クリスティアン・ベザイデンホウトの世界 Vol.3
2013年10月23日(水) 19:00開演
全席指定 6,000円
(c)Marco Borggreve |
クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ) |
現在ヨーロッパ音楽界の第一線で活躍しているフォルテピアノの名手、クリスティアン・ベザイデンホウト。ちょっと人なつっこい、いたずら好きのモーツァルトのようなベザイデンホウトの世界をご一緒するシリーズ3回目は、有名曲が登場するオール・モーツァルト第3弾です。ちょっと想像してみてください。モーツァルトが生きていた時代を。小振りで素朴な木の手触りがするフォルテピアノからマジック・フルートのように生まれた数々のモーツァルトの音楽を。ベザイデンホウトの指先から音符が飛び立つように、詩的な哀愁漂うソナタやロンドが、フランスの恋の歌が、美しく華麗なトルコ行進曲がファンタジーとなって甦ります。そこには彼がしかけた魔法がいっぱい。さあ、クリス(ベザイデンホウト)のワンダーランドへご一緒しませんか?
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モーツァルト:鍵盤楽器のための作品集 第4集(ハルモニア・ムンディ)
[オール・モーツァルト・プログラム]
ソナタ 第4番 変ホ長調 K282
アダージョ ヘ長調 KAnh205
フランスの歌「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲 ハ長調 (キラキラ星変奏曲) K265
********** 休憩 **********
ロンド イ短調 K511
ソナタ 第11番 イ長調 「トルコ行進曲つき」 K331
(c)Marco Borggreve |
クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ) 1979年、南アフリカに生まれる。オーストラリアで勉強を始め、イーストマン音楽学校を最優秀の成績で卒業し、現在はロンドン在住。レベッカ・ペニーズにモダン・ピアノを習った後、アーサー・ハースにチェンバロ、マルコム・ビルソンにフォルテピアノ、ポール・オデットに通奏低音を師事。この間に、アメリカとヨーロッパでバロック・オペラ公演の通奏低音奏者としてかなりの経験を積む。21歳で、ブルージュ国際古楽コンクール(2001年)の第1位と聴衆賞を獲得し、国際的に知られるようになった。フライブルク・バロック・オーケストラ、シャンゼリゼ管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、コンチェルト・ケルン、ヨーロッパ室内管弦楽団とコレギウム・ヴォカーレといった世界の主要アンサンブルに頻繁にゲスト出演している。また、ヘレヴェッヘ、ブリュッヘン、ホグウッド、ケラス、ムローヴァなどの著名なアーティストと共演している。現在は、協奏曲、リサイタル、室内楽公演に時間を割いており、バルセロナ、ボストン、ブリュージュ、インスブルック、サンクトペテルブルク、ヴェネツィア、ユトレヒトの古楽音楽祭や、ショパン・フェスティヴァル、ブレーメン音楽祭、タングルヴッド音楽祭、モーストリー・モーツァルト・フェスティヴァル、そしてベルリンとケルンのフィルハーモニー、シャンゼリゼ劇場、ウィーン・コンツェルトハウス、ウィグモアホール、カーネギー・ホールなどの世界的に知られるコンサートホールに出演している。09年からは、ハルモニアムンディと長期的な録音関係をスタートさせ、ヴァイオリンのぺトラ・ミューレヤンスとのモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集、モーツァルトの鍵盤音楽全集の第1集(ディアパソン誌のDécouverte賞とセシリア賞を受賞)から第3集までを録音している。また、フライブルク・バロック・オーケストラとのメンデルスゾーンのピアノ協奏曲やテノールのマーク・パドモアとのシューマンの詩人恋(エディソン賞受賞)がある。ヴァイオリンのヴィクトリア・ムローヴァとオニキス・レーベルに録音したベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集は、ICMAの11年ベスト室内楽アルバム賞を受賞した。フライブルク・バロック・オーケストラとのモーツァルトのピアノ協奏曲集(K435&482)のディスクが12年11月にリリースされた。 |