マルク・ブシュコフ&藤田真央
~ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ~
2024年
6月6日(木) 19:00開演
6月7日(金) 19:00開演
6月8日(土) 14:00開演
全席指定 各8,000円
2019年チャイコフスキー国際コンクール同期の二人は、その後ヴェルビエ音楽祭で友情と音楽の感性を共有し、ヨーロッパで共演を重ね、今回のベートーヴェン『ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会』の実現に至りました。既に23年7月のヴェルビエ音楽祭で披露し、大きな反響を呼んでいます。王子ホールでの再演は更に深化しているはず。否が応でも期待が高まります。
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ
<6/6>
第1番 ニ長調 Op.12-1
第2番 イ長調 Op.12-2
********** 休憩 **********
第7番 ハ短調 Op.30-2
<6/7>
第3番 変ホ長調 Op.12-3
第6番 イ長調 Op.30-1
********** 休憩 **********
第4番 イ短調 Op.23
第8番 ト長調 Op.30-3
<6/8>
第5番 ヘ長調 Op.24 「春」
第10番 ト長調 Op.96
********** 休憩 **********
第9番 イ長調 Op.47 「クロイツェル」
(c)Nikolaj Lund | マルク・ブシュコフ (ヴァイオリン) ロシアとウクライナの血を引くベルギー人。5歳で祖父からヴァイオリンの手ほどきを受ける。その後クレア・ベルナール、ボリス・ガルリツキー、クロンベルク・アカデミーではミハエラ・マルティンに師事。また、永年にわたりエドゥアルド・ウルフソンの音楽指導を受けている。主なオーケストラとの共演として、hr響(指揮:クリストフ・エッシェンバッハ)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管(指揮:マリス・ヤンソンス)、ミュンヘン・フィル(指揮:フィリップ・ジョルダン)などが挙げられる。また、ウィグモア・ホール、カーネギー・ホールなど著名なホールでリサイタルを行っており、ヴェルビエ音楽祭やツィナンダリ音楽祭などにも定期的に招かれている。近年の主な活動としては、オランダ・フィル管の「アーティスト・イン・レジデンス」として、ロレンツォ・ヴィオッティ、ライアン・バンクロフト、ハンヌ・リントゥの指揮によるコンサートへの出演、エッシェンバッハ指揮の下、チェリストのミッシャ・マイスキーとブラームスの二重協奏曲の共演、2023年のヴェルビエ音楽祭では藤田真央とベートーヴェンの「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ」の全曲演奏などが挙げられる。「Diapason d'Or」と「Diapason Découverte」を受賞し高く評価されている録音作品は、イザイの世界初演の作品2曲と自身作曲による2曲を含む。これまでに、モントリオール国際コンクール優勝、19年チャイコフスキー国際コンクール銀賞を受賞。現在、リエージュ・ロワイヤル音楽院の教授を務めている。 |
(c)Dovile Sermokas | 藤田真央(ピアノ) 2017年、弱冠18歳で第27回クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール優勝。併せて「青年批評家賞」「聴衆賞」「現代曲賞」の特別賞を受賞。19年チャイコフスキー国際コンクールで第2位を受賞し、審査員や聴衆から熱狂的に支持され世界の注目を集めた。ルツェルン音楽祭、ヴェルビエ音楽祭、エディンバラ国際音楽祭、ラ・ロック=ダンテロン国際ピアノ音楽祭、ツィナンダリ音楽祭など主要な音楽祭へ定期的に出演。23年1月、カーネギー・ホールにてホール主催のソロ・リサイタルデビュー。同年5月、音楽監督リッカルド・シャイー率いるミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団とのヨーロッパツアーを成功させる。同年7月、ウィグモア・ホールにて5日間にわたるモーツァルト:ピアノ・ソナタ全曲ツィクルスを開催。さらに同月、ヴァイオリニスト、マルク・ブシュコフとのベートーヴェンの「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ」の全曲演奏をヴェルビエ音楽祭、テルアビブ、ツィナンダリにてそれぞれ完遂させた。クリストフ・エッシェンバッハ、リッカルド・シャイー、アンドリス・ネルソンス、マレク・ヤノフスキ、ラハフ・シャニ、ヴァシリー・ペトレンコといった指揮者たちからの信頼も厚い。21年11月、ソニークラシカル・インターナショナルと専属レコーディングのマルチアルバム契約を締結し、22年10月には<モーツァルト:ピアノ・ソナタ全曲集>をリリース。 |