ojihall


Concert  コンサート情報

ジョルディ・サヴァール 無伴奏の夕べ

2013年913日(金) 19:00開演

全席指定 6,000 

完売
2013年4月20日(土)

(c)Vico Chamla

ジョルディ・サヴァール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

ヴィオラ・ダ・ガンバ音楽を広く世に広め、今日の音楽界に於ける傑出した芸術家として歩み続けるジョルディ・サヴァール、待望の無伴奏リサイタル。弦の語り部サヴァールが紡いでゆくヴィオラ・ダ・ガンバの音色が、人間の声のように歌い、語り、いにしえの物語を甦らせる一夜。現在に目覚める、かの日の弦の調べに耳をそばだててください。

プログラム

●祈り
K.F.アーベル:前奏曲
J.S.バッハ:アルマンド(無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調BWV1011より)
J.シェンク:アリア・ブルレスカ

●哀惜
サント=コロンブ2世:ロンドー形式によるファンテジー
サント=コロンブ:涙
作者不詳(フランスのブルターニュ地方):哀歌「ああ、思い出して」に基づく変奏と即興
J.S.バッハ:ブーレ(無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV1010より)

●人間の声
ドゥマシ:前奏曲 ニ長調 
M.マレ:人間の声、ミュゼットI-II、跳躍
********** 休憩 **********

●「音楽の諧謔」
トバイアス・ヒューム:戦士の行進 / ヒューム大佐のパヴァーヌ&ガリアルド / 聞け、聞け / 戦士の決意

●「リラ・ヴァイオルのためのレッスン集」
A.フェラボスコ:コラント
T.フォード:ここでいいじゃないか
J.プレイフォード:鐘、サラバンド へ長調

●作者不詳(1580年頃):バグパイプ・チューニング
ポイントあるいは前奏曲 / ランカシャー・パイプス / ラムゼイの豚
一杯のお茶 / バーディーのケイト / おもちゃ

(※出演者の希望により曲目が一部変更になりました)

プロフィール

(c)Vico Chamla

ジョルディ・サヴァール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

バルセロナ・イグアラダに生まれる。6歳で地元の少年合唱団に参加して音楽を始め、バルセロナ音楽院でチェロを学ぶ。1964年に同音学院を卒業すると翌年独学でヴィオラ・ダ・ガンバおよび古楽を学び、68年よりバーゼル・スコラ・カントルムで研鑽を積み、73年に師であるアウグスト・ヴェンツィンガーを継いで後進の指導に当たる。音楽界における傑出した人物として知られ、奏者およびディレクターとして過去30年以上にわたり調査、研究、そして解釈に力を注いでいる。忘れ去られていた音楽の宝物を再発見することに献身し重要なレパートリーを復元、ヴィオラ・ダ・ガンバ音楽のファン層を広げている。また、公私ともにパートナーであった古楽声楽家故モントセラト・フィゲラスと共に3つのアンサンブル ― エスぺリオンXX、ラ・カペラ・レイアル・デ・カタルーニャ、そしてル・コンセール・デ・ナシオンを立ち上げ、美と感情の世界を探求、創造し、世界中の何百万人という音楽ファンに感動を与える。サヴァールが音楽を担当したアラン・コルノー監督の映画「めぐり逢う朝」(1991年)のサウンドトラックはセザール賞を受賞、また、その活発な演奏活動および録音企画は、古楽がエリート趣味あるいは少数にのみ支持される音楽では無いことを証明しており、ファン層を広げ、若い聴衆の心をつかんでいる。これまでに、仏ル・モンド・ドゥ・ラ・ミュジク誌の“ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー”、仏ヴィクトワール・ドゥ・ラ・ミュジクの“ソリスト・オブ・ザ・イヤー”、スペイン“芸術金賞”、ウィーン・コンツェルトハウスの名誉会員を含む数々の名誉ある賞を受賞。またフランス文化省より芸術文化勲章オフィシエを授与されている。使用楽器:バラク・ノーマン製作(1697、ロンドン)7弦ヴィオラ・ダ・ガンバ