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Concert  コンサート情報

MAROワールド Vol.48
“ベートーヴェン Part Ⅶ” by 篠崎“まろ”史紀
~ピアノ三重奏の世界~

2023年915日(金)19:00 開演
全席指定 7,000

ご好評につき完売いたしました
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篠崎“まろ”史紀(ヴァイオリン)
伊東 裕(チェロ)
清水和音(ピアノ)

王子ホールが、“まろ”の愛称で親しまれている篠崎史紀と創る音楽の社交場、“MAROワールド”第48回は、王道に帰ってベートーヴェンの後期のピアノ三重奏曲を清水和音と共におおくりします。チェロは、オーケストラの首席奏者として、トリオの要として、存在感が増している若手実力派の伊東 裕。フレッシュな色合いといぶし銀が混ざりあった黄金のトリオが奏でる「大公」にご期待ください。
プログラム

ベートーヴェン
  :ピアノ三重奏曲 第5番 ニ長調 Op.70-1 「幽霊」
  :ピアノ三重奏曲 第6番 変ホ長調 Op.70-2
  :ピアノ三重奏曲 第7番 変ロ長調 Op.97 「大公」 

プロフィール

篠崎“まろ”史紀(ヴァイオリン)

北九州市出身。愛称 “まろ”。3歳より両親の手ほどきを受け、1981年ウィーン市立音楽院に入学。翌年コンツェルト・ハウスでコンサート・デビューを飾る。その後ヨーロッパの主要なコンクールで数々の受賞を果たしヨーロッパを中心にソロ、室内楽と幅広く活動。88年帰国後、群響、読響のコンサートマスターを経て、97年N響のコンサートマスターに就任。以来“N響の顔”として25年以上に亘って務め、4月より特別コンサートマスターに就任予定。2004年より銀座・王子ホールでスタートした『MAROワールド』。このシリーズから弦楽合奏団「MAROカンパニー」が結成され、これらの功績により、「2020年度 第33回 ミュージック・ペンクラブ音楽賞」受賞。その他、79年史上最年少で北九州市民文化賞、01年福岡県文化賞、14年有馬賞受賞。桐朋学園、昭和音大で後進の育成にも力を注いでおり、19年には日本人ヴァイオリニストとしては初めてリスト音楽院より招聘されマスタークラスの指導を行う。WHO国際医学アカデミー・ライフハーモニーサイエンス評議会議員、北九州文化大使。使用楽器は1727年 アントニオ・ストラディヴァリウス((株)ミュージック・プラザ 神田侑晃氏より貸与)。

伊東 裕(チェロ)

奈良県生駒市出身。第77回日本音楽コンクールチェロ部門第1位、徳永賞受賞。葵トリオとして、第67回ARDミュンヘン国際音楽コンクール・ピアノ三重奏部門第1位受賞。札幌交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団他オーケストラと協演。武生国際音楽祭、北九州国際音楽祭、宮崎国際音楽祭、東京・春・音楽祭等に参加。斎藤建寛、向山佳絵子、山崎伸子、中木健二、E.ブロンツィ、D.モメルツに師事。東京藝術大学音楽学部を首席で卒業し、同大学院音楽研究科修士課程を修了。ザルツブルク・モーツァルテウム大学、ミュンヘン・音楽演劇大学にて研鑽を積む。サントリーホール室内楽アカデミー第3期フェロー。葵トリオ、ラ・ルーチェ弦楽八重奏団、紀尾井ホール室内管弦楽団メンバー。ヤマハ音楽支援制度2011年度奨学生。(公財)青山財団14年度奨学生。(公財)ローム音楽財団17・19年度奨学生。22年9月より東京都交響楽団首席チェロ奏者。王子ホールのレジデント『ステラ・トリオ』メンバー。


清水和音(ピアノ)

完璧なまでの高い技巧と美しい弱音、豊かな音楽性を兼ね備えたピアニスト。ジュネーヴ音楽院にて、ルイ・ヒルトブランに師事。1981年、弱冠20歳で、パリのロン=ティボー国際コンクール・ピアノ部門優勝、あわせてリサイタル賞を受賞。これまでに、国内外で数々のオーケストラ・指揮者と共演。室内楽の分野でも活躍し、共演者から厚い信頼を得ている。また、ソニーミュージックやオクタヴィア・レコードなどから多数のCDをリリースしている。2011年には、デビュー30周年を記念して、ラフマニノフのピアノ協奏曲第1番~第4番とパガニーニの主題による狂詩曲の全5曲を一度に演奏するという快挙を成し遂げた。16年4月からは、年6回の室内楽シリーズ「芸劇ブランチコンサート」を開始するなど精力的な活動を続けている。デビュー40周年となる21年春には「3大ピアノ協奏曲の饗宴」で、ベートーヴェンの「皇帝」、チャイコフスキー第1番そしてラフマニノフ第2番の3曲を一気に披露。秋には「清水和音 ピアノの祭典」と題し、ソロから室内楽まで4時間を超えるプログラムで大きな存在感を示した。桐朋学園大学・大学院教授。