清水直子と仲間たち ~アウラータ~
2008年12月1日(月) 19:00開演
全席指定 6,000円
岡崎慶輔(ヴァイオリン) ※コントラバス奏者ナビル・シェハタは、怪我のためベルリン・フィル日本公演ツアーに不参加となりました。代わってベルリン・フィル在籍のヤヌシュ・ヴィズィックが出演いたします。 |
“アウラータ”…このラテン語で“金の鱒”を意味するアンサンブルは、ベルリン・フィルの首席ヴィオラ奏者として活躍する清水直子がベルリン・フィルとミュンヘン・コンクール繋がりの仲間と組んでいるピアノ五重奏団です。2007年の1回目のコンサート以来ヨーロッパで大好評のうちにツアーを重ね、彼女の「日本で是非演奏を!」という熱い思いがベルリン・フィルの来日中一日だけ、実ることになりました。日本初おめみえの一夜のプログラムは、弦が持つ音色の美しさに呼応するピアノを堪能できる二つの名曲をメインに届けてくれます。そこには室内楽の醍醐味と共に、ミュンヘン・コンクールという難関を突破した後、それぞれ道は違えども志を同じにする仲間の音楽する喜びが溢れていることでしょう。
ブラームス:ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 Op.25
********** 休憩 **********
シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.114 D667 「ます」
岡崎慶輔(ヴァイオリン) 1979年福岡生まれ。母親の手ほどきで4才からヴァイオリンを始め、94年東京藝大附属高校を経て、2003年ベルン音大ソリスト・ディプロマ課程を首席で卒業。更にモーツァルテウムで研鑽。これまでに浦川宜也、ザハール・ブロン、イゴール・オジムに師事。04年からベルリン・フィル・カラヤン・アカデミーでサイモン・ラトル、安永 徹、ガイ・ブラウンシュタインの下、ソリスト、室内楽及びオーケストラ奏者として幅広く研鑽を積む。数々の国際コンクールに優れた成績を残し、05年に難関のミュンヘン国際音楽コンクール・ヴァイオリン部門第1位を受賞。これまでに、バイエルン放送響、サンクトペテルブルク・フィル等との共演の他、国内外での音楽祭・リサイタルに出演。また、室内楽でも、カラヤン・アカデミー・コンサートでイェフィム・ブロンフマンとの共演やベルリン・フィル首席奏者らとのツアー等、積極的に演奏活動を行っている。 |
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清水直子(ヴィオラ) 桐朋学園大学で岡田伸夫に師事した後、ドイツ・デトモルト音楽大学で今井信子に師事。1994年タングルウッド音楽祭、95~98年マールボロ音楽祭参加、グァルネリ・カルテット、ジュリアード・カルテット、ボザールトリオのメンバー等と共演。スイス・ロマンド管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、南ドイツ放送交響楽団など国内外のオーケストラとの共演を重ねている。 |
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ソレーン・ケルマレック(チェロ) 1983年フランス生まれ。パリ国立音楽院を首席で卒業後、ブダペスト・リスト音楽院、ベルリン音楽大学でヴォルフガング べトヒャー他に師事。ベルリン・フィルのカラヤン・アカデミーの奨学生を経た後、2007年1月、難関のチェロ・セクション・オーディションを女性奏者としてはじめて突破。注目を浴びるとともに、室内楽奏者、ソリストとして今後の活躍が最も期待されているチェリストの一人である。 |
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ヤヌシュ・ヴィズィック(コントラバス) 13歳よりコントラバスを始める。ポーランドのクラクフで勉強した後、1996年よりドイツ・ケルンの音楽大学で学ぶ。97年にボンのベートーヴェンハレ・オーケストラにドイツ国内の首席コントラバス奏者として最年少で迎えられ、98年にジュネーブ国際音楽コンクールにて1位を獲得、注目を集める。その後99年よりハンブルク・北ドイツ放送交響楽団首席奏者を経た後、2001年よりベルリンフィルに在籍。ソリスト、室内楽奏者としてもドイツ、イタリア、フィンランド、スイス、ポーランド等ヨーロッパ各地で活躍している。 |
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オズガー・アイディン(ピアノ) アメリカ生まれ。11歳の時、父親の勧めにてピアノを始める。トルコのアンカラ音楽院卒業後、給費留学生としてロンドン王立音楽院に留学。その後、ドイツ政府の奨学金(DAAD)を受けハノーファー 音楽大学で研鑽を積む。1997年ミュンヘン国際音楽コンクール・ピアノ部門にて、最高位受賞の他、クリーブランド国際ピアノ・コンクール等で数々の賞に輝く。バイエルン放送交響楽団、ロンドンBBC交響楽団などと共演。ザルツブルク音楽祭、ラインガウ音楽祭に出演するなどヨーロッパを中心に活躍の場を 広げている。2005年には紀尾井ホール『ヴィオラ・スペース』にも参加した。 |