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Concert  コンサート情報

第51回パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール優勝者特別記念コンサート

ニン・フェン

2007年94日(火) 19:00開演

全席指定 3,500


ニン・フェン(ヴァイオリン)
加藤洋之(ピアノ)

パガニーニ・コンクールは1954年、パガニーニ生誕の地、イタリア・ジェノヴァ市によって創設されました。歴代の1位のなかにはジョルジュ・パウク、ジェラール・プーレ、サルバトーレ・アッカルド、ジャン=ジャック・カントロフ、ギドン・クレーメルなど著名ヴァイオリニストが綺羅星のように並び、チャイコフスキー国際コンクールと並び称される最難関のヴァイオリン・コンクールの一つとなっています。最近の優勝者ではイザベル・ファウスト、レオニダス・カヴァコス、庄司紗矢香などが次代を担うヴァイオリニストとして活躍。2002年まで毎年開催されていましたが、04年の50周年を期に2年ごとに行われるようになりました。02年以来2大会ぶりに第1位に選ばれたのは、中国出身のニン・フェン。卓越した技巧を誇る俊英のパフォーマンスをどうぞお楽しみに。

 

プログラム

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 Op.47 「クロイツェル」
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ 

********** 休憩 **********

R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18
パガニーニ/クライスラー:魔女たちの踊り Op.8

プロフィール

ニン・フェン(ヴァイオリン)

1981年中国・成都に生まれ、4歳からヴァイオリンを始める。92年四川音楽学校へ進学。98年9月、ロンドン英国王立音楽院に奨学生として招かれ、フー・クン教授に師事。翌年パリのロン=ティボー国際コンクールにてダムソン・フランソワ協会スカルボ賞を受賞。2000年4月メニューイン国際ヴァイオリンコンクールで第2位入賞。01年5月ベルギーのエリザベート王妃国際音楽コンクールで第5位入賞。その2ヶ月後ロンドン・オラトリー・国際ヴァイオリンコンクールで第1位を獲得。02年ロンドンの音楽家慈善基金からエミリー英国奨学金を取得する。同年モスクワで開かれたチャイコフスキー国際コンクールでは、現代作品の演奏により特別賞を受賞。03年6月、約200年に及ぶ英国王立音楽院の歴史上初めて、卒業試験最終リサイタルの成績を満点に修め、優秀な卒業生にだけ認められる英国王立音楽院の協会の一員として選ばれた。同年9月には、ドイツのハノーヴァー国際ヴァイオリンコンクールにて第3位に入賞。その後ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でアンティエ・ヴァイトハース教授に師事。05年2月ハンブルグにおける第13回ドイツ楽器財団コンクールで入賞し、同財団よりG.ガダニーニ(1756年製)の貸与を受ける。05年6月ニュージーランドのマイケル・ヒル国際ヴァイオリンコンクールにて第1位を受賞。06年9月イタリア・ジェノバの第51回パガニーニ国際ヴァイオリンコンクールで第1位を獲得、同時に2つの特別賞を受賞。05年中国でソロのCDデビュー。その他日本のJVCやトリトン・レコード、ベルギーのシプレ、オランダのチャンネル・クラシックスでもCDをリリース。これまでに中国、カナダ、イギリス、ベルギー、フランス、イタリア、日本、アメリカ合衆国、ドイツで演奏し、中国国立交響楽団、ハンガリー・フィルハーモニー管弦楽団、ウィニペグ・シンフォニーオーケストラ、ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ、ベルギー国立管弦楽団、ウィーン交響楽団、北ドイツ放送交響楽団、イ・ムジチ・モントリオール、オークランド・フィルハーモニア等と共演をしている。


加藤洋之(ピアノ)

東京藝術大学附属音楽高等学校を経て同大学器楽科を卒業。在学中に「安宅賞」を受賞し、日本音楽コンクールに入選。1990年よりハンガリー国立リスト音楽院に留学し、イシュトヴァン・ラントシュに師事した。同年ジュネーヴ国際音楽コンクールに第3位入賞後、本格的な演奏活動が始まる。93年のルセ国際音楽祭に招待されブルガリア国立放送響と協演した後、ブダペスト・フィルやヘルシンボリ響(スウェーデン)の定期公演への出演、ハンガリー国立響をはじめとする内外のオーケストラとの協演を重ね、また東欧各地においてリサイタル、放送への出演等の演奏活動を行った。96年ドイツのケルンに移り、パヴェル・ギリロフに師事する傍ら室内楽の演奏にも力を入れ始め、ドイツ各地や、イタリア、スイス、オーストリア、スペイン等で演奏会や放送への出演、録音を行い、2001年にはリムーザン国際室内楽フェスティヴァル(フランス)に招かれる。ウィーン・フィルのメンバーたちとはしばしば室内楽を共演し、特に第一コンサートマスターのライナー・キュッヒルとは01年以来、デュオ・パートナーとして数多くの演奏を重ねてきており、02年12月のウィグモア・ホール(ロンドン)へのデビューは"THE TIMES"紙上にて絶賛を博した。05年のウィーン・フィルハーモニー・ウィーク・ジャパンにおける室内楽コンサートには、メンバーたちと共に出演した。