銀座ぶらっとコンサート #42
河合優子 暮らしの中のショパン2
~時間とともに~
2010年7月7日(水) 13:30開演
全席指定 2,500円
(c)Wataru Sato |
河合優子(ピアノ) 協賛:株式会社ヨックモック |
【“時間”~ショパンで過ごす一日~】
明け方/エチュード 変イ長調 Op.25-1 「エオリアンハープ」
朝/ポロネーズ 変ロ長調 WN1
プレスト・コン・レジェレッツァ 変イ長調 WN44
エチュード ハ長調 Op.10-1
昼/コントルダンス 変ト長調 WN27
ノクターン 嬰ヘ長調 Op.15-2
夕方/即興曲 第2番 嬰ヘ長調 Op.36
夜/カンタービレ 変ロ長調 WN43
ノクターン 第2番 変ホ長調 Op.9-2
ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11 第2楽章
深夜/エチュード 変ホ短調 Op.10-6
エチュード 嬰ハ短調 Op.25-7
レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ 嬰ハ短調 WN37 (ノクターン 嬰ハ短調 遺作)
(c)Wataru Sato |
河合優子(ピアノ) 日本を代表するショパンのスペシャリスト。岡崎市出身。ナショナル・エディションによるショパンの2曲のピアノ協奏曲・1台ピアノヴァージョン(ショパン自身による)、コントルダンス 変ト長調などの世界初演者。21世紀初頭より世界で初めてナショナル・エディションに基づくショパン全曲演奏会(ひとりのピアニストによる)を行っている。名古屋市立菊里高等学校音楽科を経て愛知県立芸術大学卒業。同大大学院修了。ポーランド国立ワルシャワ・ショパン音楽院(現ショパン音大)留学、1994年研究科修了。95年マリーエンバート・ショパン国際ピアノ・コンクール(チェコ)3位入賞。同年10月、第13回ショパン国際ピアノ・コンクール(ポーランド、ワルシャワ)で、著名な批評家ヤヌシュ・エキエルトが発表した評論「スターは消えていく」「戦闘後の風景」およびポーランド国営ラジオ第一放送がコンクール直後に彼女を取り上げた30分の特別ルポルタージュ番組が大きな反響を呼び、翌年のポーランド全国リサイタルツアーをきっかけに演奏活動に入る。各国オーケストラと協演、ヨーロッパの多くの国際フェスティヴァルに招かれ、放送出演も多数。「スラヴの魂を持つ日本人」「ユウコ・カワイの演奏会は真の芸術的事件であった」「彼女はショパンの思っていたように弾くことができる」などの評を得る。99年ベアルトン・レーベル(ポーランド)のナショナル・エディション・ディスク全集に東洋人として初参加、外国人シリーズ第1弾『レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ』をリリース。各国で好評を得ている。月刊「ショパン」では「聴いておきたい名盤CD」に選ばれた。本国ポーランドでは2007年春、08年秋冬、09年1月とポーランド航空(LOT)機内オーディオプログラムで放送、ポーランド・ラジオでもリリースから現在までの10年間、第一放送(PRⅠ)および第二放送(PR II)で絶えず取り上げられている。第1-5回ショパン国際ピアノ・コンクールinASIA、第5-6回A.ルービンシュタイン青少年国際ピアノ・コンクール(ポーランド)、第37-39回ポーランド・ピアニズム・フェスティヴァル「若者のステージ」審査員。01年より長期プロジェクト《河合優子Chopinissimoシリーズ》を開始。全曲演奏会とマスタークラスを、出身地の岡崎を柱に、東京(浜離宮)他全国で定期的に行っている。浜離宮での第1回演奏会は「音楽の友」で評論家の岡本 稔により〈05年コンサート・ベストテン〉のひとつに選ばれた。これらの全曲演奏会のライヴCDも次々とリリース、「レコード芸術」では「能に通じる品格のある静けさや簡素な美しさと、スラヴ的なダイナミズムとリリシズムの融合」「透徹したリリシズムはリパッティに匹敵」などの評を得ている。08年1月、名古屋と安城でモーツァルトのピアノソナタ全曲演奏会を完結させる。同年夏、ワルシャワでショパンの2曲の協奏曲・ショパン自身による1台ピアノヴァージョンをレコーディング。09年2月、(ショパンが自身のピアノ協奏曲 第1番を献呈した)カルクブレンナーのピアノ協奏曲 第4番を日本初演。10年のショパン生誕200年にはポーランド滞在20年目を迎える。百瀬雅恵、大堀敦子、ボト・レヘル、ヤン・エキエルに師事。 |