ojihall


Concert  コンサート情報

グザヴィエ・ドゥ・メストレ

2007年1012日(金) 19:00開演

全席指定 5,000


(c)Koichi Miura

グザヴィエ・ドゥ・メストレ(ハープ)

2006年6月、彼は颯爽と当ホールのステージに登場し、瞬時に聴衆を虜にしました。すらっと伸びた長い手足でエレガントに自由自在に黄金のハープを操り、客席を優美な別世界へと変えてしまいます。信じ難いような超絶技巧を感じさせるのは野暮と言わんばかりに、こともなげに爪弾く先から魔法のように生まれる音楽の数々。その音楽はまるで生きた絵画を見るようでハープに対する概念を真っ向から変えられてしまうもの。あなたもメストレの世界へおでかけ下さい。

プログラム

フランシスク/グランジャニー:パヴァーヌとブランル
デュセック:ハープ・ソナタ ハ短調
パリシュ=アルヴァース:セレナード Op.83
フォーレ:即興曲 変ニ長調 Op.86

********** 休憩 **********

ハチャトゥリアン:オリエンタルダンスとトッカータ
ドビュッシー/ルニエ:2つのアラベスク
ルニエ:伝説

プロフィール

(c)Koichi Miura

グザヴィエ・ドゥ・メストレ(ハープ)

9歳のときに地元トゥーロンの音楽学校でハープを学び始める。その後、パリでジャクリーヌ・ボロー、カトリーヌ・ミシェルに師事。同時にパリ政治学院、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで政治経済を学ぶ。16歳のときにパリで行なわれた国際コンクールで優勝。その後、カーディフ、ミュンヘン、ウィーン、エルサレム等、主要な国際コンクールの数々で受賞。1998年、USA国際ハープ・コンクール(ブルーミントン)において、第1位と合わせて2つの賞を受賞した。
22歳で首席指揮者ロリン・マゼール率いるバイエルン放送交響楽団のソロ・ハーピストに就任、そして3年後、熱望していたウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のソロ・ハーピストに就任した。ソリストとしての活動も活発に行ない、ザルツブルク・モーツァルテウム管、イスラエル・フィルハーモニー管、ルクセンブルク・フィルハーモニー管等数多くの一流オーケストラと共演している。2002年5月、ハープ奏者として初めてアンドレ・プレヴィン指揮/ウィーン・フィルとヒナステラのハープ協奏曲 Op.25を演奏、05年7月にはキンボウ・イシイ・エトウ指揮/N響とボアエルデューのハープ協奏曲 ハ長調を演奏した。また、数々の音楽祭からも招待を受け、シュレスヴィヒ・ホルスタイン音楽祭、ザルツブルク音楽祭、ウィーン芸術週間などで、数多くの著名な音楽家・俳優と共演している。グザヴィエ・ドゥ・メストレは確立されたハープのレパートリーを広げること、特にあまり知られていない作曲家たちの作品録音に力を入れており、デニーソフ、バウアー、フイセン、ウェングラーらの作品の世界初演を行なっている。また、ハープという楽器の発展、認識を広めることに強い思いを抱き、ハープの指導にも近年熱心に取り組んでいる。01年よりハンブルク音楽大学の教授。クラ-ヴェス・レコード、オブリガート、ハルモニア・ムンディよりリリースしたCDは批評家、専門家より好評、賞賛を得ている。