MAROワールド Vol.38
“ベートーヴェン Part V” by 篠崎“まろ”史紀
~弦楽三重奏の夕べ~
2020年10月26日(月) 19:00開演
全席指定 7,000円
【2020年4月16日(木)の振替公演】
王子ホールが、“まろ”の愛称で親しまれているN響コンサートマスター、篠崎史紀と創る音楽の社交場、“MAROワールド”2020。ベートーヴェンに敬意を表して、第35回は3つの弦楽三重奏曲を、秋の第36回は七重奏曲をおおくりします。先ずは春、3本の弦楽器が織りなす、若々しく豊饒な才能が溢れんばかりのOp.9の魅力を堪能していただきましょう。
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 第2番 ト長調 Op.9-1
:弦楽三重奏曲 第3番 ニ長調 Op.9-2
:弦楽三重奏曲 第4番 ハ短調 Op.9-3
篠崎“まろ”史紀(ヴァイオリン) 愛称“まろ”。NHK交響楽団第1コンサートマスター。北九州市小倉出身。1963年、両親共にプロの幼児教育者の家に生まれ、3歳より父、篠崎永育にヴァイオリンの手ほどきを受ける。15歳の時に毎日学生音楽コンクール全国第1位。16歳で単身3ヶ月のザルツブルク夏期講習に参加。高校まで地元で過ごし卒業と同時に8年間に及ぶウィーン留学へ。師トーマス・クリスティアンの門戸を叩き、ウィーン市立音楽院に入学。翌年コンツェルト・ハウスでコンサート・デビューを飾り、その後ヨーロッパの主要なコンクールで数々の受賞を果たす。88年帰国後、群馬交響楽団、読売日本交響楽団のコンサートマスターを経、97年、34歳でNHK交響楽団のコンサートマスターに就任。以来、“N響の顔”として、ソリスト、室内楽奏者、指導者として、国内外で活躍中。現在NHK「クラシック音楽館」に案内人MAROとして出演している。96年より東京ジュニアオーケストラソサエティの音楽監督を務める他、WHO評議会委員を務め、そのコンサートにも熱心に取り組んでいる。14年、第34回有馬賞受賞。ヴァイオリン・ピアノ楽譜集「MARO’s Palette」(監修)、エッセイ「ルフトパウゼ ウィーンの風に吹かれて」が出版されている。現在、桐朋学園大学及び東京藝術大学非常勤講師、昭和音楽大学客員教授。 |
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佐々木 亮(ヴィオラ) NHK交響楽団首席奏者。東京藝術大学卒業。安宅賞受賞。1991年、現音室内楽コンクール第1位、「朝日現音賞」受賞。92年、東京国際室内楽コンクール(民音)第2位、「ルフトハンザ賞」受賞。同年秋より、ニューヨーク、ジュリアード音楽院に奨学生として入学。留学中にヴィオラに魅せられてヴァイオリンから転向する。アスペン音楽祭、マルボロ音楽祭に参加。卒業後、ソロ、室内楽奏者として全米各地にて活動。これまでに内田光子、ヒラリー・ハーン、ナージャ・サレルノ=ソネンバーグ、リン・ハレル等と共演。現在桐朋学園、洗足学園、東京藝大附属高校にて後進の指導にもあたっている。 |
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伊東 裕(チェロ) 奈県生駒市出身。6歳よりチェロを始める。日本演奏家コンクール小学生部門第1位、およびグランプリ受賞。泉の森ジュニアチェロコンクール小学生部門及び中学生部門金賞。大阪国際音楽コンクール中学生部門第1位、及びジャーナリスト賞、大阪府知事賞受賞。日本音楽コンクール チェロ部門第1位、及び徳永賞受賞。これまでに長岡京室内アンサンブル、関西フィル、日本センチュリー交響楽団、神戸市室内合奏団、藝大フィル他オーケストラと協演。小澤国際室内楽アカデミー、音楽塾オーケストラ、また中之島国際音楽祭、いこま国際音楽祭、武生国際音楽祭、ムジークフェストなら、北九州国際音楽祭等に参加。藝大にて福島賞、安宅賞、アカンサス賞受賞。サントリーホール室内楽アカデミー第3期フェロー。平成26年度青山財団奨学生。これまでに斎藤建寛、向山佳絵子、山崎伸子、中木健二に師事。フィリップ・ミュレール、フランス・ヘルメルソン、アルト・ノラス、ダヴィット・ゲリンガス、グスタフ・リビニウスのマスタークラスを受講。東京藝術大学器楽科を首席で卒業。同大学音楽研究科修士課程を経て、現在ザルツブルク・モーツァルテウムにてエンリコ・ブロンツィに師事している。18年、葵トリオのメンバーとしてミュンヘン国際音楽コンクールピアノ三重奏部門第1位を受賞。王子ホールレジデント「ステラ・トリオ」メンバー。 |