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Concert  コンサート情報

ルドルフ・ブッフビンダー
~ウィーンの夜会~

2007年58日(火) 19:00開演

全席指定 7,000


(c) Marco Borggreve

ルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ)

生粋のウィーンの正統的なピアニストとして圧倒的な人気と実力を誇るブッフビンダーが、いよいよ円熟の時を迎えています。ウィーンの人たちは本当にブッフビンダーを愛して止みません。歌心溢れるシューベルトの即興曲で聴衆を唸らせ、華麗なシュトラウスのワルツで熱狂させるその姿は、実に洒落ていて上品。今回のリサイタルでは、日本でまだまだ知られていない彼の魅力を堪能して頂きます。ブッフビンダーと王子ホールが特別に催す一夜限りの「ウィーンの夜会」へ、どうぞお出かけ下さい。

 

MESSAGE

 

ウィーン流の音楽のご挨拶ができることをとても嬉しく思っています。ウィーンで生まれた音楽に親しみをおぼえてくださる方々に演奏をお届けできることは、私にとって無上の喜びです。皆さんとお会いできる日を心から楽しみにしています。

――2007年3月 ルドルフ・ブッフビンダー

 

“MAROワールド”でお馴染みのN響コンサートマスター、篠崎史紀さんからコメントが届いています。

 

なんて楽しいプログラムでしょう! 5月のN響でも共演しますが、ウィーンの香りを十分に楽しませてくれる最高のシェフが至福の時間をプレゼントするために本場仕込みの音楽を持って300席の王子ホールにやって来ます。皆様もサロン文化の醍醐味をご賞味ください!!

――2007年4月 篠崎“まろ”史紀

プログラム

J.シュトラウスII/グリュンフェルト:春の声
シューベルト:楽興の時 第6番 変イ長調 Op.94, D.780
        :即興曲集 第2番 変イ長調 Op.142, D.935
        :即興曲集 第3番 変ロ長調 Op.142, D.935
        :即興曲集 第4番 ヘ短調 Op.142, D.935

********** 休憩 **********

シューベルト/リスト編:ウィーンの夜会 No.6
シューベルト:即興曲集 第2番 変ホ長調 Op.90, D.899
        :即興曲集 第3番 変ト長調 Op.90, D.899
        :即興曲集 第4番 変イ長調 Op.90, D.899
J.シュトラウスII/グリュンフェルト:オペレッタ「こうもり」より ウィーンの夜会

プロフィール

ルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ)

5歳の時に最も若い学生としてウィーン音楽大学への入学を認められ、11歳で著名なピアノ教育家ブルーノ・ザイドルホーファーのマスター・クラスに入門を許可された。教育を終えると彼は各地で演奏活動を行い、今日のピアニストとしてのキャリアを固めていった。例年のようにザルツブルク音楽祭などの国際的な音楽祭に招聘され、世界中の代表的なオーケストラ、指揮者と共演している。ブッフビンダーのレパートリーは非常に広く、古典派、ロマン派の音楽に限らず、多くの20世紀作品も含まれている。その多彩なレパートリーは、100枚を超えるレコード、CDに収められている。グランプリ・ドゥ・ディスク大賞を受賞したハイドンのクラヴィーア作品全曲は大きな注目を浴びた。また、新しいレパートリー開拓に挑む過程で、オーストリアの50人の異なる作曲家が書いた「ディアベッリ変奏曲」を録音している。近年はスタジオ録音よりもライブ録音を好んでおり、ウィーンのコンツェルトハウスでライブ収録されたウィーン交響楽団とのモーツァルト:ピアノ協奏曲全曲チクルスは、高名な批評家ヨアヒム・カイザーによって1998年のCDオブ・ザ・イヤーに選ばれた。99年のヨハン・シュトラウス・イヤーには、『ワルツィング・シュトラウス』というタイトルのピアノ編曲作品集を録音して高い評価を受けている。最近の録音では、ニコラウス・アーノンクール指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とのブラームス:ピアノ協奏曲、2003年ウィーン祝祭週間において指揮者及びソリストとしてウィーン交響楽団と共演したベートーヴェン:ピアノ協奏曲が挙げられる。彼にとって最大の関心事はピアノ音楽界における《新約聖書》、つまりベートーヴェンのピアノソナタ全32曲の解釈であり、彼はこのソナタ全集の再録音に取り組んでいる。同時に全曲演奏の企画も、ミュンヘン、ウィーン、ハンブルク、チューリッヒ、ブエノスアイレスをはじめとする30を越える世界中の都市で実現されており、ドイツで最も権威あるフランクフルト・アルゲマイネ紙によって「ブッフビンダーは我々の時代における最も重要で有能なベートーヴェン奏者」と評された。彼は、音楽以外にも文学、彫刻に取り組んでおり、情熱的なアマチュア画家でもあると自負している。

オフィシャルHP http://www.buchbinder.net/