銀座ぶらっとコンサート #146
吉井瑞穂 鎌倉 to 銀座 Vol.2
吉井瑞穂(オーボエ)
鈴木大介(ギター)
藤木大地(カウンターテナー)
協賛:株式会社ヨックモック
テレマン:無伴奏オーボエのための12の幻想曲 第2番 イ短調 TWV40:3より
アグスティン・バリオス:森に夢見る
J.S.バッハ:ソナタ ト短調 BWV1020
アレック・ワイルダー:ブラックベリー・ウィンター
アメリカ民謡:シェナンドー
サンマルティーニ:オーボエ・ソナタ ト長調 Op.2-4
J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV244より 「主よ憐れみたまえ」
テレマン:オーボエ・ソナタ ホ短調 TWV41:e6
J.S.バッハ:カンタータ「満ち足れる安らい、うれしき魂の悦びよ」 BWV170
(c)Marco Borggreve | 吉井瑞穂(オーボエ) 甘美な音色と豊かな音楽性で世界の聴衆を魅了する国際派オーボエ奏者。鎌倉市出身。東京藝術大学入学後、渡独しカールスルーエ国立音楽大学を首席で卒業。日本音楽コンクール優勝ほか、英バルビローリ国際コンクール、日本管打楽器コンクールで入賞。ベルリン・フィルのエキストラ奏者として活躍後、シュトゥットガルト国立歌劇場管の首席奏者を経て2000年からマーラー室内管首席奏者として欧州を中心に演奏活動を行う。アバドをはじめ(共演200回以上)、ヴァント、アーノンクール、ブーレーズ、ハーディングといった巨匠の指揮で演奏を重ねる一方、欧州の主要オーケストラ、アンサンブルから頻繁に客演首席奏者として招かれている。ソロや室内楽でも精力的な活動を展開し、テツラフ弦楽四重奏団、アンスネス、フロストらと共演。ニューヨークのマンハッタン音楽院、イギリス、スペイン、ドイツ、コロンビア、ベネズエラなどでマスタークラス教授として招かれ、後進の指導にあたる。東京藝術大学准教授。ルツェルン祝祭管設立メンバー。第49回JXTG音楽賞受賞。 |
鈴木大介(ギター) 作曲家の武満徹から「今までに聴いたことがないようなギタリスト」と評されて以後、新しい世代の音楽家として常に注目され続けている。マリア・カナルス国際コンクール第3位、アレッサンドリア市国際ギター・コンクール優勝など数々のコンクールで受賞。武満 徹、池辺晋一郎、猿谷紀郎、西村 朗、伊佐治 直、林 光ら、多くの作曲家による新作を初演しているほか、都立現代美術館、国立新美術館、ブリヂストン美術館など美術館でのコンサートも数多く行っている。斬新なレパートリーと新鮮な解釈によるアルバム制作はいずれも高い評価を受け、2005年度芸術祭優秀賞(レコード部門)を受賞。ピアソラ没後20年となる12年に、世界でも例を見ない多重録音による「タンゴ組曲」を収録した「アディオス・ノニーノ~アストル・ピアソラ作品集」をリリース。最新CDは、ベルウッドレコードより「Daisuke Suzuki the Best 2019」を19年1月9日にリリース。第10回出光音楽賞、平成17年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。洗足学園音楽大学客員教授。横浜生まれ。 |
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(c)hiromasa | 藤木大地(カウンターテナー) 2017年4月、オペラの殿堂・ウィーン国立歌劇場に鮮烈にデビュー。ライマン『メデア』ヘロルド役での殿堂デビューは、日本人、そして東洋人のカウンターテナーとしても史上初の快挙で、日本国内でも大きなニュースとなる。13年5月、ボローニャ歌劇場にてグルック『クレーリアの勝利』マンニオ役でヨーロッパデビュー。国際的に高い評価を得る。国内では、NHKニューイヤーオペラコンサートへの5年連続出演をはじめ、主要オーケストラとの公演や各地でのリサイタルがいずれも絶賛を博している。また、村上春樹原作の映画「ハナレイ・ベイ」(18年10月公開)の主題歌を担当、同時にマーティン・カッツ共演による待望のメジャー・デビュー・アルバム「愛のよろこびは」(ワーナーミュージック・ジャパン)がリリース。20年4月には新国立劇場の新制作オペラ、ヘンデル『ジュリオ・チェーザレ』にトロメーオ役でそれぞれ出演が予定されている。バロックからコンテンポラリーまで幅広いレパートリーで活動を展開する、日本で最も注目される国際的なアーティストのひとりである。 |