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Concert  コンサート情報

マーク・パドモア&ポール・ルイス

2017年
1122日(水) 19:00開演

1124日(金) 19:00開演

全席指定 各日7,000円、2公演セット券13,000
※2公演セット券は王子ホールチケットセンター電話予約のみ取り扱い

公演終了
2017年7月22日(土)

マーク・パドモア(テノール)
ポール・ルイス(ピアノ)

王子ホール25周年も佳境を迎え、イギリスの盟友コンビ、マーク・パドモアとポール・ルイスによる歌曲の夕べを二夜おおくりします。二人は2014年12月に、シューベルトの三大歌曲全曲演奏会で強い感動を与えてくれました。深遠な洞察力で詩に魂を込め、人間シューベルトの心の声に肉薄するかのようなパドモア。シューベルト・チクルスを通して、魂を探求するシューベルトの音楽そのものと誠実に向き合い、深化したルイス。互いに静と動のような二人は、絶妙なバランス感覚を有するコンビです。今回のプログラムでもウィーンにちなむ古典派からロマン派の歌曲に清澄な息吹を感じさせてくれるに違いありません。

 

>>ポール・ルイス インタビューを読む

プログラム

<第1夜 11/22>

ハイドン:彼女は決して恋について話さない Hob.XXXIa:34
    :精霊の歌 Hob.XXXIa:41
    :おとめへの問の答え「私を忘れないで」 Hob.XXXIa:46

モーツァルト:すみれ K476
      :ラウラに寄せる夕べの思い K523

ベートーヴェン:アデライーデ Op.46

シューベルト:ヴィオラ D786

********** 休憩 **********

シューマン:詩人の恋 Op.48

 

<第2夜 11/24>

シューマン:リーダークライス Op.24

ブラームス:春は恋の季節 Op.71-1
     :夏の夕べ Op.85-1
     :月の光 Op.85-2
     :花は見ている Op.96-3
     :航海 Op.96-4
     :死は冷たい夜 Op.96-1

********** 休憩 **********

シューベルト:月に寄す D296
      :海の静けさ D216
      :竪琴弾きの歌
        孤独を求める者は D478
        涙とともにパンを食べたことがない者は D479
        われ戸口にしのび行かん D480
      :御者クローノスに D369

ヴォルフ:ねずみをとる男
    :花のあいさつ
    :似たもの同士
    :現象
    :アナクレオンの墓
    :コーランが永遠のものならば
    :みんなで酒を飲もう
    :人はしらふであるかぎり
    :彼らは酔ったために
    :今日この酒場では何がいったい

プロフィール

(c)Marco Borggreve

マーク・パドモア(テノール)

ケンブリッジ大学のキングス・カレッジ合唱奨学金を受け音楽で名誉ある学位を得て卒業。オペラ、コンサート、リサイタルで輝かしいキャリアを確立。近年ベルリンのフィルハーモニーで行われたサイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(演出:ピーター・セラーズ)との「マタイ受難曲」公演は大絶賛された。オペラではピーター・ブルック等の演出家と仕事を共にし、2009年のハリソン・バートウィッスルの新作オペラ「The Corridor」の主役で、オールドバラ音楽祭とブレゲンツ音楽祭等に出演。11/12シーズンのウィグモアホールのレジデント・アーティストを務め、ポール・ルイスとウィグモアホールでシューベルトの3大歌曲チクルスを再演。アンドルー・マンゼ指揮ザ・イングリッシュ・コンソートとの共演でリリースされたヘンデルのアリア集「暁が夜に忍び込み」は、08年BBCミュージック・マガジンのヴォーカル・アワードを受賞。ポール・ルイスとシューベルトの「美しき水車屋の娘」「冬の旅」「白鳥の歌」を録音、その中で「冬の旅」は、10年のグラモフォン・マガジンのヴォーカル・ソロ・アワードを受賞、またクリスティアン・ベザイデンホウトとのシューマン「詩人の恋」の録音は、11年エディソン・クラシック・アワードのヴォーカル賞を受賞した。バイエルン放送響16/17シーズンのレジデント・アーティストに選出され、マリス・ヤンソンスの指揮を含め全10公演の演奏会に出演した。


(c)Marco Borggreve

ポール・ルイス(ピアノ)

2010年にはBBCプロムスでベートーヴェンのピアノ協奏曲全5曲を一挙演奏した初のピアニストとなる。これまでにシューベルティアーデ、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭等の著名音楽祭及び名門ホールから招かれ、ロンドンのウィグモア・ホールには既に50回以上出演。11年にはシューベルトがその生涯最後の6年間に作曲したピアノ作品全曲演奏を、2年にわたるプロジェクトとしてスタートし、この演奏会は、ロンドン、ニューヨーク、シカゴ、東京、フィレンツェ、シュヴァルツェンベルクのシューベルティアーデなどの世界の主要会場で行われた。19年5月、ベルナルト・ハイティンク指揮ベルリンフィルの定期演奏会に招待され、モーツアルトのピアノ協奏曲を共演する予定。チェタム音楽学校にてリスザルド・バクストに、またギルドホール音楽学校にてジョーン・ハヴィルに師事。その後アルフレード・ブレンデルの薫陶を受ける。15年、リーズ国際ピアノコンクールの芸術監督に指名される。16年、大英帝国勲章CBE受勲。