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Concert  コンサート情報

MAROワールド Vol.12 “ハイドン” by 篠崎“まろ”史紀

2009年915日(火) 19:00開演

全席指定 6,000


篠崎史紀(ヴァイオリン)
宮田 大(チェロ)
清水和音(ピアノ)

特別協力:株式会社 ヨックモック

王子ホールが、“まろ”の愛称で親しまれているN響コンサートマスター、篠崎史紀と創る音楽の社交場、“MAROワールド”。毎回ひとりの作曲家をテーマにして“まろ”が楽しいひとときをお贈りするシリーズ。第12回は、没後200年のハイドンに捧げるピアノ三重奏の夕べです。当夜のプログラムは、最初期の作品やヴァイオリン・ソナタのピアノ三重奏版、そして、「ハンガリー風ロンド」で有名な第39番を核としたOp.73の3曲まで、知られざるハイドンの魅力を満載。美しさに満ちた名曲ぞろいのハイドンの世界を、名手・清水和音と爽やかな駿馬、宮田 大と共にお届けいたします。ぜひお出かけ下さい。

プログラム

ハイドン:ピアノ三重奏曲

第5番 ト短調 Hob.XV-1
第31番 ト長調 Hob.XV-32 (ヴァイオリン・ソナタ ト長調)
第42番 変ホ長調 Op.79, Hob.XV-30 ※「第7番 ト長調 Hob.XV-41」より変更

********** 休憩 **********

第40番 嬰へ短調 Op.73-3,Hob.XV-26
第38番 ニ長調 Op.73-1,Hob.XV-24
第39番 ト長調 Op.73-2,Hob.XV-25  「ハンガリー風ロンド付き」

 

プロフィール

篠崎史紀(ヴァイオリン)

愛称 "まろ"。NHK交響楽団コンサートマスター。北九州市小倉出身。1963年、両親共にプロの幼児教育者の家に生まれ、3歳より父、篠崎永育にヴァイオリンの手ほどきを受ける。15歳の時に毎日学生音楽コンクール全国第1位。16歳で単身3ヶ月のザルツブルク夏期講習に参加。高校まで地元で過ごし卒業と同時に8年間に及ぶウィーン留学へ。師トーマス・クリスティアンの門戸を叩き、ウィーン市立音楽院に入学。翌年コンツェルト・ハウスでコンサート・デビューを飾り、その後ヨーロッパの主要なコンクールで数々の受賞を果たす。88年帰国後、群馬交響楽団、読売日本交響楽団のコンサートマスターを経、97年、34歳でNHK交響楽団のコンサートマスターに就任。以来、"N響の顔"として、ソリスト、室内楽奏者、指導者として、国内外で活躍中。96年から東京ジュニアオーケストラソサエティの音楽監督を続けている他、WHO評議会委員を務め、そのコンサートにも熱心に取り組んでいる。

宮田 大(チェロ)

1986年生まれ。95年、第18回栃木県学生音楽コンクール弦楽器部門第1位。2004年、第6回全日本ビバホールチェロコンクール第1位。05年、第74回日本音楽コンクールチェロ部門第1位。「桐朋学園音楽部門創立50周年記念演奏会」において小澤征爾指揮で協奏曲を演奏。国内主要オケとも共演。室内楽ではジュピター・カルテット・ジャパン、CHE TRIOで活動し、ミケランジェロ・カルテット、ジュリアード弦楽四重奏団、ゲヴァントハウス弦楽四重奏団、バルトーク弦楽四重奏団に指導を受ける。内外の音楽祭にも参加。サンクトペテルブルグで日本の曲を初演する。リン・ハレル、ギドン・クレーメル、ユーリ・バシュメットと共演。第6回齋藤秀雄メモリアル基金賞、ドイツから方伯モリッツ・フォン・ヘッセン賞を受賞。これまでに宮田 豊、倉田澄子に師事。室内楽を東京クヮルテット、原田禎夫、原田幸一郎、加藤知子、今井信子、フェルメール・カルテットのリチャード・ヤングに師事。桐朋学園大学ソリスト・デイプロマコース卒業。現在ジュネーヴ音楽院、クロンベルク・アカデミーに在籍。


清水和音(ピアノ)

1981年、弱冠20歳でパリのロン=ティボー国際コンクール・ピアノ部門で優勝、あわせてリサイタル賞を受賞。82年、NHK交響楽団と初共演、また、デビュー・リサイタルを開き高い評価を得た。その後国内外の著名なオーケストラ、指揮者と多数共演。95年から2年にわたって行われたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全32曲演奏会はその完成度を新聞紙上で高く評価され、ライヴ録音がリリースされている。04年からショパンの全曲録音を開始、これまでにオクタビア・レコードから5枚のCDをリリース。いずれも高い評価を受けている。05、07年にN響を指揮するアシュケナージと共演、最大級の賛辞を贈られ、08年、彼が指揮するシドニー交響楽団定期演奏会ラフマニノフ・シリーズに出演。06年にはゲルギエフ指揮マリンスキー歌劇場管とも共演。完璧なまでの高い技巧と美しい弱音、豊かな音楽性を兼ね備えたピアニストである。