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Concert  コンサート情報

アリーナ・イブラギモヴァ&セドリック・ティベルギアン 
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会(全5回)Vol.4~5

2016年

324日(木) 19:00開演 全席指定 6,000
325日(金) 19:00開演 全席指定 6,000
2公演セット券 11,000
※セット券は王子ホールチケットセンター電話予約のみ取り扱い

2015年11月28日(土)
(c)Sussie Alburg

アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)

実力、人気共に躍進目覚ましいヴァイオリニスト、アリーナ・イブラギモヴァと盟友セドリック・ティベルギアンがモーツァルト全曲演奏会、完結編。10月1~3日に行われたVol.1~3公演では、鮮やかで素晴らしい演奏を繰り広げてくれた二人。珍しい初期ソナタにまで新しい発見があったと言っても過言ではありません。いよいよ最後の2公演となりました。とどまることを知らない二人の音楽への探究と才能をご一緒に見届けたいと思います。

 

>>アリーナ・イブラギモヴァ&セドリック・ティベルギアン インタビューを読む

>>「ピアノという仕事 Vol.21 セドリック・ティベルギアン」を読む

 

※招聘元ユーラシック社による特設ページ

※評論家舩木篤也氏によるエッセイ「アリーナ・イブラギモヴァ讃
※評論家矢澤孝樹氏によるエッセイ「予測不能の変容力

※評論家青澤隆明氏によるエッセイ「自然であることの凄み

 

 

 

 

ソナタ 第24番 ハ長調 K296 より

プログラム

モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 
3/24 Vol.4
第33番 ヘ長調 K377(374e)
第3番 変ロ長調 K8
フランスの歌「ああ、私は恋人を失った(泉のほとりで)」の主題による6つの変奏曲 ト短調 K360 (374b)
ソナタ 第27番 ハ長調 K303(293c)
********** 休憩 **********
第38番 ハ長調 K403
第8番 ヘ長調 K13
第13番 ハ長調 K28
第11番 変ホ長調 K26
第34番 変ロ長調 K378(317d)

3/25 Vol.5
第36番 変ホ長調 K380(374f)
第7番 イ長調 K12
第6番 ト長調 K11
ピアノ・ソナタ 第17番 変ロ長調 K570(ヴァイオリン追加バージョン)
********** 休憩 **********
第26番 変ホ長調 K302(293b)
フランスの歌「羊飼いセリメーヌ」の主題による12の変奏曲 K359(374a)
第42番 イ長調 K526

プロフィール

アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)

1985年ロシア生まれ、モスクワのグネーシン音楽学校で学び、95年には家族とともにイギリスに移住。ユーディ・メニューイン・スクールと王立音楽院で学び、ナターシャ・ボヤルスキ、ゴルダン・ニコリッチ、クリスティアン・テツラフ、エイドリアン・バターフィールドに師事。バロック音楽から委嘱新作までピリオド楽器とモダン楽器の両方で演奏する。ロンドン交響楽団、マリインスキー劇場管、フィルハーモニア管、エイジ・オブ・エンライトメント管等名オーケストラと共演を果たしている。これまでの共演指揮者には、ジョン・エリオット・ガーディナー、ヴァレリー・ゲルギエフ、パーヴォ・ヤルヴィ、ウラディミール・ユロフスキ、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス、フィリップ・ヘレヴェッヘなどがいる。最近の主な協奏曲の演奏は、ロンドン響(ガーディナーとのシューマン)、クリーヴランド管(コチシュとのブリテン)、クリーヴランド管(ファンホ・メナとのプロコフィエフ1番)、ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管(フィリップ・ヘレヴェッヘとのメンデルスゾーン)と共演。今年6月にはベルナルト・ハイティンク指揮ロンドン響とモーツァルト第3番を共演した。またソリストとしての弾き振りでクレメラータ・バルティカ、エンシェント室内管とツアーを行っている。ソロ作品と室内楽で定期的にパートナーを組むセドリック・ティベルギアンとは、ウィグモア・ホール、コンセルトヘボウ、モーツァルテウム、ムジークフェライン、カーネギー・ホール、シャンゼリゼ劇場などの他、ザルツブルク、ヴェルビエ、ロッケンハウス、そしてオールドバラなどの音楽祭に出演、アメリカ・ツアーも行っている。10年のロイヤル・フィルハーモニック境界のヤング・アーティスト賞、ボルレッティ=ブイトーニ・アワード、クラシカル・ブリット・アワードを受賞。ハイペリオン・レコードで録音を行っており、楽器は、ゲオルク・フォン・オペルから貸与されたアンセルモ・ベローシィオ(c.1775年製)を使用。

(c)Jean Baptiste Millot

セドリック・ティベルギアン(ピアノ)

パリ国立高等音楽院でフレデリック・アゲシーとジェラール・フレミーに師事し、1992年、わずか17歳でプルミエ・プリを受賞。その後、複数の国際コンクール(ブレーメン、ダブリン、テル・アヴィヴ、ジュネーブ、ミラノ)で入賞し、98年ロン=ティボー国際コンクールでの優勝で、合わせて聴衆賞とオーケストラ賞を含む5つの特別賞も受賞した。これにより、彼の国際的なキャリアがスタート。7回の日本公演やヨーロッパ全土での披露公演等、世界中で150回を超える公演を行った。60曲を超える協奏曲のレパートリーを持ち、世界の一流オーケストラと共演を重ねている。アメリカでコンチェルト・デビューした後、エッシェンバッハ指揮ワシントン・ナショナル交響楽団と「メシアン:トゥーランガリラ交響曲」を演奏。この演奏は満場の喝采を浴び、直ちに2011/12シーズンのボストン交響楽団の2回の定期演奏会に招かれた。リサイタルは、ウィグモア・ホールでの名誉あるマスター・シリーズに今後3シーズンにわたり出演することが決まっており、その他、北京、ローマ、マドリード、メルボルンでのデビュー公演、ロンドンの「インターナショナル・ピアノ・シリーズ」への再登場、また、ヨーロッパ各地の音楽祭への出演も予定されている。最新CDはフランソワ=グザヴィエ・ロト指揮リエージュ・フィルとの「フランク:交響的変奏曲、交響詩《鬼神》」である。その他、ビエロフラーヴェク指揮BBC交響楽団との「ブラームス:ピアノ協奏曲第1番」や、6枚のソロ作品集がハルモニア・ムンディからリリースされている。室内楽にも熱心に取り組んでおり、最近ではアリーナ・イブラギモヴァとのラヴェル/ルクー作品集(ハイペリオン)、シマノフスキ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集(ハイペリオン)、ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全曲集(ウィグモアホール、ライブ録音)がある。