード奏者、故アリ・スリティに師事、本格的にアラブ音楽を学ぶ。日本においてはアラブ・トルコ古典音楽を中心にソロ活動およびアラブ音楽アンサンブルFarhaやArabindiaなどを主宰。2007年放送のNHKスペシャル「新シルクロード」第2部の音楽、録音にも携わる。洗足学園音楽大学ウード科講師。

http://www.oud.jp/

濱元智行(レク)

バリ・ガムラン、アラブ・パーカッション奏者。ガムランを皆川厚一、パーカッションを和田 啓に師事。影絵師・川村亘平斎主宰の「滞空時間」、古楽アンサンブル「サルティムジカーリ」、「SAICOBAB」などで活躍中。NODA・MAP第22回公演「贋作 桜の森の満開の下」劇中曲への参加や、劇団四季ミュージカル「南十字星」のガムラン演奏指導及び楽曲アレンジなど、舞台芸術や映画音楽への参加も多い。民族音楽や古典という枠にとらわれず様々なジャンルで活動し、高い評価を得ている。