ojihall


Concert  コンサート情報

ピョートル・アンデルジェフスキ

2007年1116日(金) 19:00開演

全席指定 7,000


(c)EMI Classics

ピョートル・アンデルジェフスキ(ピアノ)

近年若手ピアニストの中でも際立った個性を確立して耳目を集めているピョートル・アンデルジェフスキ、待望の王子ホール初登場。ピアノに向かう彼は、まるで神に仕える修道僧のように身も心も削るようにして音楽を極めていきます。それ故、その姿はストイックなまでに、その音楽は、ある種の痛みを伴って限りなく美しく崇高に、聴く人の心に響きます。ひとりひとりの心の琴線に触れる音楽を315席で。

プログラム

曲目変更のお知らせ

J.S.バッハ:イギリス組曲 第4番 ヘ長調 BWV809

J.S.バッハ:イギリス組曲 第6番 ニ短調 BWV811

**********   **********   **********

曲目変更に際して

今回のリサイタル・プログラムにおける、バッハのイギリス組曲の第4番から第6番への変更について、私は皆様に心からお詫び申し上げます。第4番の組曲を演奏することは、私にとって今回が初めての機会であり、それは、エキサイティングであると同時に、大きなプレッシャーを伴うものです。私の現在のスケジュールや、こなさなければならないレパートリーを熟慮しました結果、自分にとってまだ新しいこの楽曲を最高のものとして皆様にお聴かせする状態にはない、と考えるにいたりました。皆様にはご迷惑をおかけして大変申し訳ないのですが、今回の日本ツアーでは、イギリス組曲の第6番を、すでに素晴らしい演奏経験を重ねており、聴衆の皆様の前で演奏することを常に心から楽しむことのできる作品として、弾かせていただくことが、最善であると私は信じています。どうかご理解いただきたく、お願い申し上げます。

2007年11月 ピョートル・アンデルジェフスキ
翻訳:梶本音楽事務所

J.S.バッハ:イギリス組曲 第6番 ニ短調 BWV811 (※第4番 ヘ長調 BWV809 から変更になりました)
シマノフスキ:仮面 Op.34

********** 休憩 **********

シューマン:ユモレスク 変ロ長調 Op.20
J.S.バッハ:パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV825

※曲順は上記の通り変更となりました(11月16日)。

プロフィール

ピョートル・アンデルジェフスキ(ピアノ)

ポーランド人とハンガリー人の両親のもと、ワルシャワで生まれる。ウィグモアホール、シャンゼリゼ劇場、パリ市立劇場、ウィーン楽友協会、リンカーン・センターといった名高いコンサートホールで定期的に演奏しており、これまでボストン響、ロンドン響、ミュンヘン・フィル、シカゴ響、スウェーデン放送響、王立モネ劇場管などと共演するほか、イギリス室内管、カメラータ・ザルツブルク、ポーランド室内管弦楽団他と弾き振りでコンサートも行っている。モーツァルト生誕250年を迎えた2006年には、数々の室内オーケストラを弾き振りし、マーラー・チェンバー・オーケストラ、セントポール室内管、ベルリン・フィルのソリストたちによる室内オーケストラなどと素晴らしい成果をあげた。その中でも特筆すべきはスコットランド室内管との共演であり、ト長調、ニ短調のレコーディングは大絶賛、同オーケストラとのパートナーシップは07年も継続される。01年、「ディアベッリの主題による変奏曲」のCDが有名な映像作家ブルーノ・モンサンジョン制作による記録フィルムと同時にリリースされた。このディスクはディアパソン・ドール賞、ショック賞(ル・モンド・ドゥ・ラ・ミュジーク)を受賞し、国際的にも主だった批評家達の称賛をあつめた。その後、モーツァルトのピアノ協奏曲を収録(シンフォニア・ヴァルソヴィア)し高い評価を獲得している。バッハのパルティータ第1番、3番、6番(02年)とショパンのリサイタルアルバム(03年)については、"まさに第一級品"-「ピアニスト」誌、"鮮明さと人を虜にする強さを持った真の知性。"-グラモフォン誌、"厳格さと悦びと才気に溢れるバッハ"-「デイリー・テレグラフ」紙、"あらゆる者を魅了する演奏"-「サンデー・テレグラフ」紙といった批評を得ている。1999年、ポーランドの偉大な作曲家シマノフスキ作品の優れた解釈に対して、アンデルジェフスキは名誉あるシマノフスキ賞を受賞した。他にも00年ロイヤル・フィルハーモニック協会最優秀演奏家賞、02年ギルモワ・アーティスト・アワードを受賞しており、さらにシマノフスキの作品集は06年英国グラモフォン・アワードを獲得。同ディスクはグラミー賞にノミネートされるなど各方面で非常に高い評価を得ている。06/07年シーズンもさらに活躍の場を広げ、カーネギーホールでのリサイタル、コンセルトヘボウ管、ロサンゼルス・フィル、フィラデルフィア管への登場に加えて、権威あるロンドン響のモーツァルト・シリーズにも招かれている。

オフィシャルHP http://www.anderszewski.net/writings/index.cfm