鈴木秀美のガット・サロン Vol.3
シューベルトの夕べ
2008年4月25日(金) 19:00開演
全席指定 5,000円
(c)K.Miura |
鈴木秀美(チェロ) |
名手鈴木秀美のロマン派の室内楽コンサートのシリーズ。3回目は、長年の音楽仲間とのシューベルトの集いです。当夜の王子ホールは、まさしく往時のシューベルトが集っていたであろうサロンの雰囲気そのままに、弦楽トリオから美しい歌曲、名曲「ます」までお届けします。音楽への真摯な眼差しとユーモア溢れる感性を併せ持つ鈴木秀美。何かが起こりそうなことを予感させる新しいロマンを、王子ホールで創造していく姿にご注目ください。
シューベルト:弦楽三重奏曲 第1番 変ロ長調 D471
:恋人の近く Op.5-2, D162
:音楽に寄せて D547
:ます Op.32, D550
:夜咲きすみれ D752
:ミューズの子 D764
:「冬の旅」より 春の夢 D911-11
********** 休憩 **********
シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.114, D667 「ます」
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鈴木秀美(チェロ) チェロを故井上頼豊、安田謙一郎ほかに、指揮を尾高忠明、秋山和慶に師事。デン・ハーグ王立音楽院に留学、A.ビルスマに師事。1986年第1回パリ・バロック・チェロ国際コンクール第1位。95年に日本人としては初めての、オリジナル楽器による「バッハ: 無伴奏チェロ組曲全曲」を録音し、平成7年度文化庁芸術作品賞を受賞。2005年3月にリリースした同曲の新録音は「レコード芸術」誌特選盤に選ばれた。01年よりオーケストラ・リベラ・クラシカを主宰。現在、東京芸術大学古楽科非常勤講師。著書に「『古楽器』よ、さらば!」(音楽之友社)、「ガット・カフェ」(東京書籍)。第37回(05年度)サントリー音楽賞受賞。平井千絵と発表した「メンデルスゾーン:チェロ作品集」で平成18年度文化庁芸術祭優秀賞受賞。 |
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若松夏美(ヴァイオリン) 桐朋学園大学音楽学部卒。1982年デン・ハーグ王立音楽院に留学。バロック・ヴァイオリンをS・クイケンに師事。85年演奏家ディプロマを得て同校を卒業。ラ・プティット・バンド、18世紀オーケストラ、シャペル・ロワイヤルなどのオーケストラのメンバーとして数々の演奏会、録音に参加した。現在、バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカのコンサート・マスター。18世紀オーケストラ(オランダ)のメンバー。BISおよびTDKアルテ・デラルコにモーツァルト、ハイドン、ボッケリーニの室内楽、協奏曲など録音。桐朋学園大学古楽器科、東京芸術大学古楽科非常勤講師。 |
成田 寛(ヴィオラ) オランダ、デン・ハーグ王立音楽院に留学。これまでヴィオラをV.メンデルスゾーン、N.ザイラー、L.ステフェンス、中山朋子に、室内楽をN.ブレイニン、G.ニッセル、M.ロヴェット、鈴木秀美、有田正広、中川良平にそれぞれ師事。現在、山形交響楽団首席ヴィオラ奏者を務めるほか、東京フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団などの客演首席、室内楽・スタジオレコーディングなどフリーとしても活躍中。KISA Quartet、Sirius Quartetメンバー。 |
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今野 京(コントラバス) 東京音楽大学卒業、故・小野崎 充に師事。1987年、NHK交響楽団に入団。92年、文化庁芸術家在外研修員として渡欧。ベルギー王立アントワープ音楽院に入学。エティエンヌ・ジーベンスのもと、フレンチ弓奏法の研究を始める。ベルギー、オランダを中心に独奏・室内楽等で活躍し、フランダース音楽祭、「アントワープ'93」などに出演。アントワープ音楽院を最高位で修了後イタリアに渡り、セルモネータのマスタークラス、シエナのキジアーナ音楽院にてフランコ・ペトラッキに師事。帰国後は東京文化会館、京都コンサートホールなどでソロ・コンサートを開催し好評を博す。通奏低音奏者としても精力的に活動し、オーケストラ・リベラ・クラシカ、バッハ・コレギウム・ジャパンに参加している。 |
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平井千絵(フォルテピアノ) フォルテピアノを故小島芳子に、ピアノを松岡貞子、林秀光ほかに師事。桐朋学園大学ピアノ科を卒業後、デン・ハーグ王立音楽院にてスタンリー・ホッホランドにフォルテピアノを学び、2002年に修士課程を栄誉賞付き首席で卒業。01年ブルージュ国際古楽コンクール第3位。03年International Young Artist Presentation(ベルギー)で優勝。第13回International Van Wassenaer Concours(オランダ)第3位。05年、ブルージュ国際古楽コンクール公式伴奏者。サント国際音楽祭(フランス)、バルセロナ国際古楽祭(スペイン)、ユトレヒト古楽祭(オランダ)、「カリンシアの夏」音楽祭(オーストリア)への出演ほか、活発なソロ、アンサンブル活動を行っている。ハーグ在住。 |
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畑 儀文(テノール) 大阪音楽大学大学院修了。1991年オランダ・アムステルダムで高名なバロック歌手マックス・ファン・エグモントのもとで研鑽を積む。以後オランダ各地で毎年受難週には、エヴァンゲリストとして招かれ、近年はドイツ・ライプツイヒにおいてバッハ作品のソロを務める。93~99年3月にかけシューベルト歌曲全曲演奏を成し遂げ、国内外で話題を集めた。2006年からは新たなシリーズ「シューベルティアーデmitフォルテピアノ」を展開中。「大阪文化祭本賞」「咲くやこの花賞」「大阪府民劇場奨励賞」「坂井時忠音楽賞」「兵庫県芸術奨励賞」等多数の賞を受賞。日本テレマン協会ソリスト、シューベルティアーデ・ジャパン代表、丹波の森国際音楽祭シューベルティアーデたんば総合プロデューサー。武庫川女子大学音楽学部教授。 |