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Concert  コンサート情報

フランチェスコ・トリスターノ20th

2013年220日(水) 19:00開演

全席指定 5,000

完売
2012年10月27日(土)

(c)Aymeric Giraudel
フランチェスコ・トリスターノ(ピアノ)

ジャンルを超えて音楽の世界を伸びやかに飛翔する新時代の奇才、フランチェスコ・トリスターノが、王子ホールに初登場します。作曲も手がけ、ピアニストとして特にバッハ、現代曲に於ける演奏で早くから高い評価を得、異ジャンルのアーティストからも共演を求められる彼の次なるチャレンジは、バッハにも多大な影響を与えたオルガニストでもあったブクステフーデ。プログラムは自作のプレリュードに始まり、ブクステフーデのオルガンやチェンバロのための作品からバッハのパルティータを挟んで自作のシャコンヌで締めるという構成。モダン・ピアノでのブクステフーデ演奏も大変珍しいですが、 美しい音色で奏でられるバッハにとってのゴルトベルク変奏曲に当たる「ラ・カプリッチョーザ」による32の変奏曲は如何ばかりか、期待が高まります。

 

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プログラム

フランチェスコ・トリスターノ:プレリュード
ブクステフーデ:アリア「ラ・カプリッチョーザ」による32の変奏曲 ト長調 Bux WV.250
       :トッカータ ニ短調 H.2-20, Bux WV.155
       :組曲 ニ短調 Bux WV.233
フランチェスコ・トリスターノ:La Franciscana

********** 休憩 **********

バッハ:6つのパルティータより 第3番 ニ短調 BWV827、第5番 ト長調 BWV829
フランチェスコ・トリスターノ:シャコンヌ

プロフィール

(c)Aymeric Giraudel

フランチェスコ・トリスターノ(ピアノ)

1981年、ルクセンブルク生まれ。ルクセンブルク音楽院、王立ブリュッセル音楽院、ラトヴィア音楽アカデミー、パリ市立音楽院で研鑽を積んだ後、98年ジュリアード音楽院に入学、修士の学位を得る。2004年のオルレアン(フランス)20世紀音楽国際ピアノコンクールで優勝、またルクセンブルク・フィルハーモニーによりヨーロッパ・コンサートホール協会の「ライジングスター」ネットワーク・アーティストに選出され、ウィーンのムジークフェラインを含むヨーロッパの著名ホールで数多くリサイタルを行う。現在、主にヨーロッパ、アメリカ、日本を中心に精力的に活躍している。フランチェスコ・トリスターノは、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ・フェスティヴァル、ルール・ピアノ・フェスティヴァル等著名な音楽祭に参加するほか、ヨーロッパ、アジア、アメリカで多くのリサイタルやソリストとしての活動を行っている。00年、19歳でミハエル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団とアメリカ・デビューを果たす。以来、ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団、リール国立管弦楽団、王立ワロニー室内管弦楽団、ニューヨークの新ジュリアード・アンサンブル等と演奏。また、これまでにミハエル・プレトニョフ、クラウス・ペーター・フロール、エマニュエル・クリヴィヌ等の著名指揮者と共演。さらに10年には、ハンブルク交響楽団(音楽監督:ジェフリー・テイト)のレジデント・アーティストに選ばれ、ソロ・リサイタル、テクノ音楽の公演、さらにハンブルク交響楽団のソリストとして多数の公演に出演する。また、12年1月、ハンブルク交響楽団のアメリカ・ツアーにもソリストとして参加。01年、自らソリスト・指揮者として演奏する室内オーケストラ、ニュー・バッハ・プレイヤーズを設立。04年、ルクセンブルク大劇場とブリュッセルのボザール劇場でヴィヴァルディの「四季」のピアノと弦楽のための編曲版の演奏会を開催し指揮とピアノを弾く。幼少より作曲と即興に親しみ、例えば「それでも地球は動く」と「ヴィオラとチェロのためのソネット」はクラシック・スタイルの初期の作品である。現代の様式にも触発され、ソロ・ピアノやジャズ・アンサンブルのための曲も作曲している。また一方、テクノ音楽の活動では、デトロイト・テクノの偉人カール・クレイグから世界各地での公演に数多く招待され共演している。さらに、ピアノ2台とドラムのユニット「アウフガング」の活動も行なっている。01年の初レコーディングではバッハの「ゴルトベルク変奏曲」を、その後ニュー・バッハ・プレイヤーズとバッハの鍵盤の協奏曲の全チクルスをワルシャワで録音。05年、フランスのSisypheレーベルからルチアーノ・ベリオの全ピアノ作品の録音をリリース、06年、ペンタトーン・クラシックからミハエル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団の共演でラヴェルのト長調の協奏曲&プロコフィエフの第5番の協奏曲をリリースし各誌で絶賛される。07年Sisypheレーベルからジロラモ・フレスコバルディの12のトッカータ(第1集)をリリース。10年2月の本格的な来日公演では全国で6公演を行い、大成功を収める。同年3月、ユニバーサル・クラシック&ジャズ(ドイツ)と専属契約を交わし、11年3月にバッハ、J.ケージ、自作の新曲でドイツ・グラモフォンからCD「bachCage」をリリースした。同年6月、再来日を果たし、全国で「bachCage」のプログラムを含む6公演を行い、ツアーを成功させる。この6月来日ではNHKBSプレミアム「クラシック倶楽部」にも出演、さらにNHKBSの「エルムンド」にもライブ出演し、「bachCage」ショート・ヴァージョンの演奏を行う。12年2月、ダンスの鬼才、勅使川原三郎、佐東利穂子と「リユニオン~ゴルトベルク変奏曲」公演をすみだトリフォニーホールで行い大成功を収める。