藤田真央 モーツァルト ピアノ・ソナタ全曲演奏会
第3回(全5回) ~華麗なる輝きを放ち~
2022年
4月1日(金) 19:00開演
4月2日(土) 14:00開演
全席指定 各6,000円
Message from the Artist
モーツァルトの人生は、けっして安易なものではありませんでしたが、運命を受け止め、後戻りすることなく、まっすぐ前を向いて歩んだ人生だったと思います。作品においても同じで、豊かな変化を取り入れながらいつまでも淀みなく流れ、まるで物語のようです。つい先日ジョージアのツィナンダリ音楽祭で、モーツァルトプログラムを演奏したとき、会場で聴いてくださったクリストフ・エッシェンバッハが、「リハーサルがあるから一曲だけ聴いて席を立つつもりだったけど、続きが気になって最後まで立てなかったよ」と一番に楽屋を訪れ、声をかけていただきました。
今回聴いてくださる皆さまにも、モーツァルトの音楽を通して想像の世界を自由に楽しみ、また続きが聴きたいと思ってもらえるような演奏ができたら本望です。
ぜひ会場でお待ちしています。
藤田真央
モーツァルト
:ピアノ・ソナタ 第2番 ヘ長調 K280
:ピアノ・ソナタ 第6番 ニ長調 K284 「デュルニツ」
:ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K331 「トルコ行進曲付き」
:ピアノ・ソナタ 第12番 ヘ長調 K332
(c)EIICHI IKEDA | 藤田真央(ピアノ) 2019年6月チャイコフスキー国際コンクールで第2位を受賞。審査員や聴衆から熱狂的に支持され、世界中に注目された。17年には18歳で、第27回クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール優勝。併せて「青年批評家賞」「聴衆賞」「現代曲賞」の特別賞を受賞。19年10月に、ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管弦楽団と共演しロンドン・デビュー。THE TIMES紙で「藤田は素晴らしい表現力と趣味の良い感性を持っており、躍動的で雄弁な詩情と、深みのある解釈を持ちつつ、恐れを知らない大胆な表現ができる。」と大絶賛された他、ミュンヘン、ニューヨーク、モスクワ、サンクトペテルブルク、ソウルなどでもデビュー。19年12月ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管弦楽団日本公演で、急な代役としてチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2番を演奏。初めての演奏にも関わらず、瑞々しい音色、豊かな抒情性、類まれな音楽センスで、多くの聴衆を魅了。指揮者やオーケストラからも讃辞を受けた。これまでにヴェルビエ音楽祭、ルール音楽祭、ナントのラ・フォル・ジュルネ、ジョージアのツィナンダリ音楽祭、リガのユールマラ音楽祭などに参加。21年夏のヴェルビエ音楽祭での《モーツァルト:ピアノ・ソナタ全曲演奏会(5回)》はmedici.tvを通じで世界中に放映され、大きな注目を集めた。またユールマラ音楽祭では、マリア・ジョアン・ピリスの急遽の代役として出演し、ラトビア国立歌劇場の満員の聴衆からスタンディングオベーションで迎えられた。21/22シーズンは、ミュンヘンでゲルギエフ指揮ミュンヘン・フィル、エルサレムでエッシェンバッハ指揮イスラエル・フィル、ロンドンでワシリー・ペトレンコ指揮ロイヤル・フィルなどと共演、22年3月シャイー指揮スカラ・フィルとの共演でミラノ・スカラ座にデビュー。シャイー指揮ルツェルン祝祭管との共演にてルツェルン音楽祭にデビュー予定のほか、ラ・ロック=ダンテロン国際ピアノ・フェスティバル、ヴェルビエ音楽祭に出演予定。国内でも大野和士指揮東京都交響楽団と共演するほか、3年5回にわたり行う《モーツァルト:ピアノ・ソナタ全曲演奏会》を日本各地で継続している。1998年東京生まれ。東京音楽大学卒業。ロームミュージックファンデーション奨学生。江副記念リクルート財団第 49回奨学生。20年、有望な若手に贈られる「第21回ホテルオークラ音楽賞」「第30回出光音楽賞」を受賞した。21年11月ソニークラシカルと専属レコーディングのワールドワイド契約を締結したことを発表。22年9月モーツァルト ピアノ・ソナタ全曲集をリリース予定。
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