ウィーン弦楽四重奏団
2008年5月23日(金) 19:00開演
全席指定 7,000円
ウェルナー・ヒンク(第1ヴァイオリン) |
40年に亘りウィーン・フィルの顔として活躍を続けてきたウェルナー・ヒンクが、同団のトップ・メンバーと共に育ててきたウィーン弦楽四重奏団は、ここ王子ホールにとってもお馴染みの、かけがえのない存在です。常に伝統の深み、様式の美しさを伝えてくれる彼らが、現在、最も熱意を持って取り組んでいるブラームスを演奏するために王子ホールに帰ってきます。渾身のブラームス…その音楽に身を置き、耳を傾ける時、私たちにも40年の足跡が見えるかもしれません。
ドヴォルザーク:弦楽四重奏のための 「糸杉」 B152より
ブラームス:弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 Op.51-2
********** 休憩 **********
ブラームス:弦楽四重奏曲 第1番 ハ短調 Op.51-1
ウィーン弦楽四重奏団 ウィーン弦楽四重奏団は、ウィーン・フィルハーモニーのコンサート・マスター、ウェルナー・ヒンクが入団直後の1964年に結成したウィーン・フィルのトップ・メンバーによるカルテット。77年から第2ヴァイオリンがフーベルト・クロイザマー、85年からチェロがフリッツ・ドレシャル、98年からヴィオラがハンス・ペーター・オクセンホファーに替わって現在に至っている。デビュー当時から楽友協会の室内楽コンサートを担当し、ウィーン中の人気団体として活躍を続けており、ウィーン芸術週間、ザルツブルク音楽祭などの常連である。レパートリーもウィーン古典派とともにツェムリンスキー、シェーンベルクなど新ウィーン楽派を重視している。 |
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ウェルナー・ヒンク(第1ヴァイオリン) ウィーン・アカデミー(現・ウィーン音楽大学)で、フランツ・サモイル教授の教えを受ける。1964年、ウィーン・フィルの第1ヴァイオリン奏者、68年、第1ヴァイオリンの首席奏者、74年にはコンサート・マスターに抜擢された。ウィーン市立音楽院教授。(1943年生まれ) |
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フーベルト・クロイザマー(第2ヴァイオリン) リンツでアルット教授につく。その後、ウィーン・アカデミー(現・ウィーン音楽大学)でフランツ・サモイル教授の教えを受ける。1969年、チェコスロヴァキアで行われたコツィアン国際ヴァイオリン・コンクールで第1位入賞。75年、ウィーン・フィルに入団。78年、第2ヴァイオリン首席奏者。82年より第1ヴァイオリン首席奏者。(1953年生まれ) |
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ハンス・ペーター・オクセンホファー(ヴィオラ) グラーツに生まれる。ウィーン音楽大学でフランツ・サモイルに教授にヴァイオリンを、ジークフリート・フューリンガー教授にヴィオラを学ぶ。1977年よりウィーン・フィルのヴィオラ奏者。93年よりウィーン国立音楽大学ヴィオラ科教授。98年よりウィーン弦楽四重奏団のメンバーとなる。(1948年生まれ) |
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フリッツ・ドレシャル(チェロ) ウィーン・アカデミー(現・ウィーン音楽大学)でフリーダ・リッシャウアー=クラウス教授に師事する。1968年、アカデミーにて優秀賞を得、同年、ウィーン・フィルに入団。73年よりウィーン八重奏団に参加。74年からウィーン・フィルのチェロ首席奏者。85年、ウィーン弦楽四重奏団のメンバーとなる。(1947年生まれ) |