唐澤まゆこ（ソプラノ）

大阪出身。神戸女学院大学音楽学部を首席で卒業、渡仏。パリ国立高等音楽院声楽科及びパリ音楽院バロック科に学ぶ。ウィリアム･クリスティ、エマニュエル・アイム、ラッシェル･ヤカール等に師事、2002年に最優秀の成績で卒業。在学中より世界有数のバロック・アンサンブル「レザール・フロリサン」に日本人歌手として初めて参加、ヨーロッパ・ツアーでも高い評価を得る。また「ペレアスとメリザンド」「後宮からの誘拐」「オルフェオとエウリディーチェ」「奥様女中」等オペラにも出演。00年フランス政府芸術振興会の奨学生となり、01年には「カプレーティ家とモンテッキ家」「愛の妙薬」で各主役を演じた。 現在フランスを中心に、オペラ、リサイタル、ヴォーカル・アンサンブル等幅広い活動を行っており、03年10月にはデビュー・アルバム「アントワネット～パリからの絵葉書」(ユニバーサル ミュージック／デッカ)がリリースされた。04年3月、月刊「神戸っ子」選定第33回「ブルーメール賞」（音楽部門）を受賞、また「モーストリー・クラシック」（産経新聞）選定MCMA（モーストリー・クラシック・メンバーズ・アワード）03において「デビューof the year」部門第1位に輝いた。04年5－6月にはフランス・オーヴェルニュ管弦楽団との共演で全国ツアーを行う。フランス在住。

アントワンヌ・パロック（ピアノ）

1969年ニース生まれ。ニースでピアノをカトリーヌ・コラールに師事し、アメリカのウエストミンスター合唱大学およびミシガン大学ではダルトン・ボールドウィン、マーティン・カッツに師事、伴奏法を学ぶ。ピアノ伴奏者として、フレデリカ・フォン・シュターデ、デニス・セドフ、パトリシア・プティボン、イザベル・カルス、ディヴィッド・ダニエルズ、ブライアン・アサワ、ジェニファー・ラーモア等の歌手と共演を重ねており、ジェニファー・ラーモアとはCD録音も行っている。パリ・シャトレ座、シャンゼリゼ劇場、サル・ガボー等フランス国内における出演の他、モネ劇場、ウィグモア・ホール、ウィーン・コンツェルトハウス、カーネギーホールをはじめとする欧米の主要会場、またエクサン・プロヴァンス音楽祭、エディンバラ音楽祭、モンテカルロの春芸術祭等の著名音楽祭にも招かれ出演している。現在バスチーユ・オペラ座、モンテカルロ音楽院等で後進の指導にあたる他、録音も多数行っており、2003年には唐澤まゆこのデビュー・アルバム（ユニバーサル／デッカ）のピアニストも務めた。