transit Vol.14
ティモシー・リダウト ~詩人の恋~
2021年6月4日(金) 19:00開演
全席指定 4,000円
若い才能や未知のアーティストをご紹介するtransitシリーズの14回目。今や飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍の場を広げる次世代のスターヴィオラ奏者、ティモシー・リダウトをご紹介します。タベア・ツィンマーマン、アントワン・タメスティの両巨頭にも評価され、その才能を開花させています。ウィグモアホールへ今後継続的に出演する事が決まっているほか、世界を代表する著名指揮者やピアニストとの活動も次々と決まっており、スターが少ないヴィオラの世界に於いて、その一人になり得る希有な才能の持ち主です。歌心溢れる豊かな音楽性でブラームスのソナタとシューマンの「詩人の恋」をお届けします。
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ 第1番 ヘ短調 Op.120-1
:ヴィオラ・ソナタ 第2番 変ホ長調 Op.120-2
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シューマン:「詩人の恋」 Op.48 (ヴィオラ版)
(c)Kaupo Kikkas | ティモシー・リダウト(ヴィオラ) 1995年ロンドン生まれ。英国王立音楽院を最優秀で卒業。クロンベルク・アカデミーで今井信子に学んだ。2014年セシル・アロノヴィッツ国際コンクールで優勝。16年にライオネル・ターティス国際コンクールで優勝し、ヤング・クラシカル・アーティスツ・トラスト(YCAT)のアーティストに選出された。19年にはBBCニュー・ジェネレーション・アーティストにも選ばれている。19/20シーズンはカメラータ・ザルツブルク、フィルハーモニア管、ヨーロッパ室内管、BBC響などと共演。またボルレッティ=ブイトーニ財団のフェローシップ賞2020を受賞。第1回ジェフリー・テイト賞受賞。ベルリン・コンツェルトハウス、ロンドンのウィグモアホール、パリのルーヴル美術館やルツェルン、ロッケンハウス、ハイデルベルクの春をはじめとする欧州の各音楽祭に出演。イザベル・ファウスト、ジャニーヌ・ヤンセン、スティーヴン・イッサーリス、ジョシュア・ベル、ラルス・フォークト、クリスチャン・テツラフ、キアン・ソルタニをはじめとする著名ソリストたちと共演。またクリストフ・エッシェンバッハ、デイヴィッド・ジンマン、ガボール・タカーチ=ナジ、シルヴァン・カンブルラン、アンドラーシュ・シフなどの指揮者と共演を果たしてきている。録音はハルモニア・ムンディなどからリリース。使用楽器はベアーズ国際ヴァイオリン協会より貸与されたペレグリーノ・ディ・ザネット製作(1565-75年頃)。 |
加藤洋之(ピアノ) 東京藝術大学附属音楽高校を経て同大学を首席で卒業。大学院在学中の1990年にジュネーヴ国際音楽コンクール第3位入賞、ハンガリー国立リスト音楽院に留学してイシュトヴァン・ラントシュに師事する。96年からはケルンに移りパヴェル・ギリロフの下でさらに研鑽を積んだ。これまでにハンガリー国立響、ブダペスト・フィル、ブルガリア国立放送響、ヘルシンボリ響、東京都響、日本フィルなど内外のオーケストラとの協演、ウィーン芸術週間、プラハの春、ルセ国際音楽祭、リムーザン室内楽フェスティヴァル等の音楽祭、ウィーン楽友協会、ウィグモア・ホールをはじめヨーロッパの主要ホールへの出演など各地で演奏活動を続けている。ウィーン・フィルの奏者たちと頻繁に室内楽を演奏し、特にライナー・キュッヒルとは99年以来デュオパートナーとして国内外において数多くの公演を重ねてきた。2019年にオクタヴィアレコードより初のソロCD「時間から空間へ~ワーグナーへのオマージュ」がリリースされレコード芸術誌で特選盤となる。令和元年度文化庁芸術祭音楽部門「大賞」を受賞。 |