ニューイヤー・コンサート
クリスティアン・ゲルハーヘル
~シューマン歌曲集の夕べ~
2014
1月8日(水) 19:00開演 全席指定 7,000円
1月10日(金) 19:00開演 全席指定 7,000円
2公演セット券13,000円
※セット券は王子ホールチケットセンター電話予約のみ取り扱い
(c)Jim Rakete |
クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン) |
世界中で注目を集めているバリトン歌手、クリスティアン・ゲルハーヘル。盟友のピアニスト、ゲロルト・フーバー共に王子ホールですっかりお馴染みの2人がニューイヤー・コンサートに登場。2夜に亘ってシューマンのロマンティックな歌曲をお届けします。誠実な男の愛の告白やロマンスを歌いあげるのにぴったりな暖かいバリトンの声と受けとめて支えるパートナーのピアノ。新しい年を優しい気持ちでスタートするのも悪くないですよね?!
※ドイツ・ワインのフリードリンクサービスをご用意しております。
オール・シューマン・プログラム
<第1夜 1/8>
ミルテの花 Op.25より
2.自由な想い/8.お守り/15.ヘブライの歌から/17.2つのヴェニスの歌/18.2つのヴェニスの歌/
25.東方のばらの花から/26.エピローグ
リーダークライス Op.39 全12曲
1.異郷で 2.間奏曲 3.森の語らい 4.しずけさ 5.月夜 6.美しい異国 7.古城から 8.異国で II
9.悲しみ 10.たそがれどき 11.森のなかで 12.春の夜
********** 休憩 **********
ライオンの花嫁 Op.31-1 (3つの歌 Op.31より)
12の詩 Op.35 全曲
1.嵐の夜のきらめき 2.愛と喜びよ、消え去れ 3.旅の歌 4.新緑 5.森への憧れ 6.亡き友の杯に
7.さすらい 8.ひそやかな愛 9.質問 10.ひそやかな涙 11.誰がおまえをそんなに悩ますのだ
12.古いリュート
<第2夜 1/10>
6つの歌曲 Op.107 全曲
1.心の哀しみ 2.窓ガラス 3.庭師 4.糸を紡ぐ女 5.森の中 6.夕暮れの歌
詩人の恋 Op.48 全16曲
1うるわしい、妙なる5月に 2.ぼくの涙はあふれ出て 3.ばらや、百合や、鳩
4.ぼくがきみの瞳を見つめると 5.ぼくの心をひそめてみたい 6.ラインの聖なる流れの
7.ぼくは恨みはしない 8.花が、小さな花がわかってくれるなら
9.あれはフルートとヴァイオリンのひびきだ 10.かつて愛する人のうたってくれた
11.ある若者が娘に恋をした 12.まばゆく明るい夏の朝に 13.僕は夢の中で泣き濡れた
14.夜ごとにぼくはきみを夢に見る 15.むかしむかしの童話のなかから
16.むかしの、いまわしい歌草を
******* 休憩 ********
ゲーテの「ヴィルヘルム・マイスター」による歌曲集 Op.98aより4曲
2.竪琴弾きの歌/4.涙を流しながらパンを食べたことのない人たち
6.孤独にひたりこんでいるものは/8.わたしは家々の裏口へそっとしのび寄っては
メランコリー Op.74-6(スペインの歌遊び Op.74より)
哀れなペーター Op.53-3(ロマンスとバラード 第3集 Op.53より)
a.ハンスとグレーテ/b.私の胸に/c.哀れなペーターはよろよろと
僕は心深く苦痛を抑え Op.138-2(スペインの恋の歌 Op.138より)
悲劇 Op.64-3(ロマンスとバラード 第4集 Op.64)
隠者 Op.83-3
クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン) ミュンヘン国立音楽大学オペラ・スクールにおいて、パウル・クーエンとライムンド・グリュンバッハに師事。ピアノのゲロルト・フーバーと共に、ヘルムート・ドイチュのリート・クラスおよびディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、エリザベート・シュワルツコップ、インゲ・ボルクのマスタークラスを受講した。その間、自身もミュンヘン音楽大学で教鞭をとる。1998年に医学博士号を修得。同年、パリ、ニューヨークのインターナショナル・プロ・ムジチスで第1位に選ばれる。続いてニューヨークのカネーギー・ホール(チェンバー・ホール)でデビューを飾り、以降、ウィグモア・ホール、フランクフルト・アルテ・オーパー、アムステルダム・コンセルトヘボウ、パリ・オルセー美術館、ベルリン・フィルハーモニー、ウィーン・コンツェルトハウス、ムジークフェラインなどの主要ホールに出演し、ラトル、アーノンクール、ハイティンク、ブーレーズ、ティーレマン、ブロムシュテット、シャイー、ヤンソンス、ハーディング、ナガノなどの指揮者とともに世界の主要オーケストラと共演。オペラでは2006年ザルツブルク音楽祭で、リッカルド・ムーティ指揮の下パパゲーノを歌い、これはデッカよりDVDがリリースされた。ヘンツェの「ホンブルクの王子」をアン・デア・ウィーン劇場で、「タンホイザー」のヴォルフラムをマドリッド歌劇場、ウィーン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、ロンドンのコヴェントガーデン王立歌劇場で歌う。10~11年は、バイエルン国立歌劇場でモーツァルト「フィガロの結婚」の伯爵、フランクフルト歌劇場で「こうもり」のアイゼンシュタインを歌い、この先には「ペレアスとメリザンド」のペレアス、トゥールーズ市立歌劇場で「ドン・カルロ」のポーザ公爵が予定されている。シューベルトの作品を収めたCD『夕暮れの情景』は06年にグラモフォン賞を、また同年のシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭では北ドイツ放送音楽賞を受賞。09年にはシューマンの作品を収めたCD『メランコリー』で、エコー・クラシック賞年間最優秀歌手とBBC音楽賞、更に、ラインガウ音楽賞も受賞。続く10年には、マーラーのアルバムがMIDEMクラシック賞年間最優秀歌手、オランダのエディソン・クラシック賞、ドイツ・レコード批評家賞年間最優秀賞を受賞した。最近のアルバムはソニークラシカルのハイドン・ベートーヴェンにウィーン楽派をあしらった「遥かな恋人」(2012)など。8月には堂レーベルより「マーラー歌曲集」がリリース予定。 |
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ゲロルト・フーバー(ピアノ) ドイツ、バイエルン州に生まれる。ミュンヘン国立音楽大学に進み、ピアノをフリーデマン・ベルガー、リート伴奏法をヘルムート・ドイチュに師事、その後、ベルリンのディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウのリート・クラスで学んだ。1998年にクリスティアン・ゲルハーヘルと共にパリ・ニューヨーク・インターナショナル・プロ・ムジチス賞を受賞し、パリとニューヨークのカーネギーホールでコンサートを行う。リート伴奏者として高い評価を得ており、ラインガウ音楽祭をはじめ名のある音楽祭に参加している。最近では自身の音楽祭「芸術音楽」を創設、2006年にミュンヘンのニンフェンブルク城で初めて開催されたこの音楽祭は大きな注目を集めた。ゲルハーヘルの他にも多くのアーティストの伴奏を務め、またアルテミス・カルテットやラインホルト・フリードリッヒの室内楽のパートナーとしても演奏会を行っている。ベートーヴェンの作品を収録したソロCDの他に、クリスティアン・ゲルハーヘルと共に録音した数々の素晴らしいCDがある。彼らのCD「冬の旅」と「美しき水車小屋の娘」はそれぞれエコー・クラシック賞をリート部門で受賞し、シューマンの作品を収めたCD「夕べの情景」は06年にグラモフォン賞を受賞した。翌年からも次々と歌曲集のCDをリリース。ゲルハーヘルとのシューマン「メランコリー」はBBC音楽賞を、09年にリリースしたマーラーの歌曲集はドイツ・レコード批評家賞をはじめ複数の賞を受賞。最近、ヴォルフのイタリア歌曲集をソニーに、モイツァ・エルトマンとクリスティアン・ゲルハーヘルで録音をしている。 |