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Concert  コンサート情報

モザイク・カルテット

2008年1030日(木) 19:00開演

全席指定 6,000


エーリッヒ・ヘーバルト(ヴァイオリン) 
アンドレア・ビショフ(ヴァイオリン)
アニタ・ミッテラー(ヴィオラ) 
クリストフ・コワン(チェロ)

アーノンクールの4人の申し子たちが、2006年モーツァルト・イヤー以来2年ぶりに王子ホールに登場。今回は、自家薬籠中のウィーン古典派ハイドン、シューベルトにロマン派のメンデルスゾーンを加えて、古楽器が持つ独特の音色と歌心溢れる美しいウィーン伝統の響き、まさに“モザイクの音楽”をお届けします。

プログラム

ハイドン:弦楽四重奏曲 第35番 ヘ短調 Op.20-5 Hob:III.35
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第1番 変ホ長調 Op.12
シューベルト:弦楽四重奏曲 第13番 イ短調 Op.29 D804 「ロザムンデ」

プロフィール

モザイク・カルテット

古楽器による弦楽四重奏団としては世界最高峰にあるモザイク・カルテットは、アーノンクール率いるウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのコンサートマスターはじめ主要メンバーを中心に1985年に創設された。彼らの演奏は学究的解釈のみにとらわれず、ウィーンの伝統の美しく響く弦の音色を古楽器で表現する、いわばピリオド楽器とモダン楽器両方の良さを取り入れている希有なグループである。ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンやシューベルトといったウィーン古典派を得意とする。少なめのヴィブラートなど純正調の響きを大切にし、古楽器が持つ独特の音色と、歌心あふれる演奏は「美しい」の一言。今年で5回目の来日となる。

エーリッヒ・ヘーバルト(ヴァイオリン)

1956年ウィーン生まれ。グレーテ・ビーダーマンとフランツ・サモイル、さらにザルツブルクでシャンドール・ヴェーグに師事し、彼の弦楽四重奏団に78年から80年まで在籍した。80年から86年までウィーン交響楽団のコンサートマスター。81年よりニコラウス・アーノンクールの主宰するウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのコンサートマスター及びソリストを務める。また、ウィーン弦楽六重奏団の第1ヴァイオリン奏者でもあり、モダン楽器とピリオド楽器の両分野において活躍している。
所有楽器:フィリウス・アンドレア・グァルネリ(1683年クレモナ製)

アンドレア・ビショフ(ヴァイオリン)

1957年フォーアアルベルク生まれ。ウィーンでグレーテ・ビーダーマンとトーマス・クリスチャンに師事。80年よりオーストリア・バッハゾリステンのコンサートマスター兼ソリスト。ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのメンバー。ウィーン音楽大学にて室内楽の教鞭をとる。
所有楽器:18世紀後半フランス製

アニタ・ミッテラー(ヴィオラ)

1955年リンツ生まれ。ザルツブルクでユルゲン・ガイゼ、プラハでアントニン・モラヴェック、ウィーンでトーマス・クリスチャンに師事。ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのメンバーであり、ザルツブルク・バロックアンサンブルを率いる。ザルツブルクのモーツァルテウムでヴァイオリンとヴィオラを教える。
所有楽器:カロルス・ル・ポ(1725年リール製)

クリストフ・コワン(チェロ)

1958年カン生まれ。カンにてジャック・リポシェに、その後パリでアンドレ・ナヴァラに師事。さらにジョルディ・サヴァールのもとで学び、彼のアンサンブル、エスペリオンXXのメンバーとなった。ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスおよびアカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック、イル・ジャルディーノ・アルモニコの客演ソリストを務める。1985年にモザイク・カルテットを創設。パリの国立高等音楽院およびバーゼルのスコラ・カントルムで教鞭をとる。
所有楽器:アレッサンドロ・ガリアーノ(1705年頃ナポリ製)