クリストフ・ルセ
同時代のチェンバリストの数歩先を行くクリストフ・ルセ。近年、指揮者として牽引している古楽アンサンブル、レ・タラン・リリクとの活動も多忙を極めますが、彼の真骨頂はチェンバロ。巨匠グスタフ・レオンハルトの次の世代の筆頭格であることは間違いありません。待望の王子ホール初リサイタルでは、バッハとフランスの作品を披露してくれます。
ルイ・クープラン:組曲 ニ長調
プレリュード、アルマンド、クーラント、サラバンド、ガイヤルド、シャコンヌ
フランソワ・クープラン:クラヴサン曲集 第2巻より 第8組曲
女流画家、女流詩人(アルマンド) 、クーラント I & II 、風変り(サラバンド)、ガヴォット
ロンドー、ジーグ、パッサカリア、モラン嬢
********** 休憩 **********
J.S.バッハ:フランス風序曲 ロ短調 BWV831
序曲、 クーラント、ガヴォット I & II、パスピエ I & II、 サラバンド 、ブーレ I & II
ジーグ、エコー
C.P.E.バッハ:ソナタ ニ短調 Wq65-24 H60
アダージョ ― アンダンテ、アンダンティーノ、アダージョ ― アラ・ブレーヴェ ― アダージョ
(c)Eric Larrayadieu | クリストフ・ルセ(チェンバロ) 1961年、フランスのアヴィニョンに生まれた鍵盤楽器奏者、指揮者。ケネス・ギルバート、ボブ・ファン・アスペン、クイケン兄弟、グスタフ・レオンハルトらに学び83年、ブルージュ国際チェンバロコンクールに優勝。その後、ウィリアム・クリスティ率いるレザール・フロリサンの通奏低音奏者として活躍し、フランス・バロック・オペラの復活上演にも参加した。91年、指揮者としてデビュー、古楽アンサンブル、レ・タラン・リリクを創設し、バロック・オペラの演奏に力を注いでいる。名手ひしめく歴史的鍵盤楽器奏者の中で、その実力と注目度の高さにおいて筆頭格であり、バッハ『平均律クラヴィーア曲集』全曲録音アルバムは名盤に挙げられている。 |