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Concert  コンサート情報

ウェルナー・ヒンク&遠山慶子
モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会(全4回) 第1回、第2回

2009年1111日(水) 19:00開演、1125日(水) 19:00開演

全席指定 各日6,500円、セット券12,000

ウェルナー・ヒンク(ヴァイオリン)
遠山慶子(ピアノ)

名物コンサートマスターとして2008年の退団までウィーン・フィルを支えてきたウェルナー・ヒンクと、日本人演奏家のパイオニアとして国際的な活躍を続けてきた遠山慶子。30年以上にわたって共演を重ねてきた両者が、全4回、2年にわたってモーツァルトのヴァイオリン・ソナタを演奏するという意欲的なプログラムに挑みます。披露されるのは初期のいわゆる「ヴァイオリン声部付」ソナタと他者の手による作品を除いた「第24番 K296」から「第43番 K547」までの全曲。初めて共演したときから息がピッタリ合い、「レコーディングのときミスをするタイミングまで一緒だった」との笑い話もあるこの2人、モーツァルトが遺してくれた表情豊かな名曲の数々をたっぷりと聴かせてくれることでしょう。

 

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プログラム

モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会(全4回)

<第1夜 11/11>

第43番 へ長調 K547
第28番 ホ短調 K304

********** 休憩 **********

第30番 ニ長調 K306
第24番 ハ長調 K296


<第2夜 11/25>

第29番 イ長調  K305
第26番 変ホ長調 K302

********** 休憩 ***********

第33番 へ長調 K377
第34番 変ロ長調 K378

プロフィール

ウェルナー・ヒンク(ヴァイオリン)

元ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の第1コンサート・マスター。ウィーン弦楽四重奏団およびウィーン八重奏団のリーダー。
43年、ウィーン生まれ。ウィーン市立音楽院でヴァイオリンを専攻した後、ウィーン・アカデミーでフランツ・サモイル教授の教えを受け、62年、最優秀にて卒業。64年、ウィーン・フィルの第1ヴァイオリン奏者。68年、第1ヴァイオリンの首席奏者、74年にはコンサート・マスターに就任。64年、ウィーン・フィルに加入した年に「ウィーン弦楽四重奏団」を同オーケストラ・メンバーと結成、コンツェルトハウス弦楽四重奏団の活動を事実上引き継ぐ形で、ウィーン楽友協会等のコンサートに登場する。ウィーン弦楽四重奏団は、RCA、カメラータに73年よりレコーディングを始め、50枚近い録音を残し、特にシューベルトの「死と乙女」ではレコード・アカデミー賞を受賞した。その演奏の成果は、ヒンクのソロ・ヴァイオリンに負うところが大きい。

遠山慶子(ピアノ)

東京に生まれる。幼少の頃より井上定吉に師事。アルフレッド・コルトー来日の際(1952年)に認められ、同氏の招きにより渡仏、パリ・エコール・ノルマル高等音楽院修了。その3年間にわたりアルフレッド・コルトー氏のもとで研鑽を積む。63年フランス、パリでデビュー以来、主にヨーロッパ、アメリカで演奏活動を行っており、日本でもリサイタル、オーケストラとの協演などに活躍、特に室内楽の分野では高く評価されている。78年に行ったリサイタルに対して日本ショパン協会賞を授与された。現在に至るまで、その活動は国内外で多岐にわたり、巨匠カルロ・ゼッキ、シャンドール・ヴェーグをはじめとする名指揮者との共演、ロン・ティボー、ゲザ・アンダ等国際コンクールの審査員、また毎夏に開催される草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルでは第1回から講師、演奏家として参加している。録音の分野でもカメラータから多くのCDが発売されている。