transit Vol.13
ジュスタン・テイラー
~ゴルトベルク変奏曲~
2021年1月13日(水) 19:00開演
全席指定 4,500円
【2020年6月4日(木)の振替公演】
近年、技量と個性を併せ持つ若手のチェンバロ奏者の台頭が目覚ましく、聴き比べの楽しみが増えました。昨年王子ホールに登場したフランスの奇才ジャン・ロンドーに続いて、新星ジュスタン・テイラーを若い才能や未知のアーティストをご紹介するtransitシリーズでご紹介します。ジャン・ロンドーの4年後、ブルージュ国際古楽コンクール・チェンバロ部門に23歳で優勝。豊かな音楽性とフレッシュなアイデアで自身のチェンバー・アンサンブルも率いる彼のステージは、音楽が楽しくて仕方がないといった風情が漂います。バッハのゴルトベルクで果たす日本デビュー・コンサート、お聴き逃しなく!
MESSAGE
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
※本公演は休憩なし、約80分のコンサートです。
(c)Jean Baptiste Millot | ジュスタン・テイラー(チェンバロ) 2015年に、23歳の若さでブルージュ国際古楽コンクール・チェンバロ部門で優勝および聴衆賞ほか2つの特別賞を受賞した。11歳から故郷のアンジェでピアノとチェンバロを学び、その後、パリでチェンバロをオリヴィエ・ボーモン、ブランディーヌ・ラヌーに師事。またピアノをロジェ・ムラロに学ぶ。16年にアルファ・レーベルよりリリースしたフォルクレのCDはショック賞、グラモフォン誌の“エディターズ・チョイス”などさまざまな賞を受賞。18年にはドイツ・グラモフォンの「バッハ333」シリーズで2枚組のCDをリリースした。現在はサフラン財団の支援を受けており、アルファ・レーベルと専属契約を結んでいる。ソロ・チェンバロ奏者として近年、ルーヴル美術館、ブリュッセル、ロック・ダンテロン音楽祭、ナントのラ・フォルジュルネ音楽祭などでリサイタルを行っているほか、19/20シーズンはアントワープ、バルセロナ、ロンドン公演、初めての日本ツアー、そしてアメリカで公演を行う。またソリストとしてイール・ド・フランス国立管弦楽団、ワロニー室内管弦楽団、ジュネーヴ室内管弦楽団、マンハイム・フィルハーモニー管弦楽団などと共演する。室内アンサンブル「ル・コンソート」の一員としても活躍を続けており、17年にロワール国際古楽コンクールで優勝したほか、メゾ・ソプラノのエヴァ・ザイシクと共にアルファ・レーベルからリリースしたデビューCDがさまざまな賞を受賞。19年9月にはダンドリューのトリオ・ソナタを集めた最新CD「Opus1」をリリースした。ル・コンソートはパリのサンジェ=ポリニャック財団のレジデンシーを務めている。 |