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Concert  コンサート情報

モーツァルト・シンガーズ・ジャパン Vol.5
《バスティアンとバスティエンヌ》(字幕付き)

2024年217日(土) 14:00開演

全席指定 5,500

ご好評につき完売いたしました
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バスティアン:望月哲也(テノール)
バスティエンヌ:鵜木絵里(ソプラノ)
コラ:宮本益光(バリトン)
髙田恵子(ピアノ)
東京シティ・バレエ団
演出助手:成平有子

モーツァルトをレパートリーとする、日本のオペラ界を代表する歌手、オペラ上演に欠かせないコレペティトル(ピアニスト)が結成したMOZART SINGERS JAPANによるプロジェクトの第5弾。ピアノ伴奏による上演でより緻密な声楽のアンサンブルをお届けすることにより、楽曲そのものが持つ躍動感、臨場感を体感していただこうと、メンバー全員、半端ない覚悟とモーツァルト愛で全曲取り組んでいます。今回は、モーツァルト12歳の頃に作曲した最初期のオペラをおおくりします。原作は、ジャン=ジャック・ルソー作詞作曲のオペラ『村の占い師』。ウィーンの医師、フランツ・アントン・メスメルの依頼で作曲されたと推測されており、1768年12月7日メスメル邸にて初演されています。

 

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プログラム

第1部 10代のモーツァルト
劇音楽「アポロとヒアチントゥス」K38より アリア「私に必要なのは喜び、悲しみ」
オペラ「偽の女庭師」K196より アリア「イタリア流にやりますと」
カンタータ「聖墓の音楽」K42より アリア「岩よ、お前たちの口を開けよ」
                 二重唱「イエスよ、私は何をしたのでしょうか?」
音楽劇「第一戒律の責務」K35より アリア「悲しみつつ私は眺めねばならぬ」
モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」KV165(158a)より フィナーレ「アレルヤ」

 

第2部 モーツァルト:音楽劇『バスティアンとバスティエンヌ』K50
序曲
第1曲 アリア「いとしいひとは私を捨ててしまったの」
第2曲 アリア「私は今牧場に行くの」
第3曲 コラの登場
第4曲 アリア「やさしい女子がわしに聞くのは」
第5曲 アリア「私のバスティアンがいつかふざけて」
第6曲 アリア「私だって沢山の賤しい女のように」
第7曲 二重唱「わしが与えた忠告を」
第8曲 アリア「あなたにあつくお礼申し上げるのが」
第9曲 アリア「ああ、あなたはぼくに嘘をついている」
第10曲 アリア「ディッキー、ダッギー」
第11曲 アリア「いとしいひとのきれいな頬を」
第12曲 アリア「あのひとは昔は私に忠実に身を捧げてくれたわ」
第13曲 アリア「行っちまえ!」
第14曲 レチタティーヴォ「きみの強情は、ぼくの苦しみでいっそう増したのかい?」
第15曲 二重唱「行ってしまって、浮気なひと!」
第16曲 三重唱「子どもたちよ、ほら、嵐や雨のあとに」

プロフィール

望月哲也(テノール)

東京藝術大学卒業、同大学院、二期会オペラスタジオ修了後、文化庁在外研修員としてウィーン国立音楽大学研究課程リート・オラトリオ科にて研鑽を積む。二期会『皇帝ティトの慈悲』ティト、新国立劇場『魔笛』タミーノ、びわ湖ホール『ワルキューレ』ジークムント、日生劇場『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオ等で活躍。2018年上海交響楽団定期演奏会に招聘され、C.デュトワ指揮『サロメ』ナラボートで出演。20年新国立劇場『アルマゲドンの夢』(世界初演)歌手/冷笑者で出演。コンサートでも、オラトリオ等40作品以上のレパートリーを有し、バッハ「マタイ受難曲」エヴァンゲリスト等で高い評価を得ている。国立音楽大学、同大学院准教授。二期会会員。

(c)Yoshinobu Fukaya/aura Y2

鵜木絵里(ソプラノ)

東京藝術大学卒業、同大学大学院および二期会オペラスタジオ修了後、イタリア政府給費生としてミラノへ留学。イタリア・オルヴィエート国際コンクール第2位。マンチネッリ劇場『ファルスタッフ』ナンネッタ、佐渡 裕指揮・宮本亜門演出『キャンディード』クネゴンデ、二期会『コジ・ファン・トゥッテ』(2006年度文化庁芸術祭大賞)デスピーナ、『ホフマン物語』オランピア、新国立劇場『魔笛』パパゲーナ、日生劇場および神奈川県民ホール『ヘンゼルとグレーテル』グレーテル等を演じ、卓越した歌唱と演技力で好評を博す。テレビ朝日「題名のない音楽会21」、BSプレミアム「クラシック倶楽部」、NHK-Eテレ「シャキーン」等メディアにも数多く出演。桐朋学園芸術短期大学、桐朋学園大学、洗足学園音楽大学非常勤講師。二期会会員。

宮本益光(バリトン・演出・字幕)

東京藝術大学卒業、同大学院博士課程修了。学術(音楽)博士号取得。2003年『欲望という名の電車』スタンリーで一躍注目を集め、以降二期会『ドン・ジョヴァンニ』(宮本亞門演出)タイトルロール、『こうもり』ファルケ、新国立劇場『鹿鳴館』清原栄之輔、日生劇場『メデア』イヤソン、神奈川県民ホール『魔笛』パパゲーノ等話題の公演に出演。『金閣寺』溝口役では、神奈川県民ホール及び二期会にて主演、高い評価を得た。作詞、訳詞、執筆、企画、演出等でも多彩な才能を発揮、創造性あふれるステージで聴衆を魅了している。テレビ愛媛賞25、09年よんでん芸術文化奨励賞受賞。MOZART SINGERS JAPAN主宰。桐朋学園大学准教授、聖徳大学客員准教授。二期会会員。

髙田恵子(ピアノ)

桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部演奏学科を経て、同大学研究科を修了。これまでにピアノを、浅間佳世子、野平龍一、椙守光恵、金澤希伊子、船津聡子、J.ルヴィエ、Y.インジックに、ピアノ及び歌曲伴奏法を星野明子に、室内楽を藤井一興に師事。2009年第14回日本モーツァルト音楽コンクール奨励賞。10年第8回チェコ音楽コンクール第2位。桐朋学園大学声楽部会の嘱託演奏員を務めた後、現在は二期会オペラ研修所、日本声楽家協会ピアニスト。ピアノソロ、声楽や器楽との共演で各地の演奏会に出演する他、オーケストラの鍵盤奏者としてなど、演奏活動を続けている。CD「ピアノは歌う~もしも詩(うた)がなかったら~」リリース。

東京シティ・バレエ団

1968年、日本初の合議制バレエ団として、有馬五郎、石田種生、内田道生、橋本 洋、野口辰雄が発起人となり設立。以来古典バレエと創作バレエを両輪に、「白鳥の湖」「ジゼル」等の古典から「カルメン」「ロミオとジュリエット」などの創作まで、上演作品は110を超え、自主公演、公文協・鑑賞団体・学校公演、海外公演、オペラ助演などステージ数は約1,500にのぼる。94年、日本で初めてバレエ団として自治体(東京都江東区)と芸術提携を結び、ティアラこうとう(江東公会堂)での定期公演の他、区内外学校等へのアウトリーチ、同じ芸術提携団体の東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団との教育プログラム、地域の商店と協働した『まち・くるみフェスティバル』等にも力を入れている。