G-Lounge #9
波多野睦美 キャバレー・ソングを歌う Kiss me, Kate
2008年2月27日(水) 19:30開演
全席指定 5,000円
波多野睦美(ヴォーカル) |
コンサート・ホールでライブハウスのように音楽を楽しんで頂く"G-Lounge"シリーズ。今回登場するのは歌手、波多野睦美です。当ホールでは年に1度"歌曲の変容"シリーズを自ら構成し、毎回大人の聴衆の心を掴んでいる名メゾ・ソプラノ。そう、波多野睦美は大人のエンターテイナーです。ひとつひとつのドラマを女優のように歌い演じる姿と声に、多くの人が魅了されます。"G-Lounge"は彼女にとっては番外編なのでしょうか?いいえ、満を持してのキャバレー・ソングです。コール・ポータ、クルト・ワイル、武満徹の映画音楽etc. 歌がいっぱい詰まった抽斗を開けては閉めながら選び出した曲には、どれも歌に対する深いこだわりが散りばめられています。相方を務めますジャズからクラシックまで天才的に弾きまくるピアニスト山田武彦ともども、楽しくお届けする冬の夜長の大人の時間。ファンの方はもちろん、初めて彼女を知る方も、きっと「待ってました!」とご満足頂けることと存じます。
コール・ポーター:ミュージカル「キス・ミー・ケイト」より ソー・イン・ラヴ
ガーシュウィン:オペラ「ポーギーとベス」より サマータイム
ブリテン:カリプソ
プーランク:愛の小径
クルト・ワイル:ユーカリ
谷川賢作:はくしゃくふじん
武満 徹:「他人の顔」より ワルツ
他予定
波多野睦美(メゾ・ソプラノ) ロンドンのトリニティ音楽大学声楽専攻科を修了。1990年からイギリス・ルネサンスのリュートソングプログラムを中心に演奏活動を始め、日本、イギリス、ドイツなどで数多くのコンサート、音楽祭に出演。多くのCD作品も発表し、16~17世紀イギリス歌曲のスペシャリストとして高い国際的評価を得る。同時代のスペイン、イタリア、フランスの歌曲、バッハのカンタータ、受難曲他の宗教歌曲でも活躍。現在はルネサンス、バロックからロマン派、近現代にわたる歌曲を中心的なレパートリーとして活動の場を広げている。あたたかく潤いのある声で歌われるその歌は歌詞への深い理解に裏付けられ、肌にしみとおるような共感を生み、常に聴衆を魅了する。2001年にはアメリカでの中日韓米世界平和祈念コンサートで間宮芳生の「セレナードⅢ」を世界初演、05年パンパシフィック音楽祭で再演、絶賛を博す。05年から王子ホールで「歌曲の変容」シリーズを開始。07年サイトウ・キネン・フェスティバル松本に出演。武満 徹、権代敦彦作品を歌う。オペラではパーセルの「ダイドーとエネアス」、モンテヴェルディの「オルフェーオ」、ヘンデルのオラトリオ「ヘラクレス」、モーツァルトの「イドメネオ」などに出演し、深みのある表現力で注目される。CD作品は「静かな午後/美しいイギリスの歌」(ピアノ=野平一郎/07年9月26日発売)「涙の形」(06年度『レコード芸術』レコードアカデミー賞[音楽史部門]受賞)「優しい森よ/ダウランドのリュートソング」「ひとときの音楽」「美しい日本の歌」など多数。著書「ふたりの音楽」(つのだたかしとの共著)。 オフィシャルHP http://www.linkclub.or.jp/~dowland |
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(c)Wataru Sato |
山田武彦(ピアノ) 東京藝術大学大学院にて作曲を学んだ後、1993年フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院ピアノ伴奏科に入学、同クラスの7種類の卒業公開試験を、審査員の満場一致により首席で一等賞(プルミエ・プリ)を得て卒業。数多くの演奏者と共演、的確でおおらかなアンサンブル、色彩豊かな音色などが好評を博し、コンサート、録音、放送等の際のソリストのパートナーとして厚い信頼を得ている。また、自らのプロデュースによる音楽活動も行っており、99年「B→C」、01年からムジカーザでの11回の演奏会シリーズ、03年から「神様の悪戯」連続演奏会、05年「Viva!40代」などを通じて、クラシック音楽の従来のレパートリーと、独自のアプローチによる自らの編曲作品、新作とを結びつけるなど、新しい音楽表現の可能性を常に模索し続けている。洗足学園音楽大学准教授、東京音楽大学非常勤講師。07年より『山田武彦ピアノ伴奏塾』を開講(洗足学園)。多角的な講座を展開している。 |