アリーナ・イブラギモヴァ&セドリック・ティベルギアン
2024年11月21日(木) 19:00開演
全席指定 8,000円
2019年以来5年ぶりに強力デュオが重厚なプログラムを携えて帰ってきます。前半は、ヤナーチェク唯一のヴァイオリン・ソナタとエネスコ最後にして最高傑作の一つとされているソナタの第3番。いずれも民族色の濃厚な旋律や強烈な感情表現を有し、アリーナのパッションに直に触れることになるでしょう。後半はシューマンの秀作第2番を堂々と。
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 イ短調 Op.25 「ルーマニアの民俗様式で」
********** 休憩 **********
武満 徹:妖精の距離
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ短調 Op.121
アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン) バロック音楽から委嘱新作までピリオド楽器とモダン楽器の両方で演奏するアリーナ・イブラギモヴァは、2015年BBCプロムスでバッハ無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータの2夜にわたる全曲演奏を行い、英ガーディアン紙は、この公演を「イブラギモヴァの演奏の臨場感と誠実さには、演奏家と聴衆の間に存在するいかなる距離感をも打ち破る興味深い能力が備わっている」と評価。これまで、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、バイエルン放送響、ロンドン響、ボストン響、ヨーロッパ室内管、マーラー室内管等と共演、またベルナルト・ハイティンク、サー・ジョン・エリオット・ガーディナー、ダニエル・ハーディング等と共演。室内楽でパートナーを組むセドリック・ティベルギアンとは、ウィグモア・ホール、ムジークフェライン等の他、ザルツブルク、オールドバラなどの音楽祭に出演。ロシア生まれ、08年ボルレッティ=ブイトーニ・アワードを、10年ロイヤル・フィルハーモニック協会のヤング・アーティスト賞受賞。16年、大英帝国勲章MBEを授与される。ハイペリオン・レーベルの録音では、19年にウラディミール・ユロフスキ指揮ロシア国立交響楽団とショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番&第2番を録音。最新の録音は、23年テレマンの「無伴奏ヴァイオリンのためのファンタジア」。使用楽器は、ゲオルク・フォン・オペルから貸与されたアンセルモ・ベローシィオ(c.1775年製)。 |
|
セドリック・ティベルギアン(ピアノ) フランスのピアニスト。輝かしい国際的なキャリアを確立し、カーネギー・ホール、ケネディ・センター、アムステルダム・コンセルトヘボウ、クイーン・エリザベス・ホール、バービカン・センター、ザルツブルクのモーツァルテウム等、世界で最も名声の高いホールに登場している。2023/24シーズンは、ロンドン・フィル、サンフランシスコ響、リヨン国立管、アトランタ響に再登場する。昨シーズンは、ベルリン・フィル、フランス国立管、バーミンガム市響で演奏。また、ロンドンのウィグモア・ホールとのつながりは長く、今シーズンも続く「ベートーヴェン変奏曲」プロジェクトの第5弾で、他の作曲家の作品を並べ、このジャンルの進化を示している。この他にもベルリンのピエール・ブーレーズ・ザール、マーラー室内管のヒッツアッカー音楽祭にも出演する。これまでロンドン響、ボストン響、クリーヴランド管、チューリッヒ・トーンハレ管、チェコ・フィル、パリ管等と共演、またクリストフ・エッシェンバッハ、イルジー・ビエロフラーヴェク、フランシス=グザヴィエ・ロト、ヤニック・ネゼ=セガン、ステファン・ドヌーヴ等世界的指揮者と共演。録音は、23年のグラモフォン賞の最終選考に残ったフランソワ・グザヴィエ=ロト指揮レ・シエクルとのラヴェルのピアノ協奏曲等がある。室内楽にも熱心に取り組んでおり、特に、アリーナ・イブラギモヴァ(Vn)、アントワン・タメスティ(Va)とは定期的にパートナーを組んでいる。 |