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Concert  コンサート情報

東京クヮルテットの室内楽 Vol.3

2009年220日(金) 19:00開演

全席指定 6,000


(c)J Henry Fair

マーティン・ビーヴァー(ヴァイオリン)
池田菊衛(ヴァイオリン)
磯村和英(ヴィオラ)
クライブ・グリーンスミス(チェロ)

東京クヮルテットの室内楽シリーズ第3回です。2009年に結成40周年を迎える東京クヮルテット。様々な変遷を経て、「今の僕らが最高に楽しい!」とメンバー自ら明言するとおり、彼らのコンサートは毎回、音楽を聴く喜びを居心地よく享受させてくれます。王子ホールでは、2010年2月に40周年記念コンサートを彼らとともに企画中です。次回は記念イヤーの幕開けにオール・ベートーヴェン・プログラムを、初期、中期、後期から円熟した作品を選りすぐってお届けします。中でも大曲Op.132は、08年8月末から9月頭に当ホールでレコーディング(ハルモニア・ムンディ)した曲でもあり、白熱したライブになることでしょう。

プログラム

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第6番 変ロ長調 Op.18-6
          :弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調 Op.95  「セリオーソ」
          :弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 Op.132

プロフィール

(c)J Henry Fair

東京クヮルテット

東京クヮルテットの起源は桐朋学園まで遡る。斎藤秀雄の薫陶を受けた当時の創立メンバーがそれぞれの室内楽への深い思いを胸に渡米し、1969年、ニューヨークのジュリアード音楽院で結成。その翌年ミュンヘン国際コンクールで優勝し、以来35年を経てメンバー交代をしながらも世界最高峰の弦楽四重奏団として人々を魅了し続けている。現在のメンバーになったのは2002年から。注目される多数のアーティストが彼らと喜んで共演し、作曲家が新曲を提供している。各シーズン、世界中で100以上のコンサートを行っており、主要な音楽の中心地だけではなくオーストラリアからスカンジナビア、エストニア、日本まで献身的なファンがいる。地元ニューヨーク「92丁目Y」やスペインのマドリードでは、室内楽の魅力を多角的に伝えるシリーズ・コンサートを続けている。

メンバーは、76年以降レジデンス・カルテットとしてイエール大学音楽院に勤めている。彼らは若い弦楽四重奏団を育てることに専念し、授業のある期間はイエールで、夏は名門ノーフォーク室内楽音楽祭で多くの時間を教育に捧げており、北米、ヨーロッパ、アジアでも定期的にマスタークラスを開催している。彼らが築き上げた数々の録音は批評家から称賛され、優れた記録を誇っている。ドイツ・グラモフォンとの専属契約で世界の主要なカルテットの1つとして確固たる地位を確立。そして、BMG/RCAビクターレッドシール、EMI、CBSマスターワークスとVox Cum Laudeを通してリリースされた録音は、30を超えている。それらの録音は、ステレオ・レヴューとグラモフォン誌において「その年の最高の室内楽CD」賞、ディスク・モントルー・グランプリ、及び、7つのグラミー候補のような様々な栄典を得た。モーツァルトの後期プロシア王四重奏曲(Biddulph Recordings)の最近のリリースでもその勢いは続いている。ハルモニア・ムンディから発売になったブラームス「クラリネット五重奏曲」が多くの称賛を得、このリリースに続いて彼らはマルチ・レコード・プロジェクトに乗り出すと同時に、ベートーヴェンの中期の作品、ラズモフスキー四重奏曲を05年に発売、08年までにベートーヴェン・チクルスを録音する予定である。95年より日本音楽財団から、パガニーニが所有し演奏していた「パガニーニ・クヮルテット」というストラディヴァリウスによる4台の楽器セットを貸与されている。