ojihall


Concert  コンサート情報

transit Vol.3
中木健二 with エリック・ル・サージュ

2013年514日(火) 19:00開演

全席指定 5,000

2013年1月26日(土)

ル・サージュ写真(c)キングレコード
中木写真 (c)Mirco Magliocca

中木健二(チェロ)
エリック・ル・サージュ(ピアノ)

若い才能をご紹介するシリーズtransitの第3弾は、フランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団首席奏者としてヨーロッパで音楽武者修行中の日本人チェリスト、中木健二が室内楽の師であるフランスを代表するピアニストのひとり、エリック・ル・サージュの胸を借りて堂々登場。シューマンの愛すべき小品からビュッシー晩年のソナタ、そして超絶技巧を要されるエスプリに溢れたプーランクのソナタをご披露します。室内楽でも確固たる定評を得ているル・サージュとの日仏師弟によるボルドー・ワインの如く華麗にして芳醇なデュオ。どうぞご堪能ください。

 

>>インタビューを読む

プログラム

シューマン:幻想小曲集 Op.73
     :アダージョとアレグロ Op.70
     :民謡風の5つの小品
**********休憩**********
プーランク:チェロとピアノのためのソナタ Op.143
ドビュッシー:チェロとピアノのためのソナタ ニ短調

プロフィール

(c)Mirco Magliocca

中木健二(チェロ)

愛知県岡崎市生まれ。3歳より才能教育研究会にてチェロを始める。名古屋市立菊里高等学校、東京芸術大学を経て2003年、渡仏。(財)ロームミュージックファンデーションから奨学金を受け、パリ国立高等音楽院、ベルン高等音楽院の両校を首席で卒業。第72回日本音楽コンクールチェロ部門第3位。05年、ポーランドで行われた第5回ルトスワフスキ国際チェロコンクール第1位、併せてポーランド放送局賞、EMCY賞を受賞。同年、パリにて行われた第16回FLAME音楽コンクール優勝。08年パリ近郊で行われた第1回Note et Bien国際フランス音楽コンクールグランプリ。およびドビュッシー特別賞、ブーレーズ特別賞を受賞。10年、ラファエル弦楽四重奏団として第6 回ボルドー国際弦楽四重奏コンクール第2位。04年-09年、キジアーナ音楽院マスタークラス(イタリア)を受講し、最優秀ディプロマを取得。またBanca monte dei paschi特別賞を受賞。09年にはスイス・ベルンにて E.Tschumi音楽賞を受賞。ヨーロッパを拠点に独奏者、室内楽奏者として幅広く活動しており、これまでにサイトウキネン・フェスティヴァル松本、小澤塾オペラプロジェクト、東京オペラの森、宮崎国際室内楽音楽祭、マッジョーレ湖音楽祭、モンテヴェッロ国際室内楽音楽祭、ラヴェッロ音楽祭、オランジュリー音楽祭等に参加。06年にはイタリア北部にてリサイタルツアーを行い好評を博す。また近年ではペトロブラス交響楽団、セントラル愛知交響楽団、パリ国立高等音楽院管弦楽団、ベルン交響楽団とコンチェルトを共演。これまでにチェロを久保田 顕、林 良一、河野文昭、向山佳絵子、P.ミュレール、A.メネセスに師事。また室内楽を松原勝也、岡山 潔、B.パスキエ、C.イヴァルディ、F.サルク、E.ルサージュに師事。10年度よりフランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団首席奏者に就任。紀尾井シンフォニエッタ東京メンバー。使用楽器はNPO法人イエロー・エンジェルより貸与されている1700年製ヨーゼフ・グァルネリ。


(c)Jean-Baptiste Millot

エリック・ル・サージュ(ピアノ)

1964年南仏エクサン・プロヴァンス生まれ。パリ高等音楽院を経て、ロンドンでマリア・クーシオに師事。85年ポルト国際(仏)および89年ロベルト・シューマン国際(仏)第1位、同年のリーズ国際(英)第3位など多数のコンクール受賞歴を持つ。優れた室内楽奏者としても知られ、毎年夏に行われるサロン・ド・プロヴァンス音楽祭をメイエ(クラリネット)、パユ(フルート)等と共に主宰。CD録音も多く、99年度音楽の友社レコードアカデミー賞大賞を受賞したプーランクの室内楽全集、フランク・ブラレイ(ピアノ)との共演によるプーランクの協奏曲集およびモーツァルトのデュオ作品集等をリリースしているほか、シューマンのピアノ作曲および室内楽作品の全曲録音を完成させ極めて高い評価を獲得している。現在フォーレ室内楽作品全集の録音、リリースが進行中。