MAROワールド Vol.53
“ヘンデル” by 篠崎“まろ”史紀
2025年4月18日(金)19:00 開演
全席指定 7,000円
王子ホールが、“まろ”の愛称で親しまれている篠崎史紀と創る音楽の社交場、“MAROワールド”第53回は、後期バロック音楽の巨匠ヘンデルの愛すべきヴァイオリン・ソナタ集を、MAROカンパニーとの共演でチャーミングなチェンバロを聴かせてくれる山田武彦とお届けします。通奏低音を笹沼 樹が務めるのも聴きもの。“まろ”のヘンデル愛溢れる世界へお招きします。
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ集 Op.1より
第1番 イ長調 Op.1-3
第2番 ト短調 Op.1-10
第3番 ヘ長調 Op.1-12
第4番 ニ長調 Op.1-13
第5番 イ長調 Op.1-14
第6番 ホ長調 Op.1-15
篠崎“まろ”史紀(ヴァイオリン) 北九州市出身。NHK交響楽団特別コンサートマスター。愛称 “まろ”。3歳より両親の手ほどきを受け、1981年ウィーン市立音楽院に入学。翌年コンツェルト・ハウスでコンサート・デビューを飾る。その後ヨーロッパの主要なコンクールで数々の受賞を果たしヨーロッパを中心にソロ、室内楽と幅広く活動。88年帰国後、群響、読響のコンサートマスターを経て、97年N響のコンサートマスターに就任。以来“N響の顔”として長年活躍してきたが、2025年3月末に退団する。2004年より銀座・王子ホールでスタートしたシリーズ『MAROワールド』から弦楽合奏団「MAROカンパニー」が結成され、これらの功績により、「2020年度 第33回 ミュージック・ペンクラブ音楽賞」受賞。その他、79年史上最年少で北九州市民文化賞、01年福岡県文化賞、14年有馬賞受賞。桐朋学園で後進の育成にも力を注いでおり、19年には日本人ヴァイオリニストとしては初めてリスト音楽院より招聘されマスタークラスの指導を行う。現在、WHO国際医学アカデミー・ライフハーモニーサイエンス評議会議員、北九州文化大使。九州交響楽団ミュージック・アドヴァイザー、リーデンローズ音楽大使。近著に、絵本「おんがくはまほう」、新書「音楽が人智を超える瞬間」を刊行。使用楽器は1727年製アントニオ・ストラディヴァリウス((株)ミュージック・プラザより貸与)。 |
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(c)Kei Uesugi | 笹沼 樹(チェロ) ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール、東京音楽コンクール、日本音楽コンクールなどで優勝、入賞。学習院大学ドイツ語圏文化学科卒業、桐朋学園大学院修士課程修了。堤 剛、アンリ・ドゥマルケットに師事。ソリストとして新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、プラハ国民劇場オーケストラ、東京都交響楽団、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団などと共演する他、国内外の音楽祭で著名な演奏家との室内楽演奏も盛んに行う。パリエコールノルマル音楽院エリート課程を経て、現在ベルギーエリザベート王妃音楽大学にてアーティストインレジデンス在籍中。2022年第20回齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。東京交響楽団客演首席奏者。カルテット・アマービレとして、ヤングコンサートアーティスト国際オーディション(ニューヨーク)第1位、ARDミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門第3位、ホテルオークラ音楽賞受賞。使用楽器は1771年製C.F.ランドルフィ(宗次コレクション)。 |
(c)井村重人 |
山田武彦(チェンバロ) 東京藝術大学大学院作曲専攻修了。1993年フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院ピアノ伴奏科に入学、同クラスの7種類の卒業公開試験を、審査員の満場一致により首席で一等賞(プルミエ・プリ)を得て卒業。フランスの演奏団体である2e2m、L'itineraire、Triton2等でソリストとして演奏し、現代音楽の紹介を務める。またフランス北部のランス市において大戦後50周年記念式典のために、ヘブライ語による委嘱作品を発表。帰国後はピアニストとして数多くの演奏者と共演、的確でおおらかなアンサンブル、色彩豊かな音色などが好評を博し、コンサート、録音、放送等の際のソリストのパートナーとして厚い信頼を得る。最近では、三浦一馬キンテート、東京グランド・ソロイスツ(TGS)などユニークなコンサートの企画にも参加している。東京藝術大学招聘教授を経て現在同大学ソルフェージュ分野主任、洗足学園音楽大学客員教授。全日本ピアノ指導者協会正会員、日本ソルフェージュ研究協議会理事、日本ピアノ教育連盟会員。 |