アンドルー・マンゼ&リチャード・エガー
2008年6月12日(木) 19:00開演
全席指定 6,000円
(c)Richard Haughton |
アンドルー・マンゼ(バロック・ヴァイオリン) |
待望のバロック・ヴァイオリンと鍵盤楽器の名手、マンゼとエガーの名デュオ・コンビによる珠玉の古典プログラム。前半は1780年代に作曲されたモーツァルト・プロ、後半は、両者の橋渡し的にシューベルトのソナチネを配し、ベートーヴェンの短調ソナタで締めくくるという彼らの巧妙さが伺われる構成です。2人の音楽は、20年以上に亘ってきらきらと絡み合い、常に新鮮な驚きを与えてくれます。それは刺激的ですらあります。今回の初上陸、日本各地で新旋風を巻き起こすに違いありません。
※マンゼ氏の意向により、フォルテピアノとの相性を考慮した結果、
公演当日は次の楽器を選択することとなりました。
ヴァイオリン・・・・・1832年製 ピエール・パシェレル(モダン仕様)
フォルテピアノ・・・・・2002年製 ポール・マクナルティ(c.1800 ワルター・モデル)
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 第32番 ヘ長調 K376
:ヴァイオリン・ソナタ 第42番 イ長調 K526
********** 休憩 **********
シューベルト:ソナチネ 第1番 ニ長調 Op.137-1, D384
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第4番 イ短調 Op.23
(c)Richard Haughton |
アンドルー・マンゼ(ヴァイオリン) 世界中のオーケストラを指揮しており、バロック、古典、そして19世紀や20世紀に至るレパートリーを持つ。ヴァイオリニストとしては1610年から1830年までの音楽のスペシャリストとして知られる。また教育活動、著作業、楽譜の校訂、ラジオ、テレビ司会者としても活躍している。 |
(c)Richard Haughton |
リチャード・エガー(フォルテピアノ) ヨーク大聖堂の合唱隊、マンチェスター・チータム音楽学校、またケンブリッジ大学でオルガンの奨学生として学ぶ。グスタフ・レオンハルトに学んだことが、彼の古楽演奏において大きなインスピレーションとなっている。鍵盤奏者として15世紀のオルガン作品からデュセックにいたるまで、あらゆる種類の鍵盤楽器で弾き分け、指揮者としても、バッハの「マタイ受難曲」からジョン・タヴナーの「光のイコン」に至る幅広いレパートリーを持っており、クリストファー・ホグウッドの後任者としてアカデミー室内管弦楽団の音楽監督に任命された。ソリストとしてはヨーロッパと日本の有名な音楽祭に登場している。バッハのゴルトベルク変奏曲でのアメリカツアーは、批評家から素晴らしい賛辞を受けた。協奏曲のソリストとしては、近年はオランダ放送室内管弦楽団、18世紀オーケストラ、オランダ管楽アンサンブルと共演。室内楽の分野ではアンドルー・マンゼと比類なきデュオを組んでいる。彼らはこれまでにスティルス・ファンタスティクス、後期バロック音楽を携えてヨーロッパと北アメリカをツアーし、近年になってより新しい作品、モーツァルト、シューベルト、ベートーヴェン、ヒューバート・パリーなども演奏するようになった。アメリカのハルモニア・ムンディと契約しており、ソロCDはフレスコバルディ、ギボンズ、クープラン、パーセル、J.S.バッハ、そしてフローベルガー作品全集などがある。最近の録音としては「Per Cembalo Solo」、J.S.バッハのゴルトベルク変奏曲、モーツァルトの幻想曲とロンド集が挙げられる。ヴァイオリニストのマンゼと共演した数々のCDはこれまでに幾多もの賞に輝いている。ルベル、パンドルフィのソナタ集(グラモフォン・アワード)、ヘンデル(グラミー賞ノミネート)、バッハ、コレルリ(セシリア賞)、ビーバーの「ロザリオのソナタ」(エジソン賞)、そしてモーツァルトのアウエルンハンマー・ソナタ集など、またアカデミー室内管弦楽団と共にバッハのハープシコード協奏曲全集を録音している。現在発売が予定されているのは、クープランの鍵盤音楽集、バッハの平均律第1巻、そしてヘンデルのコンチェルト・グロッソ作品3と、オルガン協奏曲Op.4および7である。 |