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Concert  コンサート情報

鈴木秀美のガット・サロン Vol.5
クラリネット五重奏の夕べ

2009年416日(木) 19:00開演

全席指定 5,000


(c)K.Miura

鈴木秀美(チェロ)
若松夏美(ヴァイオリン)
グーヤ・マルティニーニ(ヴァイオリン)
成田 寛(ヴィオラ)
ロレンツォ・コッポラ(ヒストリカル・クラリネット)

第5回を迎えます名手鈴木秀美の室内楽コンサートのシリーズ。今回は、イタリアからクラリネットの名手ロレンツォ・コッポラを迎えてクラリネット五重奏曲の名曲をお贈りいたします。あまりにも有名な、あまりにも美しいモーツァルトと、何とも言い難いしっとりとした憂愁漂うウェーバー。2008年2月、鈴木秀美が主宰するオーケストラ・リベラ・クラシカとコッポラとのモーツァルトのクラリネット協奏曲の協演がこの上なく素晴らしく、次は是非室内楽を!という夢が叶います。名手たちが奏でる馥郁たる音色に身を置き、至福のひとときをお過ごしください。  

プログラム

モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K581 「シュタードラー」

********** 休憩 **********

ウェーバー:クラリネット五重奏曲 変ロ長調 Op.34

プロフィール
(c)K.Miura

鈴木秀美(チェロ)

チェロを故井上頼豊、安田謙一郎ほかに、指揮を尾高忠明、秋山和慶に師事。デン・ハーグ王立音楽院に留学、A.ビルスマに師事。1986年第1回パリ・バロック・チェロ国際コンクール第1位。95年に日本人としては初めての、オリジナル楽器による「バッハ: 無伴奏チェロ組曲全曲」を録音し、平成7年度文化庁芸術作品賞を受賞。2005年3月にリリースした同曲の新録音は「レコード芸術」誌特選盤に選ばれた。01年よりオーケストラ・リベラ・クラシカを主宰。現在、東京芸術大学古楽科非常勤講師。著書に「『古楽器』よ、さらば!」(音楽之友社)、「ガット・カフェ」(東京書籍)。第37回(05年度)サントリー音楽賞受賞。平井千絵と発表した「メンデルスゾーン:チェロ作品集」で平成18年度文化庁芸術祭優秀賞受賞。

オフィシャルHP http://www.hdm-olc.com/hdm/index.html

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ロレンツォ・コッポラ(ヒストリカル・クラリネット)

1995年、デン・ハーグ王立音楽院においてエリック・フープリチに師事、ヒストリカル・クラリネットのディプロマを得た。フライブルク・バロック・オーケストラ(G. Von derゴルツ指揮)、ラ・プティット・バンド(S.クイケン指揮)、レ・ザール・フロリサン(W.クリスティー)、18世紀オーケストラ(F. ブリュッヘン指揮)などの団体と共演し、またアンサンブル・ゼフィロ、グルッペ1828、クイケン・クァルテットなどの室内楽団体のメンバーでもある。現在バルセロナのESMuC(カタルーニャ音楽学校)においてヒストリカル・クラリネットの教授を務め、またイタリアのヴェローナ・コンセルヴァトリーでも教鞭を執っている。

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若松夏美(ヴァイオリン)

ヴァイオリンを故鷲見三郎、故江藤俊哉に師事。卒業後、オリジナル楽器による演奏を始め、1982年、デン・ハーグ王立音楽院に留学、バロック・ヴァイオリンをシギスヴァルト・クイケンに師事。85年演奏家ディプロマを得て同校を卒業。ラ・プティット・バンド、18世紀オーケストラ、シャペル・ロワイヤルなどのメンバーとして数多くのコンサートや録音に参加した。ソリスト・室内楽奏者として国内はもちろん、ヨーロッパ、オーストラリアなどで演奏活動を行っている。現在バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカのコンサートマスターを務め、18世紀オーケストラのメンバーでもある。BISおよびアルテ・デラルコ(クリエイティヴ・コア)でモーツァルト、ハイドン、ボッケリーニの室内楽、協奏曲などを録音。東京藝術大学古楽科非常勤講師。

グーヤ・マルティニーニ(ヴァイオリン)

ローマのセント・チェチーリア音楽院を卒業後バロック・ヴァイオリンに転じ、ジェノヴァにてキアラ・バンキーニに、デン・ハーグ王立音楽院にてシギスヴァルト・クイケンに師事。彼女は、イタリアで最初のオリジナル楽器オーケストラ、イタリアン・バロック・オーケストラの創立メンバーで第一ヴァイオリン奏者である。1986年に居をパリに移し、以降レ・ザール・フロリサン、ラ・プティット・バンド、リチェルカール・コンソート、シャペル・ロワイヤル他、ヨーロッパの主要オーケストラのメンバーとして活躍している。またフランス・ブリュッヘン指揮の18世紀オーケストラ、バッハ・コレギウム・ジャパンやオーケストラ・リベラ・クラシカなどにも参加。スペインのリンコントロ・フォルトゥナートのリーダーも務めている。


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成田 寛(ヴィオラ)

桐朋学園大学音楽学部中退と同時に新日本フィルに入団、約10年在籍。その間2度に渡りデン・ハーグ王立音楽院に留学、ウラジミル・メンデルスゾーンに師事。新日本フィル退団後新星日響、東フィルの首席奏者を経て現在山形交響楽団首席。また、オーケストラ・リベラ・クラシカ、バッハ・コレギウム・ジャパン等オリジナル楽器による活動にも積極的に参加している。