ojihall


Concert  コンサート情報

ジャン=ギアン・ケラス&野平一郎

2005年1021日(金) 19:00開演、1022日(土) 16:00開演

全席指定 各日6,500円、セット券11,000


ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)
野平一郎(ピアノ)

いまやとどまることを知らない快進撃をつづけるケラス。昨年の当ホールでのJ.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲全曲演奏会では、極限まで高められた集中力と研ぎ澄まされたテクニックで至高の演奏を披露し、聴衆を魅了しました。今回は、もう一つの聖典とも言うべき、ベートーヴェン/チェロ・ソナタ全曲をお届けします。対するピアニストはベートーヴェン解釈に定評のある野平一郎。着実に進化してゆくケラスがどのようなベートヴェンを聴かせてくれるのか、今から楽しみな2日間です。

プログラム

オール・ベートーヴェン・プログラム
チェロ・ソナタ全曲

第1夜
チェロ・ソナタ 第2番 ト短調 Op.5-2
チェロ・ソナタ 第4番 ハ長調 Op.102-1
**********休憩**********
ヘンデルの「ユーダス=マカベウス」の主題による12の変奏曲 ト長調 WoO.45
チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 Op.69

第2夜
チェロ・ソナタ 第1番 ヘ長調 Op.5-1
モーツァルト「魔笛」の『恋を知る男達は』の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO.46
**********休憩**********
モーツァルト「魔笛」の『娘か女房か』の主題による12の変奏曲 ヘ長調 Op.66
チェロ・ソナタ 第5番 ニ長調 Op.102-2

プロフィール

ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)

1967年モントリオール生まれ。リヨンのコンセルヴァトワールを首席で卒業後、奨学金を得てフライブルク音楽大学で学び、ひき続きアメリカへ渡ってジュリアード音楽院等で研鑽を積んだ。ロストロポーヴィチ国際及びミュンヘン国際コンクールで受賞。90年より2001年までアンサンブル・アンテルコンタンポランのソロ・チェロ奏者を務め、95年にはピエール・ブーレーズ指揮の同アンサンブルとの共演でドイツ・グラモフォンよりCDデビュー、グラモフォン誌の部門別年間ベスト・ワンとなった。95年ブーレーズ・フェスティバルで初来日。01年には日本国内初のソロ・リサイタル。02年11月には3日連続の無伴奏リサイタル「天」「地」「人」を開催、03年秋、ジェローム・デュクロ(ピアノ)とデュオ・ツアーを行う。02年、第6回グレン・グールド受賞者に選ばれたブーレーズより、グレン・グールド国際プロテジェ賞の受賞者に指名された。

オフィシャルHP http://www.jeanguihenqueyras.com/ 

野平一郎(ピアノ)

1953年生まれ。東京芸術大学、同大学院修士課程を修了後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に学ぶ。作曲、ピアノ伴奏、アナリーゼの各科をプルミエ・プリで卒業後、パリにおいて作曲活動とピアノ伴奏を並行して行う。ピアニストとして内外の主要オーケストラに出演する一方、室内楽奏者としても活躍。また作曲家としても旺盛な創作力を見せ、近作ではロック界の鬼才スティーヴ・ヴァイのギター演奏によるエレキギター協奏曲「炎の弦」を初演。ケント・ナガノ指揮バークレー交響楽団が初演した「ピアノ協奏曲」、ピアノとコンピューターのための「ベートーヴェンの記憶」などを作曲。今年、初めてのオペラ作品がドイツのシュレスヴィッヒ・ホルシュタイン音楽祭で演奏される。第13回中島健蔵音楽賞、第44回尾高賞、第35回サントリー音楽賞等を受賞のほか、2005年3月には第55回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。05年より静岡音楽館AOI芸術監督。

オフィシャルHP http://www.ff.iij4u.or.jp/~nodaira/