《バロック・ライヴ劇場》第3回公演
アマンディーヌ・ベイエ&アンサンブル・リ・インコーニティ
2014年11月26日(水) 19:00開演
全席指定 6,500円
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アマンディーヌ・ベイエ(バロック・ヴァイオリン) アンサンブル・リ・インコーニティ(古楽アンサンブル) |
ヨーロッパの古楽界が驚愕した新世代の女流バロック・ヴァイオリニスト、アマンディーヌ・ベイエ率いるフランスのアンサンブル初来日。アマンディーヌ・ベイエは2010年よりバーゼル・スコラ・カントルムでキアラ・バンキーニの後任として教授を務めている実力派。CDもリリースされる度に話題になりますが、地中海の雰囲気に満ちたラテン気質が弾けるライヴの興奮には及ばないと評判のステージをいち早くお届けします。
季節の劇場~ヴィヴァルディの「四季」とその他の協奏曲
ヴィヴァルディ:
オペラ「オリンピアーデ」より シンフォニア ハ長調 RV725
チェロ協奏曲 イ短調 RV420
ヴァイオリンと鍵盤楽器のための協奏曲 ハ長調 RV808
***** 休憩 *****
≪和声と創意への試み≫ Op.8 第1集より 「四季」
協奏曲 第1番 ホ長調 Op.8-1 RV269 「春」
協奏曲 第2番 ト短調 Op.8-2 RV315 「夏」
協奏曲 第3番 ヘ長調 Op.8-3 RV293 「秋」
協奏曲 第4番 ヘ短調 Op.8-4 RV297 「冬」
(c)Oscar Vazquez |
アマンディーヌ・ベイエ(音楽監督/ヴァイオリン) アマンディーヌ・ベイエは、フランス古楽界の新世代を代表するバロック・ヴァイオリン奏者。エクス=アン=プロヴァンスでオーレリア・スパダロに師事したのちパリ国立高等音楽院、スイスのバーゼル・スコラ・カントルムに入学。キアラ・バンキーニのもとで古い時代のヴァイオリン奏法への研鑽を深め、同時にクリストフ・コワン(バロック・チェロ)、ホプキンソン・スミス(リュート)といった巨匠たちにも薫陶を受けた。1998年ボンポルティ国際コンクール、2001年トリノ・ヴィヴァルディ・コンクールで入賞など、受賞歴を重ねた。その後フランスのカフェ・ツィマーマンの第2ソリストとして共演関係を続けながら、自らアサンブレー・デゾネート・エ・キュリュを共同主宰。06年に新たなアンサンブル、リ・インコーニティを結成。これらのアンサンブルで数々の名演をくりひろげながら、AlphaおよびZig-Zagに数多くの名録音を残している。特にZig-Zagへの録音は高い評価を博している。10年からバーゼル・スコラ・カントルムで、キアラ・バンキーニの後任としてバロック・ヴァイオリン科の教授を務める。 |
(c)francois sechet |
アンサンブル・リ・インコーニティ(古楽アンサンブル) 2006年アマンディーヌ・ベイエによって設立。アンサンブルの名前はヴェネツィアの「Accademia degli incogniti (名もなき者たちのアカデミー)」からとられた。響きの実験、新しいレパートリーの探求、「古典」の再発見など、すべての「知られていない」ものに対する興味を養うことにより、インコーニティの名の精神をさらに取り入れることを試みている。リ・インコーニティは、過去数年のさまざまなプロジェクトで関わった音楽家たちを再集結してつくられた。彼らの主要な目的は、共に働き演奏することから大きな楽しみを引き出し、感性と審美眼によって導かれた、演奏する作品の首尾一貫としたビジョンを伝えること。モンテ・カルロ歌劇場、パリ市立劇場といった著名なホールやレーゲンスブルク古楽音楽祭、サブレ・シュル・サルト音楽祭(フランス)などのアーリー・ミュージック・フェスティバルで演奏している。最初のレコーディングであるJ.S.バッハのヴァイオリン協奏曲集はル・モンド・ド・ラ・ムジークのショック賞、10 de Répertoire、ドイツの音楽誌「トッカータ」のCD der Monatを受賞。2枚目のCDはヴィヴァルディの「四季」と未録音の協奏曲に心身を捧げ、ル・モンド・ド・ラ・ムジークの年間ショック賞、10 de Répertoireを受賞、08年にリリースされて以来、ヴィヴァルディアンのディスコグラフィーが「リニューアル(一新)」として批評家から歓迎されている。このディスクは数週間、フランスのクラシック音楽CDセールスの首位を飾った。最新の2枚のCDはほとんど知られていない作曲家、ニコラ・マッテイス(2009)とヨハン・ローゼンミュラー(2010)に捧げ、アンサンブルは、この2人の作曲家の未発表で知られていない作品を探求した。専門的な批評家からは、両方の録音が非常に高く評価されている。 |