銀座ぶらっとコンサート #43
宮本益光の王子な午後 9
~歌のうた~
2010年9月1日(水) 13:30開演
全席指定 2,500円
宮本益光(バリトン) 協賛:株式会社ヨックモック |
平日の昼下がり、銀座でのお買い物のついでに、お友達との銀ぶらの途中に立ち寄れる気軽なコンサート、『銀座ぶらっとコンサート』第43回。王子ことオペラ歌手の宮本益光が、魅惑のバリトンと楽しいトークで綴る大人気シリーズの9回目。毎回ユニークなプログラムを披露してくれる宮本王子が選んだテーマは『歌のうた』。数ある歌の中でも強く歌としての在り方を示す曲を厳選してお届けします。
それは歌として在るにもかかわらず
あえて歌と名付けられた
歌が、より歌であるために
そんな歌以上の歌たちを
加藤昌則/宮本益光:あしたのうた
成田為三/林 古渓:浜辺の歌
團 伊玖磨/北原白秋:舟歌
バーンスタイン:「ミサ」より 簡素な歌
シューベルト:鳩の使い
秋田県民謡/間宮芳生:杓子売唄
トスティ:最後の歌
ガスタルドン:禁じられた歌
ワーグナー:「タンホイザー」より 夕星の歌
加藤昌則/宮本益光:そこにある歌 (初演)
宮本益光(バリトン) 演奏、作詞、作曲、執筆と多彩な活躍をみせる21世紀のホープ。東京藝術大学、同大学院博士課程修了。古典作品から現代作品、邦人作品までそのレパートリーは幅広い。2003年A.プレヴィン『欲望という名の電車』スタンリー役の好演で脚光を浴び、翌04年の宮本亜門演出『ドン・ジョヴァンニ』で新時代のドン・ジョヴァンニを演じた。06年には二期会『ラ・ボエーム』ショナール役のほか、宮本亜門演出の同『コジ・ファン・トゥッテ』グリエルモ役で聴衆を魅了、その公演は芸術祭大賞を受賞した。07年の日生劇場音楽ドラマ『チャイコフスキー』では標題役として歌唱だけでなく、完成度の高い演技を披露した。同年12月には読売日響と第九ソリストとして共演し、08年1月の新国立劇場『ラ・ボエーム』ではショナール役を歌った。数々のオペラ作品で新日本語訳詞や字幕を発表しており、09年4月には津田ホールで自らの訳詞によるオペラ名場面集のリサイタルを開催した。また子供のための音楽プログラムでも才能を発揮し、08年の日生劇場「アリスの歌修行」に出演するだけでなく自ら構成も手がけた。同年9月にはミュージカル『アプローズ』で前田美波里と共演し新境地を開拓。「題名のない音楽会21」や「深夜の音楽会」などメディアでも活躍している。ユニバーサルよりデビューCD「おやすみ」、「千の風になって」が、また自らが作詞した「あしたのうた」を含むCD(加藤昌則作曲)もリリース。著書に「宮本益光とオペラに行こう」(旬報社)がある。二期会会員。 オフィシャルHP http://www.mas-mits.com/ |
|
加藤昌則(作曲/ピアノ) 東京藝術大学作曲科を首席で卒業し、同大学大学院修了。これまでにNHK-FM「FMリサイタ ル」、「名曲リサイタル」などに出演、自作品を演奏し、放送終了後、リスナーからの問い合わせが多数寄せられるなど、反響を呼んだ。2001年4月、デビューCD「SOLO」を発売。03年3月、ムジークフェライン・ブラームスザールにてウィーンデビューを果たす。06年6月、日本を代表するクラシカル・サクソフォン奏者、須川展也からの委嘱により、「スロヴァキアン・ラプソディ~サクソフォンとオーケストラのための~」を作曲、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団の東京公演(サントリーホール)で初演され、好評を博した。同作品は、須川展也のアルバムにも収録され(金聖響指揮、東京交響楽団)、また09年3月ブラティラヴァにても演奏され、ここでも満場の喝采を浴びた。06年自身初のオペラ作品「ヤマタノオロチ」を発表、日経紙上などで絶賛される。また、神奈川フィルの定期演奏会で新作「刻の里標石」を初演し、高い評価を受けた(同作品は、08年3月、東京オペラシティコンサートホール開館10周年記念公演にて再演された)。07年秋、「個典」を開催。注目を集める。09年4月、宮本益光作詞による合唱組曲「あしたのうた」が音楽之友社より出版された。いわゆる「現代音楽」とは全く異なる視点で書かれた、美しく斬新な抒情性に満ちた作品は、多くの愛好者を持っている。 オフィシャルHP http://www.masanori-music.com/ |